私立中高進学通信
2023年8月号
THE 母校自慢!~うちの学校のココが好き~
芝浦工業大学柏中学校
“5年前にも本誌に登場した”6名(当時・中2)が
大学進学した“今”だからこそ実感する母校を語る
(左から)Hさん/NIさん/Mさん/Oさん/Aさん/HIさん
総合の時間や課外活動などで興味のある分野を探究できる同校。
興味を突き詰めることが進路につながったと話す卒業生たち。
Hさん「学校から配られた手帳を使って計画性がつきました!」
Mさん「どんな人でもなじめる学校です!」
HIさん「芝柏に入学すると夢中になれるものを見つけられます!」
「創造性の開発と個性の発揮」を建学の精神としている同校。
2019年に本誌に登場してくれた当時中2の6名に大学1年の今だからこそ実感する母校の魅力を聞きました。
探究活動を通して
自分の進路が開ける
――前回登場してくれた中2の時と比べて、自分自身が変化した点は?
Mさん
中学の時はどちらかというと文系でしたが、先生から「文理選択は将来の目標を踏まえて」と助言を受け、医師をめざしていたので思い切って理系に進み、今は医学部に通っています。
HIさん
芝柏は生徒の挑戦を応援する校風で、中2の頃に比べてチャレンジ精神が旺盛になりました。僕は当時クラス会長でしたが、中3と高2では生徒会長を務めました。高2と高3の時にはピン芸人ナンバー1を決める「R-1グランプリ」に出場し、友だちにも学校にも応援してもらいました。どちらも1回戦落ちでしたが(笑)。
NIさん
中学生の頃は食品や農作物に関する仕事がしたいと思っていましたが、高校の探究活動を通して食品が体にどう反応するかということに興味が湧き、人体の勉強をするために理学部の生体制御学科に進学しました。
Oさん
当時から理系に進みたいという希望はありましたが、自分が将来何をしたいかまでは決めていませんでした。大学生になった今は、やりたいことがだんだん絞り込めてきた気がします。
Hさん
僕は中学3年間、科学部で生物の実験をしていましたが、高校の探究活動を通して物理の面白さに目覚めました。大学では物理や化学の側面から生物を研究する学科で学んでいます。
Aさん
僕は昔から水産系に進みたかったので、進路という点では変わっていません。でも高校3年間がコロナ禍で、社会が急激にリモート化していくなか、芝柏では中1から1人1台パソコンが配布されていたので、課題や課外活動などをリモートで行うノウハウをすんなりと習得できました。
充実の部活動と学校設備
多様性を認め合う人間関係
――学校でお気に入りの場所を教えてください。
Hさん
一番好きなのは、やっぱり化学実験室です。授業ではもちろん、科学部でもたくさん実験をしました。化学の基礎を学べたのはもちろん、友だちと仲良く過ごした場所でもあり、とても思い出深いです。
Oさん
私は自分が部長を務めていた茶道室です。茶道の先生が週2回来てくださって、夏休みには京都に行って表千家のお茶会に参加するなど、とても充実した活動ができました。
HIさん
僕は水泳部だったので、思い出の場所はプールです。芝柏の水泳部は水球がメインですが、1年を通してプールが使える学校は全国的にも貴重だと聞きました。あとは学年ごとにある小さい広場“コモンスペース”です。中学棟のコモンスペースは職員室の隣にあって、勉強でわからないところはすぐ先生に聞きに行っていました。
NIさん
私のお気に入りの場所は図書館です。芝柏の図書館は充実していて、ライトノベルのような気軽に読める本から専門書まで、本当にいろいろな本があります。雰囲気もよく放課後の勉強がはかどりました。
Mさん
私が好きだったのは弓道場です。高校から弓道を始めたのですが、週6で部活動に励むほど高校生活を弓道に捧げました(笑)。弓道連盟の副会長が週2回来校し、技術面の指導から大会に出場する際の心構えまで教えてくださいました。大学でも弓道を続けていますが、先生や先輩から「基本ができている」と評価されるのは、初心者の時にしっかりと教えてもらえる環境に身をおいていたからだと感謝しています。
Aさん
僕はカフェテリアが一番好きでした。ただ昼食をとるだけではなく、朝や放課後にテスト勉強をしたり、中学の時は合唱祭の練習をしたり、高校でも「Webコンテスト」や課外研究の打ち合わせをしたりと、思い出がたくさん詰まっている場所です。
――大学生になった今、芝柏で良かったと思う点を教えてください。
Mさん
芝柏の校風なのか、ちょっと風変わりな人がいても気にせず、お互いの良いところを認め合う学校です。真面目な人が多くて、勉強するのが当たり前の環境だったのも、自分にとって良かったと思います。
HIさん
大学では先生との距離が遠くなってしまいがちなので、芝柏の、先生とフレンドリーに話せる環境を懐かしく思います。また設備も整っていて、グラウンドは人工芝のため雨の翌日でも活動できます。
Aさん
芝柏には“学年団”というシステムがあって、学年が上がっても担任と副担任はあまり変わりません。そのおかげで先生と生徒の距離が近く、先生は生徒一人ひとりの性格を把握したうえで接してくださいました。
NIさん
芝柏は中1から1人1台パソコンを使います。私は機械が苦手で中1の時は四苦八苦しましたが、大学に入ってパソコンを使う機会が増えたため、今はとても感謝しています。
Oさん
中高6年間で理科の実験がすごく充実していました。大学入学前に実験器具の使い方や基礎的な実験を一通り把握できたので助かっています。
HIさん
「芝浦工業大学柏」という学校名から、理系の学校だと感じるかもしれませんが、文系の人も多いですし、自分の興味を納得いくまで探究することができます。僕は芝柏の雰囲気を知らずに中学に入学しましたが、多様な友だちと出会って交友関係も広がり、とても楽しく有意義な中高生活を過ごせたと実感しています。
小誌2019年2・3月号
「Students’ Chat Spot」より。
5年前と同じ中学校舎の生徒玄関にて。
(この記事は『私立中高進学通信2023年8月号』に掲載しました。)
芝浦工業大学柏中学校
〒277-0033 千葉県柏市増尾700
TEL:04-7174-3100
進学通信掲載情報
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