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私立中高進学通信

2021年9月号

私学だからできるオリジナル教育

神田女学園中学校

オールイングリッシュでの
美術の授業がスタート!

世界に目を向け、第二外国語が必修となる多言語教育を推進する同校。今年度から美術、総合の授業でオールイングリッシュの授業がスタートしました。
中2の美術の授業で生徒たちに英語で話しかける花輪先生。

中2の美術の授業で生徒たちに英語で話しかける花輪先生。

美術で楽しみながら
英語の壁を取り払う

「深い知識と広い教養を身につけた品格ある個人」を育成する「革新的女子教育」を掲げる同校。多様な世界で文化の異なる人々と相互理解を深めていくためには、世界の共通言語のひとつ「英語で伝える力」が重要です。さらに多言語を操るマルチリンガルとなれば、人生の大きなアドバンテージを手に入れることになります。少人数・習熟度別のオールイングリッシュ授業など充実した英語教育に加え、第二外国語を習得するトリリンガル教育を実践する同校で、今年度から美術と総合の授業でもオールイングリッシュの授業が始まりました。

「英語の基礎学力をつけることはもちろん必要ですが、実際に世界の人々とコミュニケーションを図るための『使える英語』は、ペーパーテストの成績とは別のものです。発音に耳を慣らすことや言葉が自然と口をついて出てくるような感覚を身につけるためには、英語が当たり前の環境に身を置くことが大切です」と話すのは、ニューヨークで現代アートを学び、自身もバイリンガルである芸術科の花輪紗耶先生。中学での3年間は英語習得の初歩として大事な時期と話します。

「美術の授業をオールイングリッシュにすることで、生徒が勉強と構えることなく、楽しみながら英語に接する機会を増やすことができます。中学で英語に初めて触れる生徒もいますが、英語への拒否反応や壁ができないように、英語が使われる環境に心地よくなじんでもらうことを意識しています」

生活で身についた
英語は忘れない

 英語の授業に美術、総合が加わり、一週間でオールイングリッシュの授業は、中1で10コマ、中2で14コマ、中3で17コマにもなります。そして英語が自然にあるという環境づくりは、授業だけでありません。

「ネイティブまたはバイリンガルの教員が、中学のクラス担任・副担任のいずれかを担っています。ネイティブ教員が担任のクラスでは、ホームルームもオールイングリッシュです。言葉だけでなく、表情や声のトーンなど、日々の会話で生の英語に触れてつかんだ感覚は、定着して忘れないものです」

 英語を習慣づけると同時に美術の授業では、海外の思考法を生徒たちが吸収していくことにも力を入れています。

「生徒たちにはクリティカルシンキング(批評的思考)を育んでほしいと考えています。たとえば、お互いの絵を見て批評し合う行為ですが、それは欠点をあげつらうことではありません。客観的に物事を観察して、しっかりコメントを言えるようになることで、相手の弱いところを助ける意味があります。平等でありながらも、一人ひとりが個として立つ自律した人間へ成長する――英語を単に道具として使うだけでなく、海外的なものの考え方も身につけてほしいと思います」

将来を見据え
デザイン力を磨く

「中学の美術は、自分の名前のレタリング制作から始めます。絵でも習字でもないデザインの学びです。小学校の図画工作ではあまり扱わない分野ですが、デザインは絵を描くことが苦手でも、ルールに則れば上手に作品を作ることができます。
 人のために作られているものは、すべてがデザインされています。使い手や作り手の視点からものを客観的に観察してクリティカルシンキングをすることで、良し悪しなどの気づきがあります。デザインの意味は広義ですが、その一つが人のために何かを考えるということ。生徒たちが将来社会へ出たときに、そこがどんな場所であれ、女性として人のためにものを考え、作ることができるデザイン力が求められるケースが多いと思います。英語同様、中学時代に自分の引き出しの一つとして備えてほしい力です」(花輪先生)

この日の授業では、神田消防署から依頼された啓蒙ポスターの制作に取り組んでいました。中1で学んだレタリングが活かされます。この日の授業では、神田消防署から依頼された啓蒙ポスターの制作に取り組んでいました。中1で学んだレタリングが活かされます。
ポスターを実際に見る人の視点から考えることで、外国人にも理解できる英語での標語をデザイン化した生徒も大勢いました。ポスターを実際に見る人の視点から考えることで、外国人にも理解できる英語での標語をデザイン化した生徒も大勢いました。
中3からはトリリンガル教育

 母語(日本語)、英語に加え、「教養としての第二外国語」を学習するトリリンガル教育にも力を入れている同校。中3からはフランス語、中国語、韓国語のいずれかを選択し、ネイティブ教員による授業を受講することで、語学力はもちろん、英語圏だけにとどまらないグローバルな視点が養われます。

 相手を理解して、自分の考えを自分の言葉で伝える母語での「言語運用能力」、基礎学力とコミュニケーション力双方での英語力を中1・中2から磨いたうえで、母語・英語以外の第3の言語を中高生の段階で習得することで、生徒たちの人生におけるキャリア選択の幅がいっそう広がることをめざしています。

カルトン先生による中3フランス語の授業。フランスの文化、歴史、ファッションも知ることができます。カルトン先生による中3フランス語の授業。フランスの文化、歴史、ファッションも知ることができます。
梁先生の韓国語の授業では、ハングルの読み書きや日常表現を学びます。留学を希望する生徒のために検定試験対策も用意。りゃん先生の韓国語の授業では、ハングルの読み書きや日常表現を学びます。留学を希望する生徒のために検定試験対策も用意。
中国語の孫先生は7カ国語を操るマルチリンガル。授業では、単語や日常会話の表現などを繰り返し音読していました。中国語のそん先生は7カ国語を操るマルチリンガル。授業では、単語や日常会話の表現などを繰り返し音読していました。
先生から一言
生徒同士の教え合い、学び合いで英語力は高まります
芸術科/花輪紗耶先生芸術科/花輪紗耶先生

 生徒によって英語の習熟度に差があるため、オールイングリッシュ初年度の今年は英語で話しかけた後、日本語での補足も入れています。私が説明するまでもなく、生徒同士が教え合い、学び合う空間になることが目標です。実際に生徒間のコミュニケーションが英語力向上にいちばんつながっていると感じています。

 本校の生徒は、英語や外国人に身構えることがありません。また、ネイティブの先生方の影響があると思いますが、友達にあだ名をつけることなく、名前で呼び合います。お互いの名前を大切にしているところは見ていて気持ちが良く、帰国生や外国籍生も多いためインターナショナルスクールに近い雰囲気もあります。今後、他教科でもオールイングリッシュの授業を増やしていく予定です。

 美術を学ぶことは、絵を描くこと、美術館で美術品を鑑賞することだけではありません。生徒には空でも道端の石でも、日々何気なく目にするものから価値を見いだすような美術的な感性を磨くことで、人生が豊かに彩られ、楽しくなることを知ってほしいと思います。

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