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私立中高進学通信

2026年7月号

未来を切り拓くグローバル教育

日本大学豊山女子中学校

世界で通用する“生きた英語”を養う
双方向型授業と体験型プログラム

秋山先生が英語で質問を投げかけると、生徒たちはペアになって答えの英文を話し合います。英語で考え、発話することで、実践的な力が身につく授業です。

秋山先生が英語で質問を投げかけると、生徒たちはペアになって答えの英文を話し合います。
英語で考え、発話することで、実践的な力が身につく授業です。

 ネイティブ教員との日常的な交流や実践型プログラムを通して、“使える英語力”を育む同校の英語教育を取材しました。

実践的な表現力を磨く
アクティブな英語授業

 国際教育とキャリア教育を柱に、高い知性と豊かな人間性を育み、国際社会で活躍できる女性を育成している日本大学豊山女子。英語教育にも力を入れており、ネイティブ講師と日本人教員によるチームティーチングの授業を多く行うほか、4名のネイティブ講師が対応する『イングリッシュルーム』を設置。学校行事や他教科にもネイティブ講師が関わるなど、日常的に実践的な英語に触れられる環境を整えています。

 日本人教員による授業でも、「生きた英語」を意識した授業づくりが行われており、今回は英語科主任・秋山幸慶先生による高1『N進学クラス』の『英語コミュニケーションⅠ』の授業を取材しました。

英語科主任/秋山幸慶先生英語科主任/秋山幸慶先生

 授業の冒頭では、20問を7分間で解く英単語の小テストを実施。英単語暗記アプリも活用しながら、「書いて覚える」学習も大切にされています。次に秋山先生は、生徒たちに英語で指示を出し、呼びかけながらペアワークへと促します。教科書の英文をネイティブスピーカーの音声で聞き取り、その内容について英語での対話を重ねていきます。問いかけを聞き逃すまいと、真剣な表情で耳を傾ける生徒たちの姿が印象的でした。

「英語を“聞く・話す”機会をなるべく増やしたいので、生徒への指示は基本的に英語で行っています。一方で、日本語で説明したほうが効果的な場合は日本語も使います。ツールとして使える英語力を育て、国際社会の課題解決に貢献できる力を養うことが、本校のめざす語学教育です」(秋山先生)

中学は英検、高校はGTECを
校内で全員受検
広報部主任・英語科/杉田竜之介先生広報部主任・英語科/杉田竜之介先生

 基礎力を着実に身につけてもらうため、中学3学年では毎年9月、校内を試験会場に英検を実施し、全員受検を必須としています。授業内で英検対策を行うほか、夏休みには中高の希望者を対象に、級別の英検対策講座も開講しています。高校では、2026年度よりGTECを導入し、こちらも校内での全員受検がスタートしました。

「スコアで成績が示されるため、前回と比較して自分の成長を実感しやすい点がGTECの特長です。英検と同様に、大学入試にも活用できます」(広報部主任・英語科/杉田竜之介先生)

全員参加の英語体験学習と
希望者対象の海外研修も多数

 日々の学びを通して身につけた英語力を実際に使い、さらに力を伸ばすため、中学では毎年実践的な英語研修を実施。ネイティブ講師と共に2泊3日をオールイングリッシュで過ごす中1『サマーイングリッシュキャンプ』など、“英語漬け”の環境を体験できる多彩なプログラムが段階的に展開されています。

 さらに海外で学びを深めたい生徒に向けて、希望制の留学制度も充実。進級への影響がなく、留学先で取得した単位も認定されるターム留学は、中高を通して利用者が増えています。こうした環境を背景に、海外大学への進学を視野に入れる生徒も増えているそうです。

「本校が加盟する『UPAA(海外協定大学推薦制度)』(※)を利用して国内大学と海外大学を併願する生徒や、指定校推薦枠を利用してマレーシアの大学に進学する生徒もいます。海外大学をめざす生徒に対しても、サポートを充実させています。
 2025年度からは、アメリカからの留学生受け入れもスタートしました。時代の変化に合わせて内容を進化させながら、充実した国際教育を提供していきます」(杉田先生)

※UPAA(海外協定大学推薦制度)…イギリスとアメリカにある33の協定大学への推薦制度。国内の大学と併願で海外大学も受験できます。進学の合否は、UPAA共通の入学願書と同校の推薦で行われます。

実践プログラム
身につけた英語を実地で使い、コミュニケーション力を大きく伸ばす
中高6年間で英語力を磨く実践型プログラム
全員参加
中学3年間で毎年実施!
“英語漬け”体験型プログラム
British Hills研修での様子。British Hills研修での様子。

 2026年度から、中1の夏休みに、葉山の研修施設で行う『サマーイングリッシュキャンプ』を新規導入。15名の生徒にネイティブ講師1名がつき、2泊3日をオールイングリッシュで過ごします。中2では、福島県の英語学習施設でイギリス式の生活を体験しながら学ぶ、2泊3日の『British Hills研修』を実施。国内にいながら英国の生活を体験し、授業・食事・買い物などを全て英語で行います。中3では修学旅行先の沖縄で、現地の外国人家庭へ半日ホームステイをするほか、『TOKYO GLOBAL GATEWAY』での課外学習も用意されています。


全員参加
英語力と自信を育む
『英語スピーチコンテスト』
各クラスの代表者が学年の枠を超えて発表。英語表現力や内容が審査されます。各クラスの代表者が学年の枠を超えて発表。英語表現力や内容が審査されます。

 中学3年間は、全員参加で『英語スピーチコンテスト』を実施しています。英語の授業内で暗唱とスピーチに取り組み、何度も練習を重ねてクラス内で発表。クラス予選を勝ち抜いた代表者が、中学3学年の前でスピーチを披露します。

「英語による長文の暗唱やスピーチ原稿の作成・発表は、生徒にとって大きなチャレンジです。この経験を通して、『もっと英語を頑張りたい』と英語学習への意欲を高める生徒も少なくありません。高校になると、日本大学の付属校全体で行われるスピーチコンテストにも挑戦できます」(秋山先生)


希望制
中1から世界とつながる
希望制の短期留学・海外研修
初めての海外留学にぴったりの『ニュージーランド春季短期留学』プログラム。初めての海外留学にぴったりの『ニュージーランド春季短期留学』プログラム。

 同校では中1から海外留学にチャレンジできます。中1・中2対象の『ニュージーランド春季短期留学』は、ホームステイをしながら現地校に通う2週間のプログラム。ホストファミリーとの生活や現地生との授業を通して、実践的な英語力が磨かれます。2年連続で参加を希望する生徒もいる人気の研修です。

 高1・高2対象の『ブライトン海外英語研修』では、イギリス南部・ブライトンに18日間滞在し、現地の語学学校で学習。ヨーロッパ各国から集まった生徒たちとの交流も大きな魅力です。

 さらに、「もっと本格的に英語を学びたい」という生徒に向けて、ターム留学認定制度も用意。希望する時期・期間・国に合わせて留学でき、留年することなく進級可能です。利用者は中高ともに年々増えています。


希望制
日本大学付属校だからできる
海外大学との連携プログラム
LADYプログラムでは、2年間の探究の成果をハーバード大学で英語でプレゼンします。LADYプログラムでは、2年間の探究の成果をハーバード大学で英語でプレゼンします。

 同校では、日本大学付属校のネットワークを活かした、特別な海外研修プログラムも用意されています。

『ケンブリッジ大学サマー・イースタープログラム』は、日本大学が主催する春・夏の海外研修。日本大学付属の各高校から選抜された生徒が参加し、ケンブリッジ大学の寮に滞在しながら授業を受講。イギリスの文化や歴史にも触れることができます。

『LADYプログラム』は、ハーバード大学生を中心に企画された、世界で活躍できる女性リーダーの育成をめざす特別プログラム。ハーバード大学の学生とオンラインでディスカッションを重ねながら探究学習を進め、最終的には同大学で英語によるプレゼンテーションを実施。世界トップレベルの学びに挑戦できる、日本大学豊山女子ならではの貴重な機会となっています。

(この記事は『私立中高進学通信2026年7月号』に掲載しました。)

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