※2022年4月より「特進コース」の名称を変更し、「特進・看護医療コース」となります。
※2022年4月より「特進コース」の名称を変更し、「特進・看護医療コース」となります。
三村さん緑ヶ丘女子に入学して1年が経ち、ようやく学校に慣れてきたと思ったら、高2に進級する段階で緊急事態宣言が発令され、学校に行くことができなくなってしまいました。
粟田さん高校生としてのリズム感のようなものがつかめていた中での休校でしたから、最初はどうすればいいのかまったくわからなくて不安がありました。
三村さん基本は学校が配信してくれるオンデマンド授業で学んでいました。YouTubeで視聴できるのですが、リモートによる授業は初めての体験だったので、例えば課題の提出をどうしていいのかがわからず、クラスメートに聞いたりしていました。そんなときに役立ったのがSNSの無料電話です。直接顔を合わすことはできなくても、みんなが一つにつながっている安心感はとても大きなものがありました。
粟田さん課題の量も、1週間かけてやっと終わるかどうかといった多さだったので、「どうしよう……」と思ったことがありました。そこで考えたのが、自分で計画表をしっかり作成して日々を過ごすことでした。
三村さんそうですね。いつまでにこれをやって、次はこれをやるとか。結果的にわりと集中して勉強ができました。
三村さん休校になってしまったときは、「これからどうなるのだろう?」という不安が大きかったのは事実でした。でも、逆境を味方につけるといいますか、自分から主体的に学ぼうとする気持ちが芽生えたことは大きかったと思います。
粟田さんそうですね。コロナ禍はマイナスのイメージばかりが先行してしまうところがありますが、今まで誰も経験していないことなので、逆に知恵と工夫と、そして友達同士のつながりで成長できたことは自信になりました。
三村さん私の場合、みんなを「いくぞー!」って、誘っていくのが好きだからです。高1から庶務として生徒会に関わった理由もそこにあって、生徒のために献身的に活動する先輩方の後ろ姿にも魅力を感じていました。
粟田さん私も先輩方の姿を見ていたからです。2020年度はコロナ禍で行事運営そのものが難しくなりましたが、そうしたなかで奮闘していた先輩方の姿が今でも目に焼き付いています。私もみんなが楽しめる学校行事の運営に携わりたいと思いました。
三村さん私たちの学校は女子校なので、当然ながら男子はいません。なので、何でもかんでも女子でやるというのも、またいいんですよ。
粟田さんそこがまた魅力なんですよね。
三村さん文化祭の後の後夜祭が中止になったのは、とても残念でした。体育館で行うイベントも、ソーシャルディスタンスをとるために席を空けて行ったり、全体的に自由が利かなかったなという印象があります。
粟田さん最近の出来事でいえば、新入生を対象とするクラブ紹介も3密を避けて開催しました。苦労ということではありませんが、感染拡大防止のために、“できることは可能な限りする”という姿勢を徹底しています。
三村さんそうですね。みんなで知恵を絞り、工夫をして、学校行事の一つひとつに取り組んだという感じですね。同級生たちからは、「昨年はできたのだから今年も」ってお願いされたりしましたが、そこは「ごめんね」って謝ったり。先生方には「この形でどうですか?」と提案してみたり。「これは3密だからできない」「すいません」の繰り返しでした。
三村さん生徒会のメンバーは普段からSNSでつながっているので、気軽に意見交換ができます。「何日までに文化祭のテーマを決めたいのでお願いします!」というような感じです。
粟田さん「1が多かったので1で決定です!」ってね。誰かがメッセージを発信すると、スタンプがドドドってきたり(笑)。
三村さんコロナ禍で、みんなが集まって話し合うということはなかなかできませんが、SNSを介した新たな試みがどんどん始まっています。「逆境に強い生徒会ここにあり!」ですね。
三村さん高校入学時は英語が苦手でしたが、今では英語がとても好きになったことです。先生方の指導がとてもわかりやすく、授業も楽しいです。緑ヶ丘女子には『オンライン英会話』という授業もあり、自宅でもどこでも好きな時間に英語の授業が受けられます。
粟田さん私の場合は、計画性をもって勉強に取り組むことができるようになったことです。一つひとつ課題を見つけて、その克服に努めるという学び方の繰り返しで、成績がどんどん上がってきています。成長した自分を実感できるときがうれしいです。
三村さん軽音楽部と“おもてなしカレッジ”に入っています。
粟田さん私も“おもてなしカレッジ”の一員です。三村さんが隊長で、私が副隊長です。
三村さんもともとは、東京オリンピック・パラリンピックで訪れる訪日客に向けて、緑ヶ丘女子のある横須賀市の魅力を、英語で発信しようと結成された活動です。
粟田さん残念ながらコロナ禍で具体的な活動はできていませんが、せっかく灯った“おもてなしの火”を消してはならないと思っています。
三村さんこれから後輩になる皆さんにも、ぜひ注目してほしいクラブ活動です。
三村さん私は将来、助産師になりたいと思っています。それも国内だけじゃなく、海外に派遣されるような国際的な助産師です。そのためにもしっかりした英語力が必要になるので、これからも英語力の強化に努めていきます。
粟田さん具体的な職業までは決めていませんが、英語を使った仕事がしたいと思っています。最近は英語だけではなく、もっとほかの言語も学んでみたいと思うようになりました。なので、大学は自分の可能性を広げるために行くと決め、本格的な受験勉強に向かい始めたところです。
三村さん最初こそ“男子がいない”ということで少し違和感はありましたが、「自分たちがやらなければ」「自分たちが動かなければ」とがんばって活動していくうちに、本当の自分を見つけることができました。女子校、おススメです!
粟田さん少人数ということで生徒同士の絆が強まりますし、そもそも男子の目を気にすることがないので、のびのびできる環境が女子校のメリットだと思います。
三村さん私は緑ヶ丘女子に入って、本当の自分を見つけることができました。先生方も一人ひとりの生徒をよく見てくださり、女子校という環境の中で、自分らしくいられるところも気に入っています。
粟田さん何よりも男子の目を気にしなくていいところが魅力です。先生方との距離も近く、何でも相談できます。英語力をしっかり身につけたいと思う人にもピッタリな高校です。
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