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私立中高進学通信

2026年7月号

校長先生に聞く「グローバル教育のビジョン」

目白研心中学校

新時代に求められる力を育む
グローバル×発信力育成の『GCC』誕生

中学3年間の英語スピーチコンテストは、50年続く歴史あるイベントです。全員参加で学年ごとに行う予選を勝ち抜いた代表者が、本選に出場します。

中学3年間の英語スピーチコンテストは、50年続く歴史あるイベントです。
全員参加で学年ごとに行う予選を勝ち抜いた代表者が、本選に出場します。

 英語に特化した『スーパーイングリッシュコース(SEC)』を刷新! 2027年度より『グローバルコミュニケーションコース(GCC)』へと生まれ変わり、2028年度より中学には『アドバンストコース』が誕生します。

これからの時代に必要な力を
養成するためコースを刷新
校長 吉田直子先生校長 吉田直子先生

 一人ひとりの個性や得意分野を伸ばすきめ細かな指導を実践し、高度な英語教育と探究的な学びを推進している目白研心。中1からネイティブ教員によるオールイングリッシュの少人数制授業や全員参加のスピーチコンテスト、英語関連の多彩な行事など、高度な英語力の養成に定評があります。

 2026年度には、英語力を磨きながら理数分野の力も伸ばす『グローバルサイエンスコース』(GSC)を高校に新設。さらに2027年度からは、同校の英語教育をけん引してきた『スーパーイングリッシュコース』(SEC)を、『グローバルコミュニケーションコース』(GCC)へと改編し、名称だけでなく、カリキュラムや学習内容もさらにブラッシュアップしていきます。コース刷新の背景について、校長の吉田直子先生は次のように話します。

「2014年度にSECを設置した当時は先進的だった教育内容も、今や当たり前のものになってきました。『本当の意味でのグローバル教育とは何か』を改めて見つめ直し、再構築したのがGCCです。コース名から“イングリッシュ”をあえて外したのは、英語そのものを学ぶことではなく、英語を使って世界の人とつながることが目的だからです。グローバルな視野に立った課題発見力や探究力、発信力を国内外のフィールドワークで育成するカリキュラムを組み、日本語と英語の両言語で高いコミュニケーション力と多角的な考察力を育てていきます」

3年間で2回の海外研修
海外大学への推薦制度も導入
2026年はSECの高2生全員がニュージーランドターム留学を体験。同校HPには、生徒による現地レポートがたくさん掲載されています。このターム留学は、2027年度よりGCCの高1生に引き継がれます。2026年はSECの高2生全員がニュージーランドターム留学を体験。同校HPには、生徒による現地レポートがたくさん掲載されています。このターム留学は、2027年度よりGCCの高1生に引き継がれます。

 SECで好評だったプログラムは継続し、内容をさらに充実させます。

「これまで高2で行ってきたニュージーランドターム留学を、高1の1月に実施します。さらに高2の10月には、新たにアジア探究型修学旅行を予定しています。授業では、ネイティブ教員による対話力を鍛える授業に加え、英字新聞の記事を読んで要点をまとめ、大きなニュースについて英語でディスカッションしたりする『ニュースペーパーイングリッシュ』、日本人教員が文法を指導し、英文エッセーの作成を通して文章力を高める『アカデミックイングリッシュ』など、高度な英文を読み、書く力、表現力を伸ばす授業も用意しています」

 また同校では、UPAA(海外協定大学推薦制度)(※)を活用し、海外大学との『グローバル併願』も可能となりました。

「合格通知は3月末まで有効なため、海外大学と国内大学との併願が容易になりました。進路の選択肢が、さらに世界へと広がります」

※UPAA(海外協定大学推薦制度)…加盟校の推薦を受け、海外の協定大学に出願できる制度。高2から登録し、独自英語試験(EAT)の結果と高校での成績をもとに、海外大学へ最大6校まで出願可能。共通願書で複数大学へ効率的に出願できる点が特長です。

生徒の意思や希望を尊重
「個が輝く」学校
3つのビジョン
  1. 他者とのコミュニケーションを
    大切にする生徒の育成
  2. 多様性を尊重し、
    人との違いを受け止める生徒の育成
  3. 自分の思いを相手に伝える
    「発信力」をもつ生徒の育成

 GSCの新設、GCCへの刷新など、時代に応じた進化を続ける同校。高校では、全コースともに内部進学生と高校入学生が混在するクラス編成となる点も特色の一つです。

「中学は各学年約100名ですが、高校からは1学年が約300名となります。中入生と高入生が同じクラスで学ぶことで、多様な価値観に触れ、人間関係も広がります。一方、たとえクラスが離れても、中入生同士の絆は強いと感じます。6年間を共に過ごした一生ものの仲間ができることは、中高一貫校ならではの魅力です」

 時代が変化しても変わらず大切にしている教育理念について、吉田先生は「生徒一人ひとりの思いや可能性を広げられる学校でありたい」と語ります。

「コース選択や志望校選びの際には、一人ひとりの希望や目標に寄り添いながら、生徒自身が本当にやりたいことを見つけ、それを実現できるよう全力で支援しています。学ぶことの楽しさを伝えながら、『個が輝く』学校づくりをこれからも続けてまいります」

Point
GCC・GSC・特進コースへと接続する
中3『アドバンストコース』

 中学のコースも、2026年度入学生より刷新。中1・中2は共通カリキュラムで学び、中3で『アドバンストコース』『総合コース』の2コースに。高校からさらに希望の進路に沿って分かれます(下図参照)。

「アドバンストコースは、高校のGSC・GCC・特進コースへの接続を意識した発展コースです。同コースへ進むには成績基準があり、GSC・GCCの授業体験や3週間のカナダ語学研修なども実施します(総合コースは10日間のカナダ修学旅行)。
 アドバンストコースに進んでも、高校でGSC・GCC・特進コースへ進学するには成績基準をクリアする必要があります。また、総合コースの生徒であっても、本人に意欲があり、成績基準を満たせば進学可能です」(校長/吉田先生)

 コース分けを中3からとしている理由について、吉田校長先生はこう説明します。

「中学入学時点では、進路や興味が明確ではない生徒も少なくありません。中1・中2で幅広く学びながら好きなことを見つけ、やりたいことをじっくりと考え、中3で進路を選択してほしいという思いがあります。
 各界で活躍する方や卒業生による『キャリア講演会』を毎学期実施するなど、進路を考える機会も設けています。コース選択により進路へのモチベーションをさらに高め、希望の進路を叶える原動力へとつなげてもらいたいです」

ココに注目!
中学入試からコース選択を意識
算理プレミア入試・英語アドバンスト入試

 同校では高校でのコース選択も見据え、得意分野を活かせる特別入試を実施しています。

『算理プレミア入試』は、理数系進学をめざす生徒向けの入試で、算数・理科の2科目型。事前に選んだ得意科目の得点を2倍換算し、理数への興味や思考力を評価します。『英語アドバンスト入試』は、英語による自己紹介と事前に与えられたテーマについてプレゼンテーション資料を作成し、英語によるプレゼンテーションおよび英語と日本語による質疑応答を行う探究型の英語入試です。英語力に加え、表現力や主体性も評価されます。将来の学びを見据え、自分の強みで挑戦できる入試制度です。

算理プレミア入試
算数と理科(各100点・50分)の2科目入試。出願時に選択した得意科目の点数を2倍換算。

英語アドバンスト入試
テーマに沿ったプレゼン資料を事前に作成・提出。試験当日にプレゼン、質疑応答。

(この記事は『私立中高進学通信2026年7月号』に掲載しました。)

目白研心中学校  

〒161-8522 東京都新宿区中落合4-31-1
TEL:03-5996-3133

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