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私立中高進学通信

2023年特別号

探究の花が咲く

開智中学・高等学校一貫部

互いに発表し合い、ともに学び合う
『探究発表会』を開催

『探究発表会』では、さまざまな形式で生徒が発表します。
写真はポスターを使って発表するギャラリーウォーク形式の様子。

2024年2月6日・7日の2日間で開催された開智中学校・高等学校の恒例行事『探究発表会』を取材。探究発表会の開催に尽力された探究テーマ室長の久保智先生と、発表を行った志賀愛美さん(中2)にお話も伺いました。

発表スタイルを自分で選ぶ
個人探究の集大成
探究テーマ室長の久保智先生探究テーマ室長の久保智先生

 1997年の開校当初から「探究」を教育の柱とする同校では、1年生(中1)から4年生(高1)までの生徒全員が個人探究に取り組みます。一人ひとりが、自分の興味・関心に合わせて設定したテーマや疑問をもとに探究した成果を発表するのが学年末の『探究発表会』です。

「本校では各学年で探究型の力を鍛えていきながら、1年生から2年生までは個々の興味・関心を深掘りしていき、3年生・4年生の2年間は視野を広げて学校の外に出て実験・検証していくというように、2年間を区切りに個人の探究活動を進めています。探究発表会は2年生と4年生にとって、2年間で取り組んできた成果を披露する場ですし、1年生と3年生にとっては、先輩の発表を見て学ぶ機会となっています」(久保先生)

 探究発表会は、教室でプロジェクターを使って説明するスライド発表と、ギャラリーや会議室などの広いスペースでポスターを使って発表するギャラリーウォーク形式の発表、ホールのステージで発表する大舞台発表に分かれて実施され、生徒が自分に合った発表の形式を選べることも特徴の一つです。

「自分の考えを効果的に説明したい生徒はプレゼンテーション発表を、同じテーマに興味をもつメンバーと意見を交換したい生徒は聴講者との距離が近いポスター発表と、自由に選べるようにしています。多くの人にメッセージを伝えたい生徒は、大舞台での発表にも挑戦できます」(久保先生)

ホールで、大勢の生徒の前でプレゼンテーションする生徒。ホールで、大勢の生徒の前でプレゼンテーションする生徒。
堂々とした発表に、後輩たちが真剣な眼差しで聴き入ります。堂々とした発表に、後輩たちが真剣な眼差しで聴き入ります。
各教室でプロジェクターを使って発表する生徒。各教室でプロジェクターを使って発表する生徒。
校内にはそれぞれの発表をアピールするポスターも掲げられていました。その生徒ならではの、ユニークなテーマが並びます。校内にはそれぞれの発表をアピールするポスターも掲げられていました。その生徒ならではの、ユニークなテーマが並びます。
タテのつながりと、継続性
生徒同士の発展的なつながり

「探究をどのように成長させていくか」に取り組む同校は、今年度の探究発表会に新たな企画を盛り込んでいます。

「2023年度の探究発表会では、1年生が現時点での探究の成果を2年生の先輩に聞いてもらう機会も設けました。1年生は、次の新入生オリエンテーションで自身の探究を発表し、開智の探究がどのようなものか、新入生に伝えます。また、開智の特徴である『フィールドワーク』について1つ上の学年が経験談やアドバイスを発表する機会も設けました。このように縦のつながりを意識して探究活動に取り組んでいます。先輩の探究テーマを後輩が引き継ぐことで本校の文化として根付き、生徒たちの力で発展させていけるようになることを期待しています」

 さらに今回の探究発表会は開智学園内の系列校の開智未来高等学校(埼玉県加須市)、開智望中等教育学校(茨城県つくばみらい市)の代表生徒による探究発表を聞く、という新しい取り組みも行われ、新鮮な刺激に満ちた2日間となりました。

「探究発表会は、一方通行のプレゼンテーションのみならず、情報交換が盛んに行われる場にしたいと考えています。例えばギャラリーウォーク形式の発表では、同じ興味をもつ人のさまざまな意見を集めることができます。それによって一つのテーマをより深めていけるのです。
 探究は一人ひとりが個々の興味・関心をもとに自分の世界を深めていく取り組みですが、それによって気づいたことやわかったことを互いに発表し合い、それぞれの世界に触れ合うことで、何よりもうれしく楽しい経験になると考えています。
 探究発表会を機に生徒同士が刺激し合ったり、それぞれの探究テーマを共有したりすることで大きなエネルギーが生まれます。この発表会を機に学びの楽しさに気づき、自分の世界をさらに広げて、未来へ羽ばたいていってほしいと思っています」

ギャラリーウォーク形式の発表の様子。ギャラリーウォーク形式の発表の様子。
同じテーマに興味をもつメンバーが各スペースに集まり、意見交換が盛んに行われました。同じテーマに興味をもつメンバーが各スペースに集まり、意見交換が盛んに行われました。
学校行事においても、生徒の主体性を大切にする同校。探究発表会も実行委員会が組織され、生徒によって運営されています。学校行事においても、生徒の主体性を大切にする同校。探究発表会も実行委員会が組織され、生徒によって運営されています。
開智学園内の系列校の開智未来高等学校、開智望中等教育学校の代表生徒も招待して、プレゼンテーションが行われました。開智学園内の系列校の開智未来高等学校、開智望中等教育学校の代表生徒も招待して、プレゼンテーションが行われました。
より深いアイデアや新しい視点が得られた
ギャラリーウォーク形式の探究発表
志賀愛美さん(高2)志賀愛美さん(中2)

 私は読書が好きで、中1から「本」を個人探究のテーマにしてきました。今回の探究発表会に向けては相関分析という手法が条件になっていたので、「本を題材に、相関分析が活かせるテーマはなんだろうか?」と考えるところから始まりました。探究は試行錯誤の繰り返しです。資料を集めたり分析したりする時間だけでなく、常に頭の中にテーマがあり、ふと思いついたアイデアをメモするなどしながら継続的に取り組んでいました。

 今回の探究発表までに、新しくわかったこともあれば、検証しきれなかった疑問もあります。全てを明らかにできたわけではありませんが、そうした部分も含めていろいろな人と意見交換をしたいと思い、ギャラリーウォーク形式のポスター発表を選びました。

 いざ発表となると、伝えたいことに対してしっくりくる言葉が出てこないことや、説明が足りていない部分もありましたが、発表後に質問をしてもらえたことで、そうした部分を補うことができました。また、質問があるということは私の発表に興味をもってくれたからだと思うと、とても嬉しかったです。探究発表会を通してより深いアイデアや新しい視点が得られ、とても良い経験になりました。

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