佐藤 惟生さん(生徒会副会長/高3)
八王子高校の学園祭は高1と高2がアトラクション、高3は模擬店ができます。コロナ禍の前には『焼き鳥』や『牛たん焼き』など調理した食品が人気だったのですが、2020年と2021年は感染症対策に気を遣う必要がありました。
そこですべての食品は袋を開封せずに販売し、お金の受け渡しをする場所と食品は距離をおいて配置し、ビニールシートも使って飛沫感染を防ぎました。2020年は休校期間があったので準備期間も短かかったのですが、1人の感染者も出さず、しかも大きな赤字も出さずに学園祭を終えることができたことに感動しました。
生徒会の活動では、社会勉強をする機会がたくさんあります。エクセルやワードなどを使って資料を作り、生徒の要望を学校側に伝えるときには、きちんと伝わるような方法を工夫します。先生方にお願いをするときのマナーや態度など、社会に出ても通用するような社会常識を学んでいると思います。
八王子高校には音楽系や美術系、アスリートコースなど、さまざまな道に進む仲間がいます。美術系のクラスの人たちは、毎年の学園祭で素晴らしい装飾門を作ってくれます。生徒会組織は30人程度ですが、来場者も含めて3,000人規模で実施する学園祭や生徒総会、体育祭や球技大会を運営するとき、人と協力し合い、誰かとつながっていなければ何もできないことを学びました。将来は、自分も“誰かの役に立ちたい”という思いを実現するために、医学の道をめざします。