進学通信

2022年9月

学校生活ハイライト
限界に挑戦!
気迫と笑顔に満ちた一日

『青雅祭』(体育祭)

恒例種目『泰然たる白馬』(馬跳びリレー)では、15名が団結し、
必勝ポイントである“馬はとにかく低く”を心がける。

公開日2022/10/31
「みんな頑張って!」<br />
岡田学園長

「みんな頑張って!」
岡田学園長

 2022年5月17日、京セラドーム大阪に西大和学園の約1700名もの中高生徒が集結し、第36回目となる体育祭『青雅祭』が開催されました。岡田清弘学園長の「この日を待ってました」というあいさつで幕を開けた開会式。その言葉に共感するように鳴り響いた大きな拍手。3年ぶりとなるドームでの開催を、その場にいる全員が心から待ち望んでいたことが伝わってきました。
 体育祭実行委員会の生徒が中心となって作り上げるこの青雅祭は、6学年縦割りの4色の団対抗で熱戦が繰り広げられます。各種目の入場門前では、リーダーが「練習通りにやれば大丈夫」と声をかけたり、「がんばろうな!」と励まし合ったり、6学年が一体となって臨む姿が見られました。
 多くの種目の中で最も注目を集めたのは、高3クラスと各団による『パフォーマンス』です。各団・各クラスがそれぞれのパフォーマンスを終えるごとに会場のボルテージが上がっていくのを感じました。
 一人ひとりが主体性・創造性・チャレンジ精神を存分に発揮し、岡田学園長の「限界に挑戦してほしい」という思いに応え、同校が校訓に掲げる “気迫”を体現する一日となりました。

高3の9クラスと四つの団による『パフォーマンス』。
上から見た映像がビジョンに映し出され、ドームの利点を最大限に活かした演出で展開される。
「踊る米粒達」「東大合格までのサクセスストーリー」「夏の一日」などのテーマを設定し、衣装も創意工夫。
BGMに乗せて縦横無尽に隊列を変え、息の合ったダンスや乱れぬ動きでフィールドを彩った。

新型コロナウィルス感染症対策を徹底し、走る時などを除き競技ではマスク・軍手着用、フィールドからスタンド席へ移動する際のアルコール消毒、応援はなるべく声を出さずに拍手や手拍子中心で!

中1〜高2は学年ごとに四色の団旗を、高3はクラス旗を掲げて、競技中は全力で選手を応援。熱気あふれるフィールドを創り出し、選手たちの勇気と力を引き出した。

12名のサメが背中で作った道を、ウサギが駆け抜ける『因幡の白兎』。スムーズな道作りと、バトン代わりのウサギのヘルメットをいかに早く渡し、道を渡り切るかが勝負の分かれ目に。

物干し竿で大玉を挟んで運ぶ『大玉運び』は、時間のロスが大きい“大玉を落とす”ことをいかに避けるかがポイント。慎重さとスピード感を見事に両立させたコンビも多数!

『クラブ対抗リレー』『50m走』をはじめ、生徒たちが「これなしでは体育祭は終われない!」と位置づける『四色対抗リレー』など、全力で走る競技も豊富。
競技の合間もマイクを手放さず、競技の見どころや感想を語った放送部のメンバーによる、流ちょうで熱の入った実況が会場をさらに盛り上げた。

中学は60名、高校は45名でチームを編成し、トーナメント制で行われた『綱引き』は全種目終了間近のプログラム。優勝に向けてのラストスパートで少しでも点を得たいという思いから、スタンドの応援もヒートアップ!

『玉入れ』は、他団が妨害を行うところが大きな特徴。ゴール穴をふさごうと邪魔をしてくるため、自分たちの頑張りだけでは勝てない!

3名で竹の棒を持って走る『ハリケーン』。集中力・団結力を発揮するチームが多く、見応えのあるレースとなった。

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