新しい制服は、生徒たちの意見を採用して決定しました。男子は学ランからブレザーに。スッキリと細めの女子のリボンにはこだわりがあります。
従来のクラス編成は『特別進学』と『総合進学』の2コース制で、どちらのコースも国公立大学受験をめざすことができるカリキュラムでした。しかし大学受験が変わり、入試スタイルも多様化するなか、生徒がめざす進路もさまざまです。そこで一人ひとりが持つ力を最大限に伸ばして、目標とする進路を選択できるように新コースを整えました。
『特別選抜SA』コースは、難関国公立大学への現役合格をめざします。3年間にわたり週3日、7時間目の授業で学習を進め、演習時間を十分に確保して理解を深めます。すでに本年度の1年生は7時間目の授業を開始しており、目標を明確にし、意識を高く持って学習する姿が見られます。朝と放課後、長期休暇中には本校の教員による受験対策授業『YGゼミ』を開講します。
『特別進学EL』コースは、難関私立大学や3教科受験型の国公立大学を目標とし、1年生のみ週3日、7時間目の授業があります。このコースは海外大学も視野に入れるので、希望者向けに放課後や長期休暇中にグローバル教育のプログラムがあります。例えばネイティブ教員やオンラインによる英会話講座、ニュージーランドの姉妹校との交流などを考えています。
『特別進学EL』コースでグローバル教育を重視するのは、国際社会で活躍する人材の育成が目的です。本校にはニュージーランドの学校と提携を結び、ターム留学や交流を行ってきた歴史があります。また、自主的に短期・長期の留学に挑戦する生徒たちのニーズもあって、留学、国際交流など国際的な視野を養う機会をより多く設けることにしました。2022年度より帰国生入試を実施して、多様な価値観や学習経験のある生徒同士が世界に視野を広げ、お互いに刺激し合う環境をめざします。