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私立中高進学通信

2024年4月号

Students' Chat Spot

トキワ松学園中学校

部活動にも力を注ぐ『探究女子』たち

『探究女子』が同校のめざす生徒像。正解のない問いに取り組む力を身につけることが全員の目標です。高校からは『文理探究コース』と『美術デザインコース』の2コース制を導入し、生徒の特性に合わせた力を育んでいます。

Wさんの写真です。
Wさん(高2)

「私はダンス部の部長を務めています。9月の『トキワ祭(文化祭)』では、振り付けも構成も部員たちで考えて踊ります」

Oさんの写真です。
Oさん(高2)

「軽音楽部でベースとドラムを担当しています。音楽を聴くだけでなく、楽器を使って表現することに喜びを感じています」

Sさんの写真です。
Sさん(高2)

「私は国際交流部で部長を務めています。世界各国の方々と英語で交流したり、ボランティアを行ったりしています」

皆さんが学んでいるコースは?

Wさん
私は『美術デザインコース』で学んでいます。小学校の頃から絵を描くことが好きだったからです。このコースには美術史を勉強したり、絵画やデザインの実技をしたりする授業が多く用意されています。将来はwebデザインの仕事に就きたいので、美術大学の情報デザインコースに進学することが目標です。

Oさん
私は『文理探究コース』の『英語アドバンスクラス』で学んでいます。私もWさんと同じように絵を描くことが好きなので『美術デザインコース』に魅力を感じていました。でも、絵は趣味にとどめて英語やほかの教科の勉強に力を注ぎたかったので、このコースを選びました。『英語アドバンスクラス』の特色は、英語の力が鍛えられることです。私はすでに英検2級を取得していて、次にこの級でハイスコア(高得点)を獲得するための勉強に励んでいます。

 将来の目標はシステムエンジニアのようなIT関連の仕事に就くことです。そのために大学の理学部に進み、情報科学を専攻したいと考えています。

インタビューに応えるSさんの写真です「一人ひとりの『なぜ?』を大切にしてくれる学校です」

Sさん
私も『文理探究コース』の『英語アドバンスクラス』で学んでいます。私はWさんやOさんと違って高校からトキワ松学園に入りました。この学校が国際教育に力を入れていること、留学制度が整っていることが入学した理由です。併設の中学から上がってきた子たちとは、すぐに打ち解けることができました。

 将来の夢は、医師になることです。『国境なき医師団』に憧れていて、どんな国でも通用する医療知識を持った医師になれたらと考えています。そのために国立大学の医学部をめざして勉強に励んでいます。医学部に進学できたら、海外の医療現場を見るために、アメリカへ留学したいと思っています。

部活動について教えてください

Wさん
高校ダンス部は2023年の春に、ダンススタジアム日本高校ダンス部選手権の新人戦でベストビジュアル賞を、DCC全国高等学校ダンス部選手権で最優秀賞をいただくことができました。夏の大会の最後を飾るMUSIC DAYSの決勝大会では最優秀賞をめざしていたのですが、かなわずに悔しい思いをしました。その時、コーチから「これまでやってきたことは決して無駄ではない」と励まされ、部員たちから「Wさんが部長でよかった」と言われて胸が熱くなりました。

 ダンスの素晴らしさは、言葉ではなく、体の動きや表情で気持ちを表現できることです。クラシックバレエやジャズ、ヒップホップなど曲のテイストによって、まったく違う表現方法を楽しむこともできます。また、踊るたびにダンスが人を変えることを実感できます。ダンスによってさらに感受性が豊かになったり、性格が明るくなったり、主体性が身についたりするのです。

 ダンス部には70名もの部員がいます。合宿などでは、部長の私が体育館に集まった部員たちに、大きな声で指示を出さなければなりません。こうした経験を通して、私は部長として、物事を簡潔にわかりやすく伝えることの大切さを学びました。

インタビューに応えるOさんの写真です「毎日、新しい発見がある学校生活が待っています」

Oさん
私が所属する軽音楽部は2023年の夏、大きなステージでの演奏にチャレンジするために、we are SNEAKER AGESという全国高校軽音楽部大会の予選に応募しました。好成績で予選は通過したものの、惜しくも地区大会で敗退したのですが、予選を突破できた時は「私たちの努力を形にできた」と思えました。

 私は中1から軽音楽部に入っていますが、コロナの影響で自由に演奏できない時期が続きました。文化祭でライブ演奏をできたのが、2022年のことです。音楽室が来場者であふれました。2023年の文化祭はさらにたくさんのお客さんが来てくれ「私たちの演奏でこんなにも多くの人たちが盛り上がってくれるんだ」と感動しました。

 私が軽音楽から学んだのは、一体感の素晴らしさです。私たちの生の演奏を聴いて盛り上がっている人たちの姿をステージから見て、演奏にますます熱が入ります。そこに一体感が生まれるのです。また一人だけ頑張っても、聴く人を感動させる演奏はできません。みんなで創り上げてこそ、人の心に響く演奏ができるのだと思います。

Sさん
国際交流部では、カナダやスウェーデンなど海外の方々をお招きして、出身国の食事や文化、習慣などを紹介していただいています。

 また、フェアトレード(※1)の仕組みを学び、フェアトレードによるチョコレートの試食会を行ったり、校内で販売したりして、その意義を広めています。「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」(※2)にも参加しています。校内だけでなく、近隣の保育園とも協力して、小さくて着られなくなった子供服などを集めました。

 部の活動を通して学んだことは、人と人とは言葉以外でも心を通わせられるということです。ジャマイカの方からダンスを教えていただき、いっしょに踊ることで強く実感できました。

※1 フェアトレード…開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立をめざす「貿易のしくみ」です。

※2 “届けよう、服のチカラ”プロジェクト…(株)ファーストリテイリングがUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)とともに取り組むプログラム。不要になった子ども服を回収し、服不足に悩む難民の子どもたちに提供するプロジェクトです。

この学校の魅力は?
インタビューに応えるWさんの写真です「美術の勉強を通して考える力も高まりました」

Wさん
全ての教科の先生がていねいに教えてくださり、先生と生徒の心の距離が近いことです。

 私がめざす美大に合格するにはデッサン力が求められます。私はその勉強を高1から始めたのですが、美術の先生は鉛筆の削り方から教えてくださり、夏期講習も用意してくださって、デッサン力がかなり上達しました。

Oさん
探究活動に力を注ぐことができるところです。私は色と記憶力との関係性について調べています。例えば、教科書で暗記したい箇所には赤い線を引きます。なぜ赤なのかと、疑問をもったことが探究のきっかけでした。調べたところ、赤には誘目性といって人の注意を引き付ける性質があるらしいのです。さらに深く探究して、コンクールなどで発表したいと考えています。

Sさん
私も探究活動ができるところです。私は電池について研究しています。また、生徒同士でディスカッションする授業が多いことも魅力です。他の人の意見に耳を傾けることで、自分にはない発想を得ることができます。

進学通信 2024年4月号
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