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私立中高進学通信

2026年7月号

未来を切り拓くグローバル教育

駒込中学校

英語への自信が未来を広げる
9日間の中3『セブ島語学研修』

講師の方々のサポートにより、「間違えてもいいから積極的に英語で話す」マインドが育ちます。最初は緊張していた生徒も、英語でのコミュニケーションが楽しさに変わっていきます。

講師の方々のサポートにより、「間違えてもいいから積極的に英語で話す」マインドが育ちます。
最初は緊張していた生徒も、英語でのコミュニケーションが楽しさに変わっていきます。

 中3生の希望者を対象に実施される『セブ島語学研修』。生徒たちは英語漬けの環境で自らの英語力を高め、現地での交流を通して異文化を肌で感じ、グローバルな視点を養います。

コミュニケーションを鍛える
1日8コマの集中レッスン
ホワイトボードを備えたブースで集中して取り組むマンツーマンレッスン。ホワイトボードを備えたブースで集中して取り組むマンツーマンレッスン。

 のびやかな校風のもと、『人間教育』を基盤に、一人ひとりの個性や志向に応じた学びを展開する駒込。2025年に創立100周年を迎えました。英語教育・国際理解教育にも力を入れており、独自の英語カリキュラムを通してグローバルな力を育んでいます。

 中学3年間の学びをさらに発展させる機会として実施しているのが、中3希望者対象の『セブ島語学研修』です。9日間にわたる研修では、到着翌日から1日8コマの英語集中プログラムが始まります。マンツーマン授業5コマとグループ授業3コマで構成され、講師との距離の近さも特徴です。

 この春の研修に参加した4名の高1生に話を聞きました。

「個人レッスンの最初はとても緊張しましたが、言葉に詰まってしまっても、先生が『気にしないで』と言って、別のわかりやすい質問を投げかけてくれるので、だんだんとスムーズに話せるようになりました。
 グループレッスンでは、ゲームや手遊び、ダンス、ディベートやディスカッションなどをして、毎日全く退屈せず、新鮮な気持ちで授業を受けることができました」(K・Yさん)

H・Mさん(高1)H・Mさん(高1)

「日本と環境が大きく違うので、最初は『早く帰りたい』と思ったことも…。でも、先生がわかりやすい英語で話してくれるのでだんだんと楽しくなり、最終日には日本語と同じくらい英語を聞き取ることができるようになりました」(H・Mさん)

 研修前にオンライン英会話を必修で受講しますが、そこで担当してくれた先生と現地で再会する場面もあったそうです。

「オンライン英会話で話した先生が現地でも担当してくださり、覚えていてくれたことがうれしかったです。『ボーイフレンドはいるの?』といったフランクな会話も楽しかったです」(K・Mさん)

孤児院や商業施設を訪問
現地の人との交流も糧に

 英語に集中する毎日が続く一方、夜はホテルのプールで過ごすなど、リフレッシュの時間も設けられ、最後の2日間には現地での交流活動やアクティビティも行われます。現地の抱える問題も知ってもらうための孤児院訪問では、現地の子どもたちと交流し、ショッピングモールでは講師と英語で会話を楽しみながら買い物を体験しました。

I・Hさん(高1)I・Hさん(高1)

「孤児院というと暗いイメージがあったのですが、小さな子どもから20歳前後まで幅広い年代の人がいて、皆さんにとても明るく迎えてもらったことが印象的でした。ゲームをしたり、こちらはソーラン節を披露したり、いろいろな人と交流し、貴重な経験になりました」(I・Hさん)

「ショッピングモールでは講師の先生方と共におすすめのお店を聞いたりしながら、英語でおしゃべりして楽しく過ごしました」(K・Mさん)

 滞在最終日の8日目には、セブ島の自然を満喫するアイランドホッピングを体験しました。

「船に乗っていくつかの島を巡り、シュノーケリングをして、バナナボートにも乗りました。途中で手違いがあり、海中を歩いて船まで歩くことになったのですが、それも貴重な経験でワクワクしました」(K・Yさん)

 生徒たちは研修を通して、語学力だけでなく、多くの気づきや成長を得たと語ります。

「ホテルから少し離れると貧困地域が広がっているなど、フィリピンの実状を目にしたことも勉強になりました。これから自分に何ができるか考えたいと思っています。英語を使う仕事にも興味が出てきました」(H・Mさん)

K・Yさん(高1)K・Yさん(高1)

「コミュニケーション力が高まり、自分から積極的に話しかけるようになりました。帰国後はネイティブの先生の言葉が以前より聞き取りやすくなり、耳が鍛えられたと実感しています」(K・Yさん)

8日目のアクティビティでは、リゾート気分を満喫!8日目のアクティビティでは、リゾート気分を満喫!
講師の先生と英語でおしゃべり。自然と英語が出てくるようになりました。講師の先生と英語でおしゃべり。自然と英語が出てくるようになりました。
海外研修で培った自信で
次なるチャレンジへ意欲

 同校ではほかにも、『ハワイスタディーツアー』(8日間・中1〜高1対象)や高校生対象の『マルタ島語学研修』(16日間)、オーストラリア・ニュージーランドでの短期・長期留学など多彩な海外プログラムを展開。また、音楽や理科、公民などを英語で学ぶイマージョン授業も高1から希望制で実施しています。

 セブ島語学研修を経験した生徒たちは、さらに新たな挑戦への意欲を高めています。

「ネイティブの先生と自然に会話できる英語力を身につけることが目標です。英語キャンプや留学にも挑戦したいと思っています」(H・Mさん)

K・Mさん(高1)K・Mさん(高1)

「夢はパイロットになることです。英語やほかの科目の勉強も頑張って、信頼されるパイロットをめざします」(K・Mさん)

「将来の目標は、理科の教員になることです。生き物が好きで、好きなものについて世界の人と語り合うことが夢なので、もっと英語を使いこなせるように頑張ります」(K・Yさん)

「語学を学ぶことで視野が広がると実感しました。将来は海外で暮らしたいです。駒込には海外で学ぶ機会が豊富にあり、多様な経験を積める点が魅力です。今後は、オーストラリアやニュージーランドでの中・長期留学にも挑戦していきたいです」(I・Hさん)

英語が「勉強」から
「伝わる喜び」へ
副校長/角田淳先生副校長/角田淳先生

 セブ島語学研修に同行して生徒の様子を見ていますと、生徒たちの内面に大きな変化や成長がもたらされていると実感しました。1日8コマに及ぶ英語集中レッスンは決して楽ではありませんが、授業後の生徒たちの表情はとても明るく、充実感にあふれていました。

 セブ島のあるフィリピンは、タガログ語が第一言語です。そのため、第一言語をもちながら第二言語である「英語を学ぶ難しさ」を深く理解されている講師の方ばかりで、生徒に寄り添ったていねいな指導で温かく導いてくださいました。生徒たちは研修を通じて、積極的にコミュニケーションを取る大切さを実感したほか、学習への意欲も上がったようです。

 現在実施している海外研修プログラムが生徒や保護者から好評を得ているため、今後も内容をアップデートしながら継続していきたいと考えています。

(この記事は『私立中高進学通信2026年7月号』に掲載しました。)

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