「渋谷から世界へ。私の人生は私が決める」をキャッチフレーズに、2023年4月開校した渋谷女子インターナショナルスクール。その所在地は、キラキラとイルミネーションの輝く渋谷のど真ん中。神宮前交差点にある商業施設の中にあります(2025年4月、移転予定)。高卒資格を取得しつつ、英会話とSNS、動画制作のスキルを身につける通信制サポート校の学校生活について、在校生2名と講師の先生にお話を伺いました。
「渋谷から世界へ。私の人生は私が決める」をキャッチフレーズに、2023年4月開校した渋谷女子インターナショナルスクール。その所在地は、キラキラとイルミネーションの輝く渋谷のど真ん中。神宮前交差点にある商業施設の中にあります(2025年4月、移転予定)。高卒資格を取得しつつ、英会話とSNS、動画制作のスキルを身につける通信制サポート校の学校生活について、在校生2名と講師の先生にお話を伺いました。
本校は、世界に飛び出すツールとして、SNS・動画・英会話のスキルを身につける通信制サポート校です。
今は、スマホがあれば自由に世界とつながれる時代。ビジネスでもSNSの活用が当たり前です。その事実の中で「いかに遠くまで自分の発信を届けるか、しかも安心安全に」と考えた時に、SNSのリテラシーやビジネスマナーを学ぶことはとても重要です。そのニッチなニーズに応えるのが本校です。スマホとインターネットを使って外に出たい、デジタルの世界で自分を発信したいという生徒がこの学校には集まっています。基本的な高校卒業資格は通信制のカリキュラムを学び取得できます。
2023年4月に開校し、1期生(高2)は15人、2期生(高1)は25人在籍しています。なかには地方から上京し、学校提携の寮に入っている生徒もいます。本校は、ギャル雑誌『egg』を復刊させた編集長、赤荻瞳が校長ですし、全面ピンクの教室があったり、ギャルやインフルエンサー、芸能活動をする生徒もいたりするので、派手な学校と思われがちですが、そうではない生徒もたくさんいて、みんなで仲良く過ごしています。中学時代に普通の学校に通っていて、そこでは少し違和感があった、物足りなかったという子が多い印象です。
本校は英会話に力をいれているので、英語の時間が一番多いですね。私が担当しているのは、週1コマのSNSと動画の授業です。本校には将来SNSを仕事にしたい生徒や、動画制作のスキルを将来的にビジネスへ活かしたい生徒、コスメ業界やファッション業界に行きたい生徒が多いので、SNSをどのように使って仕事をもらうのか、ビジネスに活かすのかを教えています。基本的なSNSの使い方やそのリスク、マナーなどを学ぶスクールは、他にないと思います。授業では、インサイトの数字の見方や、エンゲージメント率、商品紹介動画の構成など、実際に動画を作りながら学んでいきます。「私、動画を撮れます! SNSで効果的な配信もできます!」というウリがあると、就職採用の際も有利に働くと思います。
学校への企業からの案件も多いです。例えばアパレルブランドのリールをつくるなど、女子高生の感性を生かしたクリエイティブを企業様も求めているし、生徒たちもこうした企業案件を通してビジネスマナーを身につけ、大きな学びをいただいています。
他にも、ファッションの授業では、女子高生の感性を生かしたデザインを、みんなで意見を出し合いながら作ったりしています。
ギャルの子たちは元気いっぱいで目立ちますが、そうでない人たちに対してネガティブな態度をとることは決してないし、お互いに認め合って、とても仲が良いです。1人ひとり、本当に普通の女子高生ですよ。見た目は関係ないですね。本校では、「高尾山登山」や「文化祭」、「ハロウィンパーティー」など、月に1度行事を行っています。その都度グループ活動をしたり、練習をしたりするので、どんどん打ち解けていきます。また、本校にはおとなしいお子さんもいますが、自分の意見が言えない生徒はいません。学校全体のポジティブなマインドに影響されて、良い循環が生まれていると思います。
その通りです。以前は通信制高校、ましてや通信制サポート校、というと、不登校で行き場所がないとか、マイナスなイメージを持たれる方もいらっしゃいましたが、今はあくまで学び方の一つとして選んでくる子たちが多くなりました。本校がSNSや動画、英会話を教えているのも、この先ビジネスの世界に出ていくうえで欠かせないスキルだからです。
もちろん、一生懸命勉強して優秀な大学に進学することもとても素敵なことですが、本校の生徒たちもそれぞれの夢に向かってキラキラと輝いていて、私たち教員もその姿に毎日元気をもらっています。
ちなみに、本校が提携する通信制高校には大学の指定校推薦枠がきちんとあり、指定校推薦をめざして頑張っている生徒もいます。なかには、学習塾に通いながら努力を重ね、早稲田大学や慶應義塾大学などの都内有名大学をめざしている生徒もいます。
通信制高校は、オンラインによる自宅学習とレポート提出、年に数回のスクーリングで必要単位を取得し、高校卒業資格を得る学びのスタイルです。時間を自由に使える反面、生徒が自律して学習しなければならないため、卒業率が低くなりやすい側面もあります。それを補完するのが「通信制サポート校」です。通信制高校の卒業をサポートする「塾」のような位置づけで独自の個性をもっており、その多くが通信制高校と提携して、提携校の単位を取得することで、高卒資格を得ることができます。
「私は、もともと全日制の小中高一貫の進学校に通っていたのですが、高2で本校に転入しました。高校生になったら大学受験一辺倒の授業になり、なんのために学校に行っているのかわからなくなったのです。さらに、小学生の頃からドラムをやっていて、表舞台に出てみたいと思っていたのですが、高校では芸能活動も、SNSにバンドの動画をあげることも禁止だったのです。そんなところに窮屈さを感じるようになり、家族と何度も話し合い転校を決めました。学校説明会にもたくさん行き、SNSでこの学校を見つけました。
一番引かれたのは、この学校が生徒のやりたいことを全力でサポートしてくれるところです。私は英語が大好きで、オーストラリアに留学する夢があります。この学校は英語にも特化しているし、もう私にピッタリ!と思いました。英語の授業は、前校では例文を全部暗記して文法を学ぶという感じでしたが、この学校は、一応教科書はあるのですが、基本は英会話。しかも海外の先生で、ネイティブ英語なんです。なんて言っているかわからない時もあるけれど、先生が日本語もわかるので、日本語で尋ねても英語で答えてくれたりして。そういうところが魅力的だなと思います。今は英検準1級に向け勉強を頑張っています。学校はオンライン塾をサポートしてくださいました。また、放課後に英語の時間を1時間増やしてくれて、通常の授業とは別に1対1で英検対策をしてくださっています。
将来は、漠然と「日本だけじゃ狭い!」と思っていて。外国語系の大学に進学し、留学して、海外でも活躍にできる人になりたいです。いつかはサザンオールスターズのようなメジャーなバンドになりたいですし、世界に向けて視野を広げたいです。転入時は両親からは、通信制サポート校という環境に甘えるのでは、周りに流されるのでは、と心配されましたが、今は『頑張っているね』と褒められています。やりたかったことが全部できて、大満足です!」
「私は秋田で小学校、中学校時代を過ごしました。ずっと芸能活動をしたいという夢がありましたが、秋田ではそういう活動は盛んではなくて。中2のある日、秋田の方が『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』のグランプリを獲りました。私もいつか上京して、スターになろう!と思っていた時、シブジョを知り、この学校が夢に近づくための近道になるのではないかと思いました。
うちは兄2人が地元の高校に進学していたこともあり、両親は入学を許してくれませんでした。でも『俳優になりたい、夢をかなえたい』と説得して、シブジョには女子寮もあり、安全に暮らせる環境も整っていたことから、最後は応援してくれました。
授業では、SNSの授業が好きです。俳優になるためには、撮影される側のスキルはもちろん重要ですが、同時にSNSで自分を発信する力や、動画制作を通じて「撮影する側の視点」を理解することも必要不可欠だと感じています。こうした力を身につけることで、より高いレベルの俳優をめざせるだけでなく、いずれそれが必要とされる瞬間が必ず訪れると確信しています。シブジョでの授業は、自分の夢に向かって大きなプラスになっていると感じています。メイクやスキンケアの授業もとても役立ちます。プロのモデルの先生による実践的な授業は、メイクの奥深さも感じられ、本当に面白いです。
将来は俳優になりたいです。高1で『女子高生ミスコン』のグランプリになれました。学校からくるお仕事も多く、ショート動画の撮影に出演させてもらっています。自分のSNSを始め少しずつ認知されてきて、夢に近づいている実感があります。
これから入学を考えるみなさん、1人暮らしは不安かもしれないけれど、自分だけではありません。起業、留学、インフルエンサー、俳優、自分のブランドを立ち上げたいなど、自分なりの夢をもった仲間ができてたくさん語り合えます。月1回のイベントが楽しくて青春できるし、それをきっかけに仲良くなれます。安心して挑戦してほしいと思います」
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