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東大、一橋大、東北大、名古屋大など
生徒を第一志望の難関大学へ

京華高等学校

〒112-8612
東京都文京区白山5-6-6

TEL:03-3946-4451

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3コースそれぞれの先生が語る
国語・数学・英語の指導方針

「天下の英才を得て之を教育す」を建学の精神に、1897年に創立された同校。明治から大正、昭和、平成、令和と5つの時代を超えて男子教育に力を注ぎ、次代を担う人材を育成し続けています。

 2022年には名古屋大学や東北大学をはじめとする国公立大学に計18名が、早慶上理に計17名が、GMARCHに計97名が合格を果たしました。こうした合格実績の背景には、『ネバー・ダイ(決して、あきらめない)』の精神と、一人ひとりが思い描く未来を実現できるように設定された3コース制教育プログラムの存在があります。

 その3コースは、東京大学をはじめとする難関国公立大学をめざす『S特進(以下、S特)』、難関私立大学をめざす『特進』、有名私立大学をめざす『進学』です。2年次以降は3コースとも『文系』と「理系』に分かれます。それぞれのコースで生徒たちを指導する3名の先生にお話を伺いました。

自分の考えを他者と共有する大切さを

野村悠太先生(国語科) 野村悠太先生(国語科)

 野村悠太先生(国語科)は現在、併設校である京華中学校の中1学年主任を務めるとともに、『S特』の高1生に国語を教えています。2020年には『特進文系コース』で学ぶ高3生の担任として生徒たちの受験指導に力を注ぎました。2020年は大学入学共通テストが初めて導入されるとともに、AO入試が総合型選抜入試に改称された年でもあります。この年、同校からは一橋大学や筑波大学など国公立大学に計25名が合格(大学校を含む)。難関私立大学では早稲田大・慶應義塾大・東京理科大に計21名が合格しています。

「私が担当した『特進文系コース』では、多くの生徒がGMARCH以上の難関私立大学をめざします。国立志望者は『S特』と『特進理系』コースに多いですね。ここ数年、入試に総合型選抜を導入する国公立大学が増えてきました。本校では、この入試形式を採用している国公立大学を志望する生徒には、一般選抜だけでなく総合型選抜も視野に入れてもらい、教員が一丸となってそのための受験指導に努めています。なかでも国語科では、国公立大学2次試験の記述式問題や、担任と連携をとり総合型選抜・学校推薦型選抜の小論文の対策を行っています。

 本校の国語科の授業における基本方針は、まずは知識をインプットし、その知識をもとに自分の考えをしっかりと構築し、それを文章にまとめたり人前で発表したりするアウトプットまで行うことです。この流れを循環させます。知識がないと内容に深みが出ませんし、常にアウトプットしておかないと、表現力や文章力が定着しないからです。また、知識をインプットして考える作業は、文章の読解においても大きく役立ちます。そこで国語の授業ではディベートを行うほか、生徒にビブリオバトルへの参加も促しています」

 ビブリオバトルとは、ゲーム感覚を取り入れた新しいスタイルの書評合戦。参加者が気に入った本の魅力を5分間でプレゼンテーションして、それを聞いた生徒たちがどの本を最も読みたくなったかで勝敗を競います。

「ディベートでは相手の話を聞きながら論点を整理し対案を述べる必要があり、ビブリオバトルでは生徒の前に立って内容のポイントを自分の言葉で発表するので、どちらも表現力が鍛えられます。

 私が国語の授業を通して伝えたいのは、こうした自分の頭で考え、その考えを他者と共有することの大切さです。そのため、授業では問題を解かせて正解を導き出した後、それ以外の答えがなぜ正解ではないのかを3人1組で話し合ってもらい、その結果を発表させています」

野村先生は野球部の顧問も務め、2019年に東京大学に合格した部員の指導にあたっていました。

「彼には『絶対に部活動を辞めないように』と言い聞かせていました。部活動で培った忍耐力や時間の管理能力は必ず大学受験に活かされるからです。その代わりに勉強時間を確保できるよう、練習時間の調整を図りました。その結果、東大に行くという初志を貫徹できたのです。部活動に真剣に取り組んでいる生徒ほど伸びしろがあり、その多くが彼のように第一志望である国公立大学や難関私立大学の合格を勝ち取っています」

切磋琢磨で合格を勝ち取る

猪俣崇生先生(数学科) 猪俣崇生先生(数学科)

 猪俣崇生先生(数学科)は『S特』の高1生の担任であり、高1の学年主任も務めています。4年前には『S特』高3生の担任として、多くの生徒を旧帝大をはじめとする国公立大学に送り出しました。

「当時は、国公立大学を一般選抜で受験することを基本姿勢としていました。もちろん、現在の総合型選抜にあたる当時のAO入試で受験したいという生徒に対しても、全力でサポートをしていました。九州大学に進学した生徒は総合型選抜では合格がかないませんでしたが、一般選抜で合格を手にしています。彼には入学当初から将来への明確な目標があり、九州大学で学ぶことにこだわっていました。次年度より、彼は東京大学の大学院に進学して、その目標に向かって勉学に励むことになっています。彼や東大に合格した野球部の生徒のように高い志を抱き、自分を信じて突き進んでいった生徒は、第一志望の国公立大学に合格を果たしているように思います。

 これからは国公立大学の大半が総合型選抜を導入していくので、私が今教えている『S特』の1年生が3年生になった時には、総合型選抜に向けた受験指導にも力を入れていきます。
 何よりも『S特』の生徒には、国公立志望に対して、決してあきらめない姿勢を貫いてほしいと思っています。

 国公立受験で一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜のいずれを選択するにせよ、途中であきらめることなく最後まで幅広い教科を学んで合格を手にしてほしいと思います。そこで得た成功体験は、将来にわたって大きな自信と努力の証になるからです」

 中1の頃から数学が好きで、大学でも数学を専攻したという猪俣先生は、数学の大切さを次のように力説します。

「どの入試スタイルで受験するにしても、数学の学習は必要です。総合型選抜や学校推薦型選抜においても共通テストの成績が合否の判定に使用されるからです。また、論理的な思考力を身につける意味でも数学を学ぶことは重要です。そのために私は授業を通して、考えることの楽しさを伝えたいと思っています。そして、さまざまな考え方を受け入れる心を養ってほしいと思います」

 また猪俣先生は、最後の最後まで第一志望にこだわり抜くために、仲間の存在が不可欠だと言います。

「大学受験は団体戦です。放課後も教室に残ってわからないところを教え合ったり、黒板に式を書いて一緒に問題を解き合ったりしていた生徒たちは皆、大学受験で結果を残しました。私は授業の中でも、グループで問題を解かせる学び合いや切磋琢磨を大切にしています」

英語を学ぶことで努力の尊さを知る

青島和也先生(英語科) 青島和也先生(英語科)

 青島和也先生(英語科)は『特進コース』の高1生の担任を務めています。昨年までは併設の京華中学校で英語を教えていました。

「英語は文系でも理系でも大学受験で大きなウェートを占めます。そして、入試で求められる力も大きく変化しています。かつての大学入学センター試験ではリスニングとリーディングの配点が50点:200点でしたが、 現在の共通テストでは100点:100点と同比率になりました。

 リスニングでもリーディングでも、大量の英文を正確かつスピーディーに把握する力が求められます。本校は伝統的にリスニングやリーディングをしっかり伸ばせるように、文法の学習を大切にしているので、共通テストでも生徒は力を発揮できるはずです」

 青島先生は高校時代、当初から英語が好きで、英語に自信をもっていたと振り返ります。ところが高1の時、サッカー部でオーストラリアへ遠征試合に行ったところ、サッカーだけでなく、得意だと思っていた英語まで通用しなかったことに衝撃を受けたそうです。この経験が英語を真剣に学ぼうというモチベーションになったと語ります。

「英語では、単語や文法を一つひとつ確実に覚えていくという地道な作業も必要です。しかも、英語の勉強に即効性のある方法はありません。長い時間をかけて勉強しないと成果が現れないものなのです。しかし、頑張って膨大な量の単語を覚え、高度な文法を使いこなせるようになれば、英語の表現力は格段に豊かになって、英語圏の人々と日常会話のレベルを超えた深い内容の話し合いが可能となり、絆をいっそう強めることができるのです。生徒にはこうしたメリットに気づいてほしいと思っています。

 さらに、英語を学ぶことで、努力の尊さを知ることもできます。私は授業を通して、このことを生徒に伝えたいと思っています。たとえば、テレビなどで英語を流暢に話す日本人の姿を見て『かっこいいな』と思う生徒は多いはずです。その憧れはもちろん大切ですが、こうしてスマートに英語を話せる人は、陰で並々ならぬ努力を重ねてきたことを知っておいいてほしいのです。

 また、海外に留学するだけで英語の力が伸びていくと思っている生徒もいますが、そうではないと私は考えています。日本語が通じない環境下で、さまざまな困難を乗り越えた結果、本物の英語力が身につくのです。社会に出れば大きな壁が次々と立ちはだかります。英語の勉強を積み重ねた経験と、そこから得た自信があれば、その壁に立ち向かうことができるはずです」

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