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私立中高進学通信

2026年7月号

校長先生はこんな人!

秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校

目をかけ、手をかけ、声をかける
しなやかな人間力を
中高6年間で育てる

土肥 洋一 (どい・ひろかず)校長先生
日本体育大学体育学部社会体育学科卒業後、秀明学園保健体育科教諭となり、
秀明英光高等学校、秀明中学高等学校、秀明八千代中学高等学校に勤務。
2017年4月より秀明八千代中学校教頭、2020年4月より秀明大学へ着任。
学生課長・学生部長を経て2024年度より秀明八千代高等学校校長。2026年度4月より現職(兼務)。

生徒に向き合う時は
「わが子のように」

 幼少期から体を動かすことが大好きで、中学時代に指導を受けた体育の先生との出会いをきっかけに、教員を志しました。その先生は私に陸上競技を勧めてくれ、中高と長距離走に打ち込みました。

 日本体育大学に進学後は、得意だった水泳を活かしてライフセービング部に入りました。毎年夏には伊豆諸島の式根島に泊まり込み、ビーチの監視活動をするなど、学生時代は海と共にありました。

 本校に勤務してからは、保健体育の授業のほか、陸上部の顧問として中学校での全国大会(全中)、高校でのインターハイ出場を経験しました。中高生の選手たちを通じて、「何があっても続ける力」に大きな感動をもらいながら指導を続けてきました。

 私は生徒指導部の担当が長かったので、生徒とどのように向き合い、成長を促していくかは、私自身の教員人生における大きなテーマでもあります。

 本校の創立者・川島寛士先生は、「自分の子どものように生徒全員を思いなさい」とよく仰っていました。わが子が悩みを抱え、目の前の壁にぶつかっていたら、親身になって話を聞き、決して表面的な対応はしないはずです。その教えを胸に、教職員一同、生徒一人ひとりに目をかけ、手をかけ、声をかける姿勢を重んじています。

 学習面においても同様です。本校は中学の数学と英語では到達度別の授業を行っています。学び直しが必要な生徒には、休み時間や放課後を使って教員が個別対応でていねいに指導します。さらに、系列の秀明大学から教員をめざす複数の学生がインターンとして毎日来校し、学習のサポートをしてくれるのも大きな強みです。

 生徒の成長には机に向かうことだけでなく、本物を五感で感じる体験学習が欠かせません。本校では、中2時に全生徒が渡英する『イギリス英語研修』を長年続けています。滞在先は本校の系列施設のため現地スタッフとの連携も万全で、安心して異国での生活を送れます。中学生という多感な時期に異文化に直接触れる体験は、語学力はもちろん、人間的にも大きな成長をもたらします。

 ほかにも、都内でのミュージカル鑑賞、インドの学校との壁画制作プロジェクト、大学教員による土曜講座など、ユニークな教育活動を通して、多様性を肌で感じ、人間関係の築き方を学ぶ環境を整えています。

AI時代だからこそ
「心の学習」を

 AIが台頭し、情報入手や発信の壁はぐんと低くなりました。そうした時代にあって、私は生徒に「人間としての基礎・基本」を身につけてほしいと強く願っています。学習面の基礎はもちろんですが、善悪の判断や他人への感謝、思いやりの心といった人間形成は、いつの時代であっても、どんな社会であっても不可欠ではないでしょうか。

 また、本校では「心の学習」という独自の取り組みを、毎朝のホームルームで行っています。私は出勤すると新聞各紙に目を通し、生徒に読んでほしい記事を切り抜きます。そこに教訓や生徒に考えてほしい解説を書き加えて、ホームルームで全クラスに配付しています。

 生徒によって関心のあるテーマのこともあれば、そうでないこともあるでしょう。それでも、「今、自分たちに何を伝えたいか」はダイレクトに届いていると思いますし、読解力の向上や時事問題の把握にもつながります。生徒たちはその記事をスクラップし、探究学習や大学受験に役立ててくれているようです。

海で過ごす時間を通して
生きる力を体感

 月曜日に生徒から、私の日焼けした顔に不思議そうな視線を向けられることがあります。実は、私の趣味は「サーフィン」なのです。大学時代に親しんでいたものの、教員になって以降は長らく海から遠ざかっていましたが、コロナ禍を機に再開しました。

 校長という立場上、いつ学校から連絡があってもいいように休日のみ、千葉の海に朝6時から入り、9時過ぎには上がるといった「隙間時間」を見つけて波乗りを楽しんでいます。

 海に入って波にもまれていると、その瞬間は「生きること」しか考えられなくなります。頭の中を丸ごとリセットできるこの時間は、私にとって最高の体験学習の場でもあるのです。

 本校では学習の基礎・基本からていねいに教え、充実した体験学習を通して、これからの時代の波を乗り切る力を一緒に育んでいます。ぜひ秀明八千代で、本物の学びと成長を一緒に体験しましょう。

[沿革]
1981(昭和56)年、埼玉県川越市の秀明中学・高等学校の創立者・川島寛士により、中高一貫教育を実践する学校として千葉県八千代市に開校。『知・技・心』を校訓に、広く社会に貢献する人間形成をめざす。1984年に高等学校を併設。1989(平成元)年に男女共学化。1992年にはイギリス・ケント州にチョーサー・カレッジ・カンタベリー(CCC)を開学し、イギリス英語研修の拠点とする。2015年に秀明大学の附属校となり現校名に改称。手賀沼の環境保全活動やパラスポーツ体験などの多文化共生学習が評価され、2023(令和5)年にユネスコスクールに認定・登録されている。

(この記事は『私立中高進学通信2026年7月号』に掲載しました。)

秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校  

〒276-0007 千葉県八千代市桑橋803
TEL:047-450-7001

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