私立中高進学通信
2025年特別号
今こそ心の教育
晃華学園中学校
「私にできること」が生きる力に変わる
晃華学園の探究教育
日々の「祈りの時間」を通して、
「自分事として社会に向き合う姿勢」が育まれます。
キリスト教的価値観に根差し、心と知性の両面から生徒を育む全人教育を実践している晃華学園。そんな同校ならではの探究教育のあり方について宗教科主任の安東峰雄先生にお話を伺いました。
祈り、考え、行動する
日常が探究の連続になる
宗教科主任・安東峰雄先生晃華学園中学校高等学校は、200年以上の歴史を持つ『汚れなきマリア修道会』を母体とし、1963年に創立されたカトリックのミッションスクールです。「人とともに人のために生きる」人間の育成をめざし、キリスト教的人間観に基づく全人教育を実践してきました。この教育理念は、まさに現代の教育の中心的テーマである「探究的な学び」に深く通じています。
「本校において探究は、特別な一部の授業に限定されるものではありません。生徒自身が問いを立て、自らの興味や関心をもとに学びを深めていく――このような探究の文化が、学校全体に自然な形で根付いています。
授業やホームルーム活動、学習旅行・修学旅行や体育祭などの学校行事、クラブ活動に至るまで、すべての活動の中で『私はどう考えるか』『私はどう行動するか』と内面から問い続ける姿勢が育まれています。
朝礼や終礼での祈りの時間も、その一例です。世界で起きている出来事に目を向け、「自分だったらどうするか?」と内観し、考える時間が日常の中にあります。この「自分事として社会に向き合う姿勢」が、晃華学園の探究教育の土台となるのです」(安東先生)
探究の真の意味を体現する
晃華学園という学びの場
多様性と協働性を重んじる精神も、キリスト教の価値観に深く根差しています。「皆が同じである必要はない。それぞれに与えられた賜物がある」という教えのもと、生徒たちは互いの違いを尊重し合いながら、自分の役割を見つけ、チームとして学びを深めていきます。
「生徒たちが取り組むSDGsの活動や課題研究は、外部から高く評価されることもあり、そうした経験が励みになったり、進路に結びついたりもします。しかし晃華学園では、それらの評価や結果をゴールとは捉えていません。むしろ、社会の課題に対して『自分だったらどうするか』と真剣に考え、主体的に動き出す姿勢こそが大切であり、そのプロセスの中にこそ、学びの本質があると考えています」
こうした晃華学園の教育の背景には、マリア会の200年を超える歴史と、大切にしている価値観があります。現代的な探究の技法やICTを取り入れつつも、根底には揺るがぬ理念と信念がある――それが、生徒たちの学びの原動力となっているのです。
「大学合格や探究論文の完成が教育目標なのではなく、生徒一人ひとりが『私はこうして隣人のために自分の力を使いたい』という内発的な動機をもち、それを日々の学校生活に落とし込んでいく。その積み重ねが、晃華学園の全人教育・探究教育の核心です」
自身の定めた価値観に従って自らの意思で学びを深め、社会に向けて行動する力を育む晃華学園。ここには、「探究」という言葉が本来もつ意味を、真に体現する理想的な環境があります。
中3生全員が授業で模擬国連に取り組みます。英語が得意な生徒だけを集めて成果を競うのではなく、全員に「自分だったらどうするか」という問いを投げかける――それこそが、晃華学園のめざす教育です。
中2と中3の間の春休みに実施される、3泊4日の奈良京都学習旅行は、調べる力や発表する力を養うことが大きな目的となっています。チームで自主研修のテーマを決めたうえで中2の2学期から事前学習を進め、春休みに旅行本番、中3の1学期に総仕上げとなる事後学習を行います。写真は、京都にて町屋訪問の様子。イベントスケジュール
(事前予約制&定員制)
- 授業体験
8月30日(土)PM - 文化祭
9月20日(土)
9月21日(日) - 入試説明会
10月11日(土)PM
10月20日(月)AM
12月 6日(土)PM - オープンスクール
11月22日(土)PM
晃華学園中学校
〒182-8550 東京都調布市佐須町5-28-1
TEL:042-482-8952
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