Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

私立中高進学通信

2024年11月号

変わる私学!

日本大学豊山女子中学校

新たに生まれ変わる校舎で
0から1を生み出す力を育む

新施設
2026年度よりスタートする新校舎の建築と、これからの同校の取り組みについて、黛俊行校長先生にお話を伺いました。

2026年度よりスタートする新校舎の建築と、これからの同校の取り組みについて、
黛俊行校長先生にお話を伺いました。

2026(令和8)年度より大規模な施設改修を予定している同校。新設される図書館は、現在も注力する探究学習を深める場として、また学校を象徴する施設となることが期待されています。

知の中心となる
図書館の充実をめざす
卒業記念樹のクスノキは中高の関わりを見守る存在です。卒業記念樹のクスノキは中高の関わりを見守る存在です。

 日本大学豊山女子では、日本大学付属校唯一の女子校という特色を活かしつつ、近年は予測困難な時代を力強く生き抜き、世界に貢献するためのアントレプレナーシップ(起業家精神)の育成に力を入れています。その力をさらに育む場として、2026年度より新校舎の建設がスタートします。教室や体育館、放送室など多彩な施設を備えた新校舎のなかでも、特に注目を集めるのが図書館です。

「図書館には、学校のシンボルとしての役割を期待しています。図書館を校舎のエントランスから見える位置に配し、外からでも学習や活動の様子が一目でわかるようにする計画です。スペースを広くとり、動線も改善して書棚を増やし、自習スペースやラーニング・コモンズを新設します。
 また、視聴覚機器も拡充予定ですが、昨今はICT機器の進化が早いため、5年、10年後も容易にアップデートできるフレキシブルなものにします。さらに、多目的に使用できるフリースペースや、移動可能な机・椅子を導入し、用途や目的に応じて自由に変化させられる、型にはまらない空間をめざしています」(校長/黛俊行先生)

 同校は、「何もないところから新しいものを生み出す力と精神こそが、全ての活動の基盤である」という信念を、「0to1(ゼロ・トゥ・ワン)」と表現しています。新たな施設は、この「0to1」の取り組みをさらに力強く支える場となるでしょう。

明るく温もりのある緑豊かなキャンパス。

明るく温もりのある緑豊かなキャンパス。

探究学習で実践する
0to1(ゼロ・トゥ・ワン)

「0to1」の実践として現在取り組んでいるのは、中1の「数学探究」と中2の「理科探究」です。

「例えば、サイコロはどの目も6分の1の割合で出てくると知ってはいても、6回振って1から6まで順番に出てくるわけではありません。回数を重ねるうちに、どの目も大体同じ回数に落ち着いてくることがデータを集めていくなかで検証できます。教科書で簡潔にまとまっていることでも、実際に試して確認していくことが、特に中学生のうちは学びを深めるうえで重要だと感じています」

 数学探究や理科探究の授業では、授業時間の半分を実験に充て、残りの時間は企業研修などでも活用されている次世代型キャリア教材『エナジード』を使用して、従来の教科の枠を越えたアプローチで学びを深めます。正解のない問いにどう向き合い、課題をいかに発見するかを探究し、発表まで行っています。

 また同校の探究学習は、中高一貫校であり、日大付属校でもある強みを活かした独自のものとなっています。

「中3では、各自が深堀りしたいジャンルやテーマを選び、1年をかけて探究に取り組みます。高校でも探究活動を重視し、大学や企業の協力を得てゼミを開講するなど、より深い学びを展開しています。年に2回実施される中高合同の発表会は、中学生にとっては3年間の学びの集大成であると同時に、高校で行う学びに触れ、視野を広げる貴重な機会となっています。高校生が中学生にアドバイスやフィードバックを行うことで、相互に学び合う好循環も生まれています。
 今後、新施設を活用してこの発表会をさらに充実させることが理想です」

現在の校舎外観現在の校舎外観。
新施設の外観イメージ新施設の外観イメージ。
UPDATE
今後を見据え、チャレンジ精神を育む学び舎へ
図書館を中心とする新校舎

(いずれも完成イメージ)

図書館

 メインとなる図書館は、ガラス張りのオープンな雰囲気が持ち味です。本を読む、借りるにとどまらず、授業・自習・ディスカッションなど学びを包括的に司る学校の顔としての役割が期待されています。


体育館

 3階には新たな体育館が配置されます。4階の高さまで吹き抜けにすることで天井高を確保。開放感のあるスペースで思いきり体を動かすことができ、中高共に盛んな部活動がより活発化していくことは確実です。


建設予定地

 新校舎は、現在は使用されていない2校舎の場所に建設予定です。正面入り口から新施設を望む配置とすることで、外からも活動風景が見え、活気ある雰囲気を校内に伝播していきます。

変わるポイント
「0to1」の精神を
体現する新校舎
黛 俊行先生校長 黛 俊行先生

 2026年度の後半より新校舎改修に向けた工事が始まります。社会状況もあって当初の計画より後ろ倒しとなっての着工ですが、内容を練る時間が増えたため、ネーミングなどをじっくり検討していく予定です。「アントレプレナーシップ」や「0to1」の精神を体現する場となるような施設をめざしています。

進学通信 2024年11月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ