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私立中高進学通信

2026年8月号

私たち、僕たちが大好きな先生

日本大学第二中学校

自分で考えて動けるように
生徒に根気よく問いかけたい

数学科 髙野 継大(たかの けいた)先生

数学科教員。同校を卒業後、東京理科大学の数学科に進学。
女子校、共学校での勤務を経て、2021年より母校である日本大学第二中学・高等学校に数学科の教員として着任。
中学軟式野球部の顧問を務める。

「フレンドリーで優しい」「授業が面白くてわかりやすい」と生徒から絶大な信頼を集める数学科の髙野継大先生。中学軟式野球部の顧問も務めています。日本大学第二の卒業生でもあるという髙野先生に、教員をめざしたきっかけや授業で大切にしていること、生徒への思いについて伺いました。

部活動と勉強の両立を
心がけた中高時代

――先生はこの学校の卒業生だそうですね。志望した理由を教えてください。

 小4から野球を始め、中学では強いチームに所属したいと考えていました。また、本校には2科目受験(国語・算数)があったので、第1志望校としてめざすことを決めました。

――在学中はどんなことに力を入れていましたか?

 やはり中高と打ち込み続けた野球部での活動です。中2の秋から中3の夏までは、プレイングマネージャーを務めていました。選手としてプレーしながら、下級生の育成や道具の管理など、マネージャーとしてもチームを支えた経験は、教員となった現在も役立っています。

――部活動と勉強の両立で、心がけていたことは?

 高校の野球部は、移動時間のかかる立川グラウンドでの練習や週末の試合などで、より忙しくなりました。そこで勉強時間が取れない分、授業をしっかり聞くことを日々意識していました。定期テストの対策も怠らなかったので、平均以上の成績を維持できましたね。 

 結果的に評定の条件が満たされ、一般受験でめざしていた第1志望の私立理系大学数学科に、指定校推薦で進学することができました。

――教員をめざしたきっかけを教えてください。

 小学生の頃から野球に携わる仕事がしたいと考えていました。中3で野球部を引退するタイミングで、教員なら野球をしながら仕事ができると思いついたのです。もともと数学が好きで、教えることにも興味がありました。

 大学の数学科を志望したのも、数学科の先生が中学野球部の顧問を務められていて、「教員になるなら数学を専門的に学んだほうがよい」とアドバイスをいただいたからです。

生徒自身が考えて答えを
導き出せるように

――中1のクラス担任として大切にしていることは?

 高1から担当してきた生徒たちが昨年度に卒業し、今年度から中1の担任になりました。私立一貫校の素晴らしいところは、6年間生徒を見守るチャンスがあることです。生徒たちと一緒に成長していくのが楽しみですね。

 クラスでは、集団生活の中で「チーム、仲間」という意識をもってもらうことを目標としています。ただの友達とは少しイメージが違い、普段は和気あいあいとしていても、いざという時は協同して真剣に物事に取り組む、そんなメリハリのあるクラスにしたいです。

――数学の授業の工夫を教えてください。

 授業でも大切にしているのはメリハリです。生徒にしっかり話を聞く姿勢を促して、目を見ながらハキハキと話し、大事なことは記憶に残るよう繰り返し伝えます。プリントや板書では、例えば共通する部分がひと目でわかるように色分けするなど、視覚的なアプローチを重視します。

 また、数学の苦手な生徒が問題を解けない時は、すぐに答えを教えるのではなく、「どこでつまずいていると思う?」と問いかけ、生徒自身で答えを導き出せるように対話します。得意な生徒には、「どうやって計算したの?」「どう考えた?」と問いかけて思考を深め、「すごい! 頑張ったね」とさらにやる気が出る言葉を添えています。

――中学軟式野球部顧問として、心がけていることは?

 現在は3学年合わせて62名と部員が増え、活気があります。野球の技術はもちろんですが、部活動を通して礼儀と挨拶、そして自分で考えて動くことを習慣化してほしいです。

「ああして、こうして」と指示ばかり出していると指示待ち人間になってしまうので、「最初にどんな話をしたかな?」「忘れていることはない?」などと問いかけ、本人の気づきを待ちます。

 教育という分野では、即効性は期待できません。根気強く長い目で生徒を見守り、3年間で人として成長を遂げてくれればと願って指導しています。

――教員としての今後の目標を教えてください。

 昨年度、大学受験を控えた生徒に前向きに頑張ってもらうためにも、教員自身が頑張る姿を見せたい、努力を体現したいと思い、3年前に趣味で始めた筋トレに本格的に取り組み、食生活を改め減量に成功し、ボディメイクコンテストに出場しました。残念ながら予選敗退となりましたが、今後も大会に出場して結果を残すことで、諦めずにやり抜く姿を、今関わっている生徒たちに見せていきたいです。

――受験生にメッセージをお願いします。

 本校はおおらかで明るく、生徒一人ひとりがもつそれぞれの良さをお互いに認め合い、みんなで応援できる素晴らしい雰囲気です。

 また、総合大学の付属校として、多くの学部・学科への進路が幅広く考えられます。そして、歴史がある学校だけに指定校推薦の枠が大きいのも特徴です。一般受験で志望校をめざす生徒へのバックアップも充実しています。

 こうして母校に戻ってきた縁を大切に、生徒として6年間お世話になった恩を、教員として今の生徒たちに還元し、次の歴史を紡いでいきたいです。

担任する中1のクラス。「元気で明るく、友達をつくりやすいクラスです」担任する中1のクラス。
「元気で明るく、友達をつくりやすいクラスです」
高校の中島正生校長先生は、髙野先生の高校時代の恩師です。高校の中島正生校長先生は、髙野先生の高校時代の恩師です。
「本校は“卒業生が帰りたくなる学校”であることを大切にしています。公募採用試験に挑戦し、教員として本校に戻ってこられた髙野先生は、まさにそれを体現してくれました」(中島先生)
生徒の声
中1 T・Sさん中1 T・Sさん

 髙野先生の授業は説明がわかりやすく、板書も見やすいので、数学が得意になれそうです。


中1 T・Sさん中1 T・Sさん

 何かあったらすぐに相談できる、安心感がある先生です。先生もクラスの人たちもとても明るいです。


中1 M・Sさん中1 M・Sさん

 野球部に入部したので、先生にはクラスでも部活動でもご指導いただいています。今後が楽しみです。


中1 T・Rさん中1 T・Rさん

 フレンドリーな先生です。7月の林間学校の係になったので、先生と相談しながら盛り上げたいです。

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