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私立中高進学通信

2026年8月号特別企画

可能性を広げる 適性検査型入試

八王子学園八王子中学校

適性検査型入試で培った“得意”を
“八学”の「探究ゼミ」でさらなる高みへ

 中学校開校5年目に「適性検査型入試」を導入し、2026年で11年目を迎えた八王子学園八王子(通称“八学”)。年々、同校を第1志望とする受験生が増えてレベルも上昇しており、近年は合格者の約半数が入学を決めています。

豊富な体験が
最適なコース選択へと導く

 スクールミッション「人格を尊重しよう」「平和を心につちかおう」に基づき、生徒の未来の選択肢を広げている八王子学園八王子。中1〜高1の2クラス(東大・医進/特進)から、高2では4コース(特選/特進/進学/総合リベラルアーツ)へとステップアップします。

 教頭の谷口明博先生は、「高1までにしっかり学び、自分の志望と能力でコースを選択します。納得のいく選択には多くの経験が必要だからこそ、多彩なカリキュラムを用意しています」と語ります。

 その一つが、中3のほぼ全員が参加するオーストラリア海外研修。ホームステイを伴うこの研修は、生徒たちの自立を促す大きな契機となっています。学校行事や部活動も盛んで、勉強の枠を越えた多彩な経験を重ねた生徒たちは、高1で自らの未来を見据えてコースを選択していきます。

「高校からは体育や芸術のコースも加わり、さらに多様な個性をもつ生徒や教員が集まります。例えば『特選クラス』の生徒が、元オリンピック選手の教員から体育の授業で専門的な指導を受けることも。このように、全く違う世界で活躍する人たちと触れ合い、互いに刺激を受け合う環境は、生徒たちにとって大きな財産になると確信しています」

「CRP」と「探究ゼミ」で
入学後のフォローも万全

 適性検査型入試で測る「思考力」「表現力」「教科横断的な柔軟性」。入学後の同校には、こうした適性にしっかりとフィットする環境があります。その中核が、課題解決力やプレゼン能力、論理的思考力を、生徒同士の学び合いのなかで育成する「探究ゼミ」です。

「約20のゼミから選んで深く探究する取り組みです。適性検査型入試を経て入学した生徒たちは情報のまとめ方が巧みで、物事をクロスオーバーさせて考える柔軟性があります。周囲を巻き込むコミュニケーション力が高いのも、彼らの大きな強みです」

 適性検査型入試の1期生として東大へ進学した卒業生のSさんは、大学のゼミや授業で発表するたびに、周囲から高い評価を得ているそうです。多くの学生が教科型の勉強をしてきたなかで、Sさんが同校で磨き上げてきた“適性型の力”は圧倒的に際立っているのです。本人も「八学の探究ゼミでの経験が大学での学びに直結している」と、その効果を確信しています。

 学力面についても、多様な入試形態の生徒がゼロから力を伸ばせる体制を整えています。国・数・英では授業ごとに小テストを行い、独自の「CRP(チェック・リピート・プログラム)」で定着するまでフォロー。この着実なサイクルが、生徒たちの高い学力を養成する基盤となっています。

「CRPとは、小テストで不合格の場合、放課後に再テストを行い、そこでも不合格なら補習を実施して、“できるまで繰り返す”プログラムです。また、定期テストで基準点に届かなかった生徒に対しても、英語と数学は指名制の補習を実施。そのほかの教科も課題提出によってしっかりとフォローしています」

 昨今増えている総合型選抜や推薦などの“年内入試”は、適性検査型入試を経た生徒たちにとって得意な力を存分に発揮できる格好の舞台です。

「小学生の時に培った力は一生物です。物事を融合させる柔軟な考え方や、自分の言葉で表現する力を本校でさらに引き出し、大学入試でも確固たる強みとして発揮していきましょう」

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