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進学なび

2021年6月

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NEWS & TOPICS
ハイブリッド型授業で進路実現を追求
“授業力×ICT”で
基礎学力と次代に求められる力を伸ばす

校内で開催しているICT研修(写真)を参考にしながら、教員が「学習支援アプリのどの機能をどのように活用すれば、
効率的なのか」を考え、試行錯誤を重ねながら、授業づくりのノウハウを積み重ねている。

公開日2021/7/31
入試広報部 中学入試統括 林 祐作先生<br />
「ICT機器は、教員の授業力のバージョンアップを図るツールの一つ。生徒たちには、授業や行事における活用を通して、使いこなすスキルを磨いてほしいと考えています」

入試広報部 中学入試統括 林 祐作先生
「ICT機器は、教員の授業力のバージョンアップを図るツールの一つ。生徒たちには、授業や行事における活用を通して、使いこなすスキルを磨いてほしいと考えています」

 日々の授業・講習に重点を置き、生徒一人ひとりの可能性を最大限に伸ばす進学校として存在感を増す金光八尾。国公立大学合格者における中学・高校の6年間を学ぶ生徒の占める割合は、ここ10年ほどで3倍近くに上昇しました。また、その生徒たちの約4人に1人が国公立大学に合格しています。
 こうした実績を支えているのが、教員の“授業力”です。同校では2021年度より、この授業力の強化を図るツールの一つとして、ICT機器を本格導入しました。現在、全教室にプロジェクターを設置し、一人1台のタブレット端末を活用しています。導入初年度におけるICT活用のテーマは、「授業とICTが融合したハイブリッド型授業の確立」。コロナ禍を機に、文部科学省のGIGAスクール構想に沿ってICT環境の整備を担ってきた玉里章一先生は、その意図をこう話します。
「本校を選ぶ理由として多く聞かれるものの一つが“進路実現”です。新大学入試も段階的にスタートし、その期待に応え続けていくためには、知識とともに、思考力・判断力・表現力なども培う授業スタイルを確立することが不可欠。その実践において、コミュニケーションやプレゼンテーションに優れたツールであるICT機器は大きな役割を担います」
 とはいえ、大学入試改革が段階的である現状や、コミュニケーションやプレゼンテーションを取り入れた授業を構築するためには、まず、それらに充てる時間を生み出さなければならないことを踏まえると、焦って活用の幅を広げることは、決して得策とは言えません。重要なのは、同校の強みでもある授業のクオリティや進度の維持を大前提としながら、大学入試の変化のスピードに対応した形で、着実に授業改革を推進すること。その第一歩として、現在は授業の効率化に特化しています。
「ICT活用に関する研修で知識・スキルを強化しながら、板書のデジタル化をはじめ、各教員がさまざまな活用方法にチャレンジしているところです。その中で、有益な活用方法はどんどん共有していけたらと考えています。また、教員が新しいハイブリッド型授業の構築に費やすための時間を確保するという意味においては、学習支援アプリによる課題配信・回収など、授業以外での活用も積極的に進めていく予定です」(玉里先生)

ICT教育推進部 部長 玉里 章一先生

ICT教育推進部 部長 玉里 章一先生

 また、これらと平行して目下、ICTを活用した新たなプログラムの導入に向けても準備を進めているといいます。中3のオーストラリア研修に備えて“使える英語”を身につけるべく、ALTによる英語の授業はもちろんですが、放課後英会話教室や、中2でのオンライン国際交流などのプログラムを検討中です。
 海外交流でのICT活用に目を向けるきっかけとなったのは、2020年度の夏、オーストラリア研修に向けた中2の取り組みの一環として、ビデオ会議システムを使って実施した、アジア圏の学校とのオンライン交流だったそうです。
「最初は思うように話すことができなかったものの、徐々に打ち解け、たった60分ほどの間に、何気ない会話ができるようになっていました。何より、生徒たちと同様、外国語として英語を学んでいるアジア圏の子どもたちが、とても流ちょうに話す姿は、大きな刺激になったと思います。英語をツールとして使うということは、どういうことなのかを実感する貴重な機会となりました。コロナ禍と関係なく、継続的に実施していきたいという思いがあります」(玉里先生)
 2022年度からは、一人ひとりの教員によるICT活用の実践例の中から、真に効率とクオリティ、両方の向上につながるものを分析・抽出・共有することで、進路実現のためのハイブリッド型授業を追求していくことになります。
「板書などのデジタル化により授業のテンポアップが実現しても、進度を上げることはしません。本校における進学実績向上の土台は、“基礎学力の定着”。演習にじっくり取り組むなど、今後も基礎の定着・徹底にこだわります。また学習だけではなく、行事をはじめ幅広い場面でICTを活用していきたいですね。その経験をもとに、今度は大学での学び、さらには社会での活躍を支えるツールとして使いこなしてほしいと思います」(玉里先生)

2020年の休校期間中は、オンデマンド型の「オンライン授業」と「課題郵送」の2本柱で学習をサポート。またデジタル学習ツールを導入し、生徒の自宅での学習記録の把握、生徒・保護者への連絡などに活用した。

ビデオ会議システムを使って行われたオンラインでの国際交流。日本人の大学生がファシリテーターとして参加し、会話を促してくれるので、わずか60分ほどでも自らの伸びを実感できる。

「タブレット端末は、プレゼンテーションツールとして最適だと思います」と口をそろえる玉里先生と林先生。プレゼンテーションの機会を積極的に取り入れることで、生徒たちの学びや学校生活に対するモチベーションアップを目指す。

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