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私立中高進学通信

2026年7月号

私たち、僕たちが大好きな先生

専修大学松戸中学校

卒業後、母校の生徒を
支える道へ

養護教諭 岡本野乃香(おかもと・ののか)先生
専修大学松戸中学校・高等学校で学んだ後、大学の看護学部に進学する。
卒業後6年間、国立病院で看護師としての勤務を経て、母校の養護教諭になる。

数学科 安部田知紘(あべた・ちひろ)先生
専修大学松戸中学校・高等学校で6年間過ごした後、
大学理学部で数学を専攻。卒業後、母校の講師を経て教諭に。
2025年度は中3クラスの担任を務めた。

 専修大学松戸で中高6年間を過ごし、現在はともに母校の教員として勤務しているお二人の先生です。在学していた頃の思い出や、教員という立場になっても変わらない母校への思いなどについて語っていただきました。

在学中の思い出とともに、母校の教員になった経緯を教えてください。

岡本先生
私は、中学生のときに、いろいろな悩みを養護の先生に聞いてもらい、それが支えになったことがきっかけで、自分もそうした手助けができる仕事に就きたいと思いました。応急処置などの技術や経験を深めたいという思いがあり、まず看護師として6年間実務につき、母校の養護教諭に空きが出たタイミングで本校に赴任しました。

安部田先生
私も在学中に教員をめざすようになりました。当時、勉強のことで先生に質問に行ったときに、教員という仕事について聞く機会があり、自分も子どもたちの成長に関わる仕事をしたいと思いました。また、数学の面白さを知り、母校で数学の教員になりたいと強く思うようになりました。

岡本先生
在学中は養護の先生をはじめ、どの先生も親身になって相談に乗ってくださったことが印象深いですね。当時から生徒が毎日提出する生活記録ノートというものがあって、そこに悩みなどを書くと、先生がていねいに見てコメントを返してくださるんです。それにはとても救われました。

安部田先生
私も生活記録ノートに書いたことで、いろいろな先生に気にかけてもらった思い出があります。今は自分がノートを見る立場になっていますが、普段おとなしい生徒でも書くことで気持ちを表現してくれて、違った面が見られるのでとてもよい取り組みだと思います。毎日目を通して返却するのは大変ですが。

岡本先生
中高一貫教育なので、先生方が持ち上がりでずっと見てくださることが多く、生徒一人ひとりのことをよく把握していますよね。

安部田先生
どの先生にも気軽に話しかけられる雰囲気がありますよね。在学中、数学の質問をしに数学科研究室に行くと、教科担当ではない先生も気軽に教えてくださいました。今は教員として、質問に来た生徒には親身に答えることを心がけています。

教員となった今、授業での指導や生徒との接し方では、どのようなことを心がけていますか。

安部田先生
数学の授業では、中3から大学受験を見据えた授業をしており、実際に入試で出題された問題を生徒に演習してもらうことがあります。その際、こちらから一方的に解法や答えを教えるのではなく、生徒自身が考える過程を経て解答にたどりつけるように心がけています。仮に間違っても、ほかの生徒が意見を言って正しい方向に戻してくれることが多いですね。また、数学を苦手としている生徒には、できるだけ個々に合った指導をしています。急かさず、基礎から順番に理解を促すと、だんだん数学を好きになっていきますから。私自身も少しずつ数学の面白さに気づいていったので、その経験をもとに指導しています。

岡本先生
私は、養護教諭として、「開かれた保健室」をめざしています。誰にでも気軽に訪れてもらえる保健室ですね。中学生だと体の不調を訴えてきても、まだうまく言語化できず、実は成績についてなど精神的なことが原因になっていることもよくあります。話をじっくり聞くとともに、生徒の本質的な悩みを聞き出すように心がけています。また、悩みがあっても言えない生徒もいるので、登下校時に保健室の前に立って生徒の様子を観察し、気になる生徒にはこちらから声をかけたり、担任の先生と相談して、早期に面談したりなどしています。担任や授業は受け持っていませんが、中学生全員のことはだいたい把握しています。

安部田先生
岡本先生には保健のプロの視点からアドバイスをいただけて、とても助かっています。

生徒からどういう存在として見られているか、お互いの印象を教えてください。

岡本先生
安部田先生は、穏やかそうな印象でありながら、指導するところはしっかりされており、生徒からの信頼が厚いですね。ちょっとした疑問にも親身に答えてくれるので、質問に行く生徒が多いなあと感じています。

安部田先生
たまに保健室に行くと生徒がたくさんいるので、生徒たちにとってここは居心地のいい場所なんだと思っています。「保健室に行ってきなさい」と言うと、生徒は少しうれしそうです。岡本先生が信頼されていることがわかりますね。

私立中高一貫校としての専修大学松戸の良さを教えてください。

岡本先生
教員の異動が少ないので、生徒の成長を6年間通して見ることができます。生徒の側から見ると、同じ教員にしっかり見守られていることになります。行事も多く、10日間海外に行く中3のアメリカ・ネブラスカ修学旅行では、他国の文化に接することで知らなかった世界を広げることができます。さまざまな経験をして幅広い視野をもつことは、人間としての成長はもちろん、的確な進路選択にもつながります。

部活動に打ち込む生徒も多く、ラグビーや野球、合唱など、全国レベルで活躍している部も多いです。先輩たちの活躍は、後輩たちにとても良い刺激になっていますね。

安部田先生
高校受験を考えなくてよいので、自分のことや将来について考える時間をじっくりとることができるのも魅力です。例えば自分は何が好きかを考えたり、いろいろ試してみたりする時間がしっかりとれるのです。

クラスごとに競う合唱祭は、中学校最大の行事のひとつです。11月に実施するのですが、夏休み前に選曲をして、2学期になると授業だけでなくクラスでも練習を進めます。担任が何も言わなくても自分たちで練習の時間を決めるなどして、高いレベルの合唱を披露します。これを見ると、生徒の結束力が強く、自主的に取り組む力があると感じます。何かに一生懸命になる姿は貴重で、私たちも精いっぱいサポートしていきたいと思っています。

今後の抱負をお聞かせください。

安部田先生
生徒の話をじっくり聞くように心がけていますが、それはこれからも続けていきます。また、中学生と高校生の違いなどを踏まえ、成長に応じた接し方をしていきたいです。

岡本先生
保健や健康を長いスパンでとらえ、生徒自身がセルフコントロールできるように促したいです。そして、生徒とともに自分自身も成長していけたらと思います。

看護師の経験を活かし、応急処置もテキパキと行います。看護師の経験を活かし、応急処置もテキパキと行います。
数学では、生徒自らが考え理解できる指導を心がけています。数学では、生徒自らが考え理解できる指導を心がけています。
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