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新しい価値を生み出す
データサイエンスコースが2024年の春に誕生

聖徳学園高等学校

〒180-8601
東京都武蔵野市境南町2-11-8

TEL:0422-31-5121

学校情報 学校HP

「正解のない問い」にチャレンジする心を育むため、最先端の教育を実践する聖徳学園高等学校。1人1台のタブレット端末が使用できる環境を整え、教科横断型のSTEAMやSDGsに取り組む課題解決型の授業を用意しています。そんな同校が、2024年に新コースを開設。次世代に向け、これまでの学びをさらに発展させたデータサイエンスコースです。

 データサイエンスとは、数学や統計学などの理論、プログラミングなどのテクノロジーを活用して膨大なデータの分析・解析を行い、新しい価値を導き出す学問です。データサイエンスコースの特色について、学校改革本部長の品田健先生と、データサイエンス推進室長・情報科主任のドゥラゴ英理花先生にお話を伺いました。

探究心や知識にあふれた生徒を育てる

学校改革本部長/品田健先生学校改革本部長
品田健先生

「データサイエンスの目的は、膨大なデータを課題解決やビジネスに活かし、新しい価値を生み出すことです。この知識とスキルをもった人材が今後ますます求められるため、大学でもデータサイエンスに関する学部・学科が次々に設置されています。そこで本校の伊藤正徳校長が社会の要請に応え、未来に活躍できる人材を育成するため、数年前から同コースを開設するヴィジョンを抱いていました」

 そう語る品田先生は、2017年より聖徳学園の学校改革本部長に就任し、STEAM教育の開発を担当してきました。NPO法人iTeachers Academyの理事として、ICT活用をベースとする次世代教育に取り組める教員養成の支援もしています。

 一方、ドゥラゴ先生は大学や大学院でデータサイエンスや国際教育などの授業を担当してきました。その経験からデータサイエンスコースについて、ドゥラゴ先生は次のように話します。

「データは『21世紀の石油』と言われるほど、人類にとって大切な資源です。そう考えると、データサイエンスなしではこれからの社会は成り立ちません。その価値は、ますます高まってくることが予想されます。

データサイエンス推進室長・情報科主任/ドゥラゴ英理花先生データサイエンス推進室長・情報科主任
ドゥラゴ英理花先生

 データサイエンスコースでは、その知識やスキルを身につけられるデータサイエンスという授業を設け、膨大なデータを読み解く力を育むとともに、批判的思考力も鍛えていきます。そのため、国際的な教育プログラムである国際バカロレア(IB)のカリキュラムを基礎とした、文理融合型のデータサイエンスコースのカリキュラムを用意しています。

 IBはリベラレルアーツ型の教育によって、探究心や知識にあふれた若者の育成をめざしています。そのためデータサイエンスコースでは、各教科の授業で幅広い知識を養いながら、教科の枠を越えた探究活動に取り組みたいと考えています。また、IBを基礎とするこのカリキュラムでは、英語教育にも力を注ぎます。グローバル社会で活躍するには英語の文献を読んだり、英語で論文を書いたりする力が必要になるからです。そこで、生徒がいくつかの授業を英語で受け、そのなかでデータを活用した探究活動に励むといった主体的な学びを実践したいと考えています」

企業へのインターンシップも

 ドゥラゴ先生がデータサイエンスコースで実践しようと考えているものの1つとして『グローバル・シチズンシップ教育』が挙げられます。

「現在、本校では『総合的な探究の時間』を使ってSDGsに取り組む授業を行っています。17の開発目標を指針として、自分が選んだ国や地域の現状を調査し、その解決策を考えて実行する授業です。教員も生徒も熱意をもって取り組んでいますが、開発において問題を抱えていると思っていた国が、よく調べてみると現状はそうではなかったというケースが多々あります。

 たとえば、アフリカ諸国というと、砂漠や土壁の家をイメージしがちですが、グーグルアースで見ると都市部にはビルが建ち並び、道路が舗装され、ホテルも病院もあることがわかります。そこで『グローバル・シチズンシップ教育』では、このSDGsの授業とデータサイエンスの授業をコラボレーションし、科学的な根拠に基づいた解決策を導き出していきます」

 また、すでに「情報Ⅰ」でも授業のなかで、ドゥラゴ先生が統計のためのプログラミングも教えているそうです。データサイエンスコースでは、アプリの開発にも挑戦できるといいます。さらに夏休みなどを活用して、生徒が企業へインターンシップに参加することも検討中です。

「生徒一人ひとりが3年間を通じて探究したいテーマを決めます。そのテーマにふさわしい企業に赴いて仕事を経験するのです。IT系の企業からベンチャー企業、また、ほかの多くの職種でデータサイエンスは活用されています。こうした現場を体験することで、データサイエンスの知識や理解を深めるとともに、強い刺激を受けて将来、社会に貢献するモチベーションを高めてほしいと思います」

 そして高3では、学んだこと、体験したことを糧に卒業研究に取り組んでいきます。

CEFR(セファール)B2・英検準1級レベルの英語力を身につける

 同校のSDGsの授業は、JICAや大使館職員の協力のもとに行われています。また、併設の中学校では伊藤手帳(株)という企業とのコラボレーションにより、地域貢献活動に役立つ手帳づくりが進行中です。品田先生は、こうした企業の経営者や社員、研究者、JICAの職員、大使館員を招いた授業も数多く行っていきたいと話します。

「たとえば、探究活動の中間発表会で企業の方にも出席していただき、『これではプロジェクトが成立しません』という厳しい指摘を受けることも、生徒にとっては有意義な経験になると思います。
 また、本校にはアメリカやフィリピン、カンボジア、台湾、ベトナム、マルタ、ルワンダなどへの国際研修旅行があります。今後は、それら以外にも探究テーマに沿った国への研修旅行も用意できたらと思っています」(品田先生)

 最後にドゥラゴ先生は、データサイエンスコースの可能性について話します。

「IBを基礎としたカリキュラムで身につけた高度な英語力は、大学入試にも役立ちます。できれば生徒には英検準1級レベルの英語力を身につけてほしいと思います。準1級は、外国語の習熟度や運用能力を評価する国際基準の指標であるCEFR(セファール)やB2のレベルです。この力があれば、将来、国際社会で活躍できることはもちろんのこと、難関私立大学の受験にも有利となります。論文やエッセイを英語で書けるようになるため、海外大学への進学の道も開かれます。

 データサイエンスコースの最大の特色は、何かひとつのことをやり遂げる点を重視するところです。そのため、自分の興味・関心や得意分野をデータサイエンスの知識やスキルでさらに深め、磨き上げることができます。
 ぜひ、データサイエンスコースに入学し、データサイエンスを自分の新しい力にして、グローバル社会の担い手になってほしいと思います」

『データサイエンス』の授業の様子 『データサイエンス』の授業の様子
プレゼンテーションの様子 プレゼンテーションの様子

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