LA&Sコースの一クラスの人数規模を教えてください。
岩内先生少人数制が基本で、この先クラスの数は増えても、一クラス15人程度の学級を守ります。現在の高3のクラスも11人で仲良く高校生活を送っています。ほかのコースと比べて人数は少ないですが、多様で個性的な生徒が集まってくるのもLA&Sコースの特色の一つです。
クラスの雰囲気は、具体的にどのようなものですか?
岩内先生LA&Sコースでは、生徒主体による対話的な授業が数多く行われています。教師が一方的に教える授業が中心ではありませんので、生徒が自らの考えや意見を発信する機会が非常に多いです。もちろん自分の考えと異なる意見が出ることもありますが、 “そういった考えもある”と認め合いながら協調することを学んでいます。
単に英語力の強化に特化したコースでないということもうかがっています。
岩内先生そうです。イメージとしては、英語が得意な生徒が集まっていて、英語の勉強ばかりしていると捉えられがちなのですが、LA&Sコースがハッキリと描いているのは、グローバル社会で活躍できる“真の教養人”としての人材育成なのです。現代の国際社会にとって、英語力はコミュニケーションツールとして当然身につける必要がありますが、英語はグローバル人材になるための一つの手段であり、それ自体が目的ではないと考えています。
とはいっても、やはり英語力は必要だと思うのですが……
岩内先生それはあります。LA&Sコースでは、ネイティブスピーカーによる副担任制を導入していて、ホームルームはオールイングリッシュで行われています。英語“を”勉強することよりも、英語“で”勉強することを大切にしていて、クラブ活動なども含めて、日常的にネイティブスピーカーと関わる機会は多いです。
ちなみに、入学時の条件として、それなりの英語力が必要であることを掲げてはいますが、入学時の英語力が英検3級程度でも、カナダ留学から帰ってきてすぐ英検2級に合格し、卒業までに準1級を取得した生徒もいます。コース全員が卒業までに英検準1級を取得することをめざしています。要は“英語を使って何をするのか”“何をしたいのか”をハッキリ描いている生徒なら、想像以上に有意義な高校生活を送ることができるのがLA&Sコースなのです。