私立中高進学通信
2026年8月号特別企画
可能性を広げる 適性検査型入試
共栄学園中学校
「考える」「調べる」が好きな生徒たち
その挑戦に寄り添いたい
「全人的な人間教育」を掲げる共栄学園のモットーは「文武両道」です。生徒たちは学力を伸ばしながら、学校行事や部活動にも全力で取り組み、充実した学校生活を送っています。なかでも適性検査入試で入学した生徒たちは、何事にも前向きで、授業に活気をもたらす原動力となっています。
「楽しかった」と思える
入試問題を出題
共栄学園では、学力を中心に測る「2教科」「4教科」「1教科セレクト」入試のほか、思考力を重視する適性検査入試も実施しています。広報部長の増村薫先生は、適性検査入試に向いている生徒の特徴について語ります。
「この入試は『その場で考えてみよう』『いろいろ試してみよう』『手を動かしてみよう』という気持ちをもった、“自分なりの答えを前向きに楽しめる”受験生に向いています。こうした生徒たちは、教科型の枠にとどまらない思考力や表現力を秘めており、考えること、調べることが心から好きなのだと感じています」
適性検査入試を導入したきっかけの一つは、こうした知的好奇心が旺盛な生徒たちに入学の機会を広げること。
「本校の適性検査入試は、単なる知識量を測るものではありません。その場でいろいろな方法を試し、挑戦してもらうことを期待して作問しています。2025年度理科の出題では、最近の気温についての資料を提示し、興味をもたせたうえでその背景を考えさせました。社会科では、クマの生態に関する資料から、ただ怖がるだけでなく、多角的な視点で“共存できる環境”を考えさせています。算数では、“ジェンガ”を積み上げた図から表面積と体積を求める問題を出題し、先生と生徒の会話文からヒントを見つける楽しさも取り入れました。国語はメッセージ性の高さが特徴で、本校の教員が作成したオリジナル文章を読み込み、内容をまとめたり自分の考えを構築したりする出題にしました」
増村先生は、「『学ぶことは楽しい』と、前向きに挑戦できる受験生に入学してほしい」と願いを口にします。
学校生活で発揮する存在感
周囲を動かし自己肯定感を育む
中学では、基礎学力の定着を徹底しています。
「本校の方針は、学力の土台をじっくり育てることです。こまめに小テストなどを行っているため、入学前の知識量や学力の差は、日々の生活のなかで自ずと解消されていきます」
こうした環境のなかで、適性検査入試を経て入学した生徒たちは、持ち前の力を授業で存分に発揮しています。
「授業で『あるテーマについて調べてみよう』と指示を出した際、真っ先に動き出すのは適性検査入試を経た生徒たちが多いのです。彼らが迷わずパソコンを立ち上げて調べ始めると、周りの生徒たちも引っ張られるように動き出します。クラス全体に素晴らしい相乗効果が生まれているのです」
このように、授業に活気をもたらす役割をごく自然に担っているのも、適性検査入試で入った生徒たちの特徴です。
「本校は学校行事が多く、チームや少人数で動く機会が豊富にあります。たとえ目立つポジションでなくても、一人ひとりが主役になって活躍できる場面がたくさんあるのです。だからこそ、日々の生活のなかで、自ずと自己肯定感や自己効力感が高まりやすいのだと思います」
適性検査入試で入学した生徒のほとんどは、希望通り「特進クラス」で中学校生活をスタートさせます。高校進学後は、それぞれの希望進路に応じたコースに分かれますが、その多くが最難関とされる国公立大学・私立大学をめざすコースへ進学しています。
「大学入試においても、彼らは自分の強みを活かせる受験スタイルを主体的に選んでいます。ただ質問するのではなく、主体的に学習を進めたうえで『ここがわからない』と教員のもとへ相談に来る生徒が多いので、その自立心にはいつも感心させられます」
共栄学園中学校
〒124-0003 東京都葛飾区お花茶屋2-6-1
TEL:03-3601-7136
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