Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット高校受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット高校受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

卒業生教員が語る京華高等学校の魅力

高校時代の写真を懐かしそうに並べて思い出話しに盛り上がります。
京華高等学校

〒112-8612
東京都文京区白山5-6-6

TEL:03-3946-4451

学校情報 学校HP

卒業しても戻ってきたくなる学校

 1897年、「京華尋常中学校」として開校した京華高等学校は、1997年に創立100年を迎えました。長い歴史を有する学校だけに、「きょうだい」「親子」で同窓生、そして教員として母校で教鞭を執る卒業生教員もいます。今回登場する先生方3人が口をそろえたのは、「戻ってきたくなる学校」でした。

 2024年春、女子校新校舎完成とともに京華高等学校(男子校)、京華女子高等学校、そして京華商業高等学校(共学校)が一つのキャンパス内に集まり、京華学園としての新たな歴史がスタート。卒業生教員3人が母校の魅力を語ります。

OBインタビュー1

私たちの代から
インハイ出場常連校の水泳部

清野 亘 先生 清野 亘 先生
2014年度卒業
法政大学理工学部出身
理科/水泳部顧問

 水泳のクラブチームに所属していた先輩に勧められ、京華の水泳部をめざして入学しました。練習場所は辰巳にある「東京アクアティクスセンター」をメインに、「東京体育館」のプールなどを利用していました。高1の時に初めてインターハイに出場し、以降、インターハイ出場の常連校までに成長したことを誇らしく思います。秋の体育祭では、「部活動対抗リレー」が思い出です。水泳部はビート板や水鉄砲を持って走った記憶があります。現在は生徒数が増え、時間的な制約から「部活動対抗リレー」ができないのが残念です。

 水泳部には私のように、外部のクラブチームで練習する部員もいれば、部活動のなかだけで練習する部員もいます。でも、決してバラバラではなく、全員が合宿に参加しますし、試合の際は全員が一つの目標に向かって切磋琢磨しています。クラブチームで活動する部員たちは、高い意識をもって学校内で活動する部員を引っ張ってくれます。その雰囲気は私の在学時代と変わっていません。今年の1年生には強い部員が入ってきたので、彼らが頑張っていいチームを作ってくれたら、後輩たちもそれに続いてくれると期待しています。

教室に“ひとりぼっち”はいない

高校時代の清野先生 高校時代の清野先生

 進路指導のポリシーは、高1段階から高い目標を掲げて達成することです。私も高1から大学の説明会や進路イベントに参加して、大学に関する情報を得て受験準備をしてきました。高2の文理選択の頃には、なんとなくではありますが、勉強したい学問や行きたい学部について思い描くことができるようになっていました。当時はまだぼんやりとでしたが、“理系の教員”を目標としていました。

 理系クラスでは「物理」を選択。京華の理科室には物理室もあり、高校で少なくなりがちな実験観察の機会がたくさんありました。当時、理系と文系の選択割合は理系のほうが多かったように思います。現在の文理選択は半々の割合です。

 自分が大学生になって思ったことは、「先生に会いに行きたい」「部活動の様子を見に行ってみようか」などと、京華には母校へ戻りたいと思わせる雰囲気がある点です。「公立中学ではそんなふうに思わなかったのに、何が違うのだろう?」と考えると、先生方との良好な関係や、フランクに付き合える仲間がいたからだと思います。

 実際、教室の端から端まで見渡しても、“一人ぼっち”のクラスメートはいなかった気がします。一人で静かにしているクラスメートがいたとしても、行事や部活動で一緒に頑張る仲間がいました。いわゆる“硬派な男子校”というより、内気な生徒、陽気な生徒、スポーツに打ち込む生徒など、クラスには多様な生徒がいました。

 この春、京華女子も同じキャンパスになって、京華商業を含め3校合同の文化祭が秋に開催されます。生徒会による“3校合同企画”もあるようなので、今までとはちょっと違う文化祭に注目してください。

OBインタビュー2

辛い時にも頼れる仲間がいた高校時代

國廣 亮太 先生 國廣 亮太 先生
2014年度卒業生
目白大学外国語学部出身
国語科/バレーボール部顧問

 入学して最初の思い出は、出席番号の近い隣にいた清野と言葉を交わしたことです。入学してすぐのオリエンテーション合宿でも清野と同じ部屋になり、昔からの友達のように打ち解けていました。

 オリエンテーション合宿の約1ヵ月後に、宿泊を伴う体験旅行が実施されるのですが、高1の早い段階で宿泊行事が続くのは、人間関係の構築を大切に考えているからだと、教員になって実感しました。また、京華には中学からの入学生と高校からの入学生が混在しています。宿泊行事はその壁を取り払い、学校生活をスムーズにしています。 

 校訓は「ネバーダイ」。不撓不屈で諦めないという意味です。学習や学校行事、部活動、そして大学受験など、さまざまな壁にぶつかることがあっても、いい人間関係があれば、目標を諦めずに臨むことができる。辛い時でも“頼れる仲間がいる”ということです。

 私自身、教員になりたいと思って1年間浪人して大学に進学しましたが、目標を諦めることなくここまで来ることができました。高1の時に部活動をやめたのですが、その時も担任の先生は頭ごなしに否定することなく、私の気持ちを尊重してくれました。一方で、間違っている時にはちゃんと叱ってくれる先生方がいました。そうした経験をしたからこそ、大学進学後も社会人になってからも、恥ずかしい思いをすることはありませんでした。「京華での3年間があったからこそ教員になる目標をもち、人間性を育てて生徒を社会に送り出したい」と思い続けることができました。

 中2の担任を務める今年は“当たり前のことを当たり前にする”ことで、人間としての基礎を形成し、諦めない精神を養うことを心がけています。とはいえ、高校時代に「先生」と呼んでいた方から「國廣先生」と呼ばれることに最初は気恥ずかしさがあり、「そんなふうに呼ばないでください」などと言っていました(笑)。

卒業生が職場として選びたくなる母校

高校時代の國廣先生 高校時代の國廣先生

 私が担当する国語は、数学のようにはっきりとした答えが出る科目ではありませんが、クラスメートと議論し、自分なりに考えるチャンスがたくさんある科目でもあります。教員の役割は、座学だけでなく、自分の頭で考える機会をたくさん作ることだと思っています。私自身も高校時代に受けた『山月記』や『羅生門』などの授業は、もっと理解を深めたいと思えるものでした。 

 先生方がそれぞれの視点をもち、多くの物語を語ってくださいました。「そういう解釈があるのか」「そんな考え方があるのか」と思った時、作品への理解が深まり“面白い”と思う気持ちがわき起こりました。

 高校時代の思い出といえば、友人と語り合い、共に遊んだ記憶が最も印象に残っています。特別なエピソードはありませんが、いい思い出が詰まった高校生活でした。気づくと清野も私も教員として京華に戻ってきています。数学科にももう一人、同級生の教員がいます。京華で過ごす時間が一人ひとりの生徒にとって良いものだからこそ、“卒業生が職場として選びたい”と思い、先輩や後輩にも多くの卒業生教員がいるのだと思います。

OBインタビュー3

校長先生、教頭先生が揃って顧問を務めていた陸上部

髙安 弘人 先生 髙安 弘人 先生
2017年度卒業生
東北大学文学部出身
国語科/陸上部顧問

 京華の陸上部は歴史があり、私の在校中には現在の町田校長や中学の中村教頭も顧問を務めていらっしゃり、3年間お世話になりました。町田先生には合宿で足のマッサージをしていただいたこともあります。中村先生は京華の卒業生で、陸上の経験者だと伺っています。

 今は中高合わせて約30名の部員がいて、そのなかで最も人数の多い中3生が部を引っ張っています。部活動には京華単独、京華女子と京華商業の3校合同の部活動など、いろいろな組み合わせがあって多彩な活動をしています。高校時代は多感な時期なので、「男子だけで異性の目を気にせずに勉強できる環境がいい」という生徒もいますが、部活動や行事は多様な仲間と一緒に活動できる場として必要なこともあります。東北大学で学んでいた時、周りに男子校出身者が多く、「自分は中高6年間男子校で過ごした。君は高校3年間だけなんだね」なんて、変なプライドを見せられたこともありましたが(笑)、京華には多様な生徒と関わる場面があるのがいいところです。

いつも扉が開いている職員室

高校時代の髙安先生 高校時代の髙安先生

 高校時代、私は国公立大学をめざす「S特進クラス」で学んでいました。一般受験に臨む生徒が多いクラスのため、進路が決まる時期もほぼ一緒で“チーム戦”で受験に臨めた気がします。とはいえ友人と話すのは一息ついたりリラックスしたりしたい時なので、話す内容は他愛もないことでしたが、今思えばそれは大切な時間でした。

 現在は「進学クラス」の担任をしています。推薦で進路が早く決まる生徒もいれば、最後まで一般受験に挑戦する生徒もいますから、だからこそ、お互いに思いやりをもって受験期を過ごせるように気を配っています。

 高2の秋は進路選択が具体的になる時期です。一般受験に挑戦するのか、それ以外の受験を選ぶのか迷う時期でもあります。先日も一般受験か総合型選抜かで迷う生徒と面談をしたのですが、どちらを選ぶにしても対応できるように、基礎学力をつけておくようアドバイスをしました。

 私が文学部を選んだのは、古典の先生の影響です。授業で語られた平安時代の様子はとても興味深く、民衆のなかで語り継がれてきた物語に興味をもちました。そのため大学の卒業論文は『御伽草子』をテーマにしました。男子はなかなか古典作品に興味をもってくれないのですが、私のように先生のおかげで高校時代に古典へ興味をもつ人間もいます。そうした興味・関心をかき立てる授業をするのが目標です。

 私の祖母と父が京華商業の卒業生で、祖父は京華高校の出身です。実は京華の学校説明会に参加した際に初めて、家族に京華の卒業生がいることを知り、そこからお世話になった先生のこと、浦和グラウンドのこと、校舎のことなど色々話を聞きました。

 卒業生教員がたくさんいる職員室は、常に扉が開いています。教員になって初めて、先生方がどんな苦労をされていたのかを実感しています。そこで言えるのは、生徒の話をとことん聞くのが京華高校だということ。“些細なことでも放置するのが一番いけない”という精神で、先生方は生徒と接してこられたのだと思います。長い歴史のなかで培われてきた京華の教育そのものが、私の“頼もしい先輩”です。

清野先生と國廣先生は、入試広報部主任の池本先生(写真右)が担任の生徒でした。髙安先生は陸上部顧問としての池本先生にお世話になりました。清野先生と國廣先生は、入試広報部主任の池本先生(写真右)が担任の生徒でした。
髙安先生は陸上部顧問としての池本先生にお世話になりました。

学校情報

男子校
京華高等学校

〒112-8612
東京都文京区白山5-6-6

TEL:03-3946-4451

イベント申込 ネット出願
学校情報 学校HP

進学なび掲載情報

この学校の掲載記事をピックアップしました。

2024年春、女子校新校舎完成とともに京華高等学校(男子校)、京華女子高等学校、そして京華商業高等学校(共学校)が一つの...

この記事を見る

生徒の約3分の1が高入生の同校は高入生と中入生の仲が良く、男子校らしいのびのびとした雰囲気のなかで好きなことに打ち込める...

この記事を見る
卒業生教員が語る京華高等学校の魅力インタビュー&メッセージ

2024年春、女子校新校舎完成とともに京華高等学校(男子校)、京華女子高等学校、そして京華商業高等学校(共学校)が一つの...

この記事を見る
“自主性”と“考える力・生きる力”を育みながら個性豊かな教員が大学進学をしっかりサポートインタビュー&メッセージ

生徒の約3分の1が高入生の同校は高入生と中入生の仲が良く、男子校らしいのびのびとした雰囲気のなかで好きなことに打ち込める...

この記事を見る
ページトップ