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強化指定クラブに所属しながら
希望進路をかなえた卒業生にインタビュー

国本女子高等学校

〒157-0067
東京都世田谷区喜多見8-15-33

TEL:03-3416-4722

学校情報 学校HP

とにかく充実して楽しかった高校生活

 国本女子高等学校は、今年で開校80年を迎えます。同じキャンパス内に幼稚園、小学校、中学校があり、帰宅する園児たちを温かく見守る高校生の姿が印象的です。

 放課後は高校生たちがそれぞれの活動に熱中する時間。強化指定クラブであるソフトテニス部、吹奏楽部、バスケットボール部は全国をめざし、受験生からも熱い視線が向けられています。

 今回、母校に戻ってきたのは3つの強化指定クラブで活躍した先輩たちです。

 大学3年生の佐藤梨乃さんはソフトテニス部の副部長を務め、大学でもテニスを続けています。

 今年大学1年生になった木下百花さんはバスケットボール部、同級生の榎本恵美さんは吹奏楽部でトロンボーンを担当していました。2人は高1の3学期からコロナ禍の影響を受け、試合や演奏会の中止、休校などの困難を乗り越えながら、この春、大学進学を果たしました。

 3人が共通しているのは「高校時代はとにかく充実していて楽しかった!」という思いです。「皆さんが女子校にもつイメージを、いい意味で裏切ってくれる女子校」と話す3人がスクールライフを語ってくれました。

部活動に熱中した高校生活は
充実していました!

佐藤梨乃さん 青山学院大学 法学部3年生 佐藤梨乃さん
青山学院大学 法学部3年生

 小学生の頃から国本学園でテニスの指導を受けていた私にとって、国本女子高等学校のソフトテニス部は馴染みのある場所でした。小学校、中学校からのテニス経験者が多く、ソフトテニス部をめざして国本女子を受験する人も多くいる強化指定クラブです。私は2年生のとき、副部長として部長をサポートしました。テニス歴が長いので、お手本となるようなプレーを心がけていて、私と同じネットプレイヤー(前衛)を集めて練習をすることもありました。

 高校時代の戦績は、2年生のときインターハイに出場し、同じ年の冬に出場した『全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会』の試合では、個人でベスト16に入賞しました。私が3年生になったときの部員は24人で、全員がレギュラーになれるわけではありません。レギュラー決めは部員に任されていたので、みんなが納得できるような選出方法を工夫するなど、主体性をもった部活動運営を意識していました。厳しい部分もあったけれど、振り返ってみれば部活動があったからこそ、充実した楽しい高校生活だったと思います。

 部活動以外で印象的だったのは、修学旅行で訪れた沖縄の民泊です。東京生まれ東京育ちの私にとって、沖縄の澄んだ空気はとても印象的でしたし、年配の方々が話す方言や、のんびりとした生活スタイルも新鮮でした。3年生のときは文化祭が通常開催できた年なので、学年のみんなで企画を考え、飲食を提供するお店をやりました。私のクラスはダンボールで自動販売機を作って飲料を販売するアイディアを出しました。段ボールの後ろに人がいて、ボタンを押すとドリンクが出てくる仕掛けで、子どもたちがとても喜んでくれたことを覚えています。

 大学に進学してもテニスを続けたくて、テニスの強い青山学院大学を受験しました。でも入学してすぐに休校となり、リモート授業が続くなか友達探しもTwitterを介しての状況でした。青山キャンパスでの対面授業が通常に戻ったのは、3年生になってからです。私の大学生活は、やっとスタートしたばかりです。

 今、興味があるのはエンタメの世界で、特にYouTubeのマネジメント分野です。自分が演者になるというよりも、ビジネスとしてのYouTubeに注目しています。今後、YouTubeというメディアがどうなるのかわかりませんが、様子を見ながらの就活が今、始まっています。

テニスコートにて。ナイター設備があるので、冬でも18時過ぎまで練習していました。テニスコートにて。ナイター設備があるので、
冬でも18時過ぎまで練習していました。

主体性を育ててくれた吹奏楽部は歌って踊れる部活です

榎本恵美さん 玉川大学 芸術学部1年生 榎本恵美さん
玉川大学 芸術学部1年生

 国本女子の吹奏楽部は座奏だけではありません。譜面をすべて覚えたうえで振り付けも覚え、パフォーマンスをしながら演奏するスタイルです。マーチングよりもしっかりと踊り、観客とコールアンドレスポンス(音楽における掛け合い)をすることもあります。歌って踊れる、エンターテインメント形式の吹奏楽部です。

 このスタイルは、代々先輩方から受け継いでいる伝統です。観客をのせるテクニックや振り付け、動作など、先生の指導も仰ぎながらの演奏です。入部したての頃はうまく踊れないのが当たり前で、足さばきがおぼつかない人もたくさんいます。でも、先輩がマンツーマンで教えてくださったり、同級生同士でも教え合ったり、昼休みの時間を惜しんで練習しながらできるようになっていきます。

 私が国本女子を選んだ理由は、この吹奏楽部でパフォーマンスを経験したかったからです。2021年度は、『東京都高等学校吹奏楽コンクール』A組で金賞を受賞しましたが、私が最も力を入れていたのは、『全国ポピュラーステージ吹奏楽コンクール』の全国大会です。この舞台は必ずしもパフォーマンスは要求されませんが、私たちがめざしたのは、会場のお客さまに楽しんでいただくことでした。当日は観客だけでなく審査員の方々も一緒に踊ってくださったので、賞としては優秀賞でしたが、全力を尽くすことができた大会でした。

 吹奏楽部の最後の演奏は、3月に行われる定期演奏会です。ここには卒業式を終えた3年生も参加します。みんな受験勉強と部活動を上手に両立させながら志望校合格を果たしています。

 副部長を務めた私が苦労したのは、みんなの意見を聞き、人と人の間に立って調整しながら部活動を運営することでした。人前で話をする機会が多く、気がついたら部を代表して自分の意見を述べることや、みんなの意見をまとめて人に伝わる話し方ができるようになっていました。

 大学では演劇・舞踊学科を専攻していて、主に舞台芸術について学んでいます。大学受験の際に先生の個人レッスンを受けたとき、宝塚の楽曲を取りあげてくださったことが、舞台やミュージカルに興味をもつきっかけになりました。今は戯曲を研究する授業がとても興味深いです。作品中のセリフを研究するだけでなく、その戯曲が書かれた時代背景や社会情勢まで学んで、作者が伝えたかったことを考える授業です。舞台芸術とは、演じる側が知っておくべきことはもちろん、観客の立場でも知っておいたほうが深く楽しめることがあると知りました。

 演劇・舞踊学科を卒業した人は、パフォーマーになる人もいれば、大道具などの裏方になる人もいます。あるいは、芸術を研究して論文を書く人もいれば、演出家や劇作家になる人もいます。私自身は裏方に興味があったのですが、いろいろな授業を受けるうちに演出家にも興味がわいてきました。コロナ禍を経て大学生になった今、さまざまなことに挑戦したいと希望を膨らませています。

この日の吹奏楽部はパート練習をしていました。
吹奏楽部の伝統であるジャンパーを、顧問の先生にお借りしました。

コロナ禍で制限が多かったけれど
何にでも全力で取り組んだ高校時代でした

木下百花さん 東海大学 体育学部 1年生 木下百花さん
東海大学 体育学部 1年生

 歴史のある国本女子バスケットボール部は、全国大会を目標に日々練習しています。在学中に最も印象的だったのは、ベスト8の成績で先輩からバトンを引き継いだインターハイ予選です。途中、私たちの代で負けてしまいベスト16になってしまいました。そこから必死で戦ってベスト8まであがって出場したことが、自分のなかに強く残っています。

 バスケ部のポリシーは、「コートに立つ5人全員でプレーする」こと。強い1人が突っ走るのではなく、5人全員がゴールまでつないでいくスタイルです。休校中は1人ひとりが「今、できること」を考えて、筋トレやランニングに取り組んでいました。休校が明けて皆と再会できたとき、熱心に川辺を走っていた部員が日焼けしていたほどです。

 リモート授業にはアクシデントもたくさんありました。リモートでの参加方法がわからなくて、ずっとミュートで話している人がいたり(笑)。でも、そんなことで笑い合えたからこそ救われた部分もたくさんあります。何よりも画面を通して見る先生の表情が明るくて、皆で楽しくコロナ禍を乗り越えることができました。

 進路選びについては、今まで取り組んできたスポーツを活かし、人のためになる仕事がしたいと思い、いろいろ調べて決めました。スポーツマネジメント学科はたくさんあったけれど、東海大学体育学部は、スポーツとレジャーのマネジメントを学べる学部です。スポーツとレジャーの共通点は、人に幸福感を与えることにあります。人を幸せにするための裏方がスポーツマネジメントだと知って興味をもちました。

 入学試験には英語と小論文、面接、そして実技がありました。小論文対策は担任の先生や国語科の先生に大変お世話になりました。英語は毎朝、マンツーマン指導をしていただきました。バスケ部の引退は11月だったので、朝練が終わってからの英語学習でした。

 大学生になってスポーツマネジメントを学んでいくなか、いろいろな立場でスポーツを支えている人の存在を知って驚きました。3年生のときに東京オリンピック・パラリンピックが開催されましたが、改めてコロナ禍での開催がいかに大変だったかと思います。オリンピックでは女子バスケットボール日本代表が大活躍していて私も一生懸命見ていたのですが、その背景やいろいろな人の工夫を学んでみると、まず大会が開催できたことそのものが素晴らしいことだと思います。

 コロナ禍の影響を強く受けた学校生活でしたが、「それでも楽しかった!」と言える3年間でした。みんなが自分らしさを全開にして、やりたいことが思い切りできる環境でした。球技大会ではバレーボール、フットサル、ドッジボールをやるのですが、勝ったチームは先生チームと対戦します。バレーボールの先生チームは全員男性ですが、そんなチームに勝った先輩方もいるほど皆が真剣でした。開催できなかった行事もありましたが、常に全力で取り組んでいました。「国本女子ってどんな高校?」と誰かに聞かれたら、「どんなことでも全力でできる学校!」と答えると思います。

赤のユニフォームを着た後輩たちが練習する体育館にて。赤のユニフォームを着た後輩たちが練習する体育館にて。

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女子校
国本女子高等学校

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