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私立中高進学通信

2022年8月号

実践報告 私学の授業

サレジアン国際学園中学校

21世紀に活躍できる
“世界市民”を育成

校名変更・共学化とともにインターナショナルクラスを新設
AGの数学の授業。疑問があればすぐに手を挙げ、意見を述べるのもインターナショナルクラスの特長です。

AGの数学の授業。疑問があればすぐに手を挙げ、意見を述べるのもインターナショナルクラスの特長です。

国際社会に通用する論理的思考力と
プレゼンテーション力を磨く
AGの社会の授業。生徒の実力を伸ばすため、教員自らが作った教材を使用することも。AGの社会の授業。生徒の実力を伸ばすため、教員自らが作った教材を使用することも。

 2022年4月、ローマに本部を置く女子修道会が母体の「星美学園中学校高等学校」が共学化。中学では本科クラスのほか、主要教科を英語で学べるインターナショナルクラスを備えた「サレジアン国際学園中学校高等学校」として新しいスタートを切りました。

 同校が教育目標に掲げているのは、「21世紀に活躍できる“世界市民”の育成」。「考え続ける力」「コミュニケーション力」「言語活用力」「数学・科学リテラシー」「心の教育」の5つの力を重視し、すべての教科において、自ら問題を発見し、解決することを重視した能動的な学習法・PBL(=Project Based Learning 問題解決型学習法)を導入。全教員が一丸となって、新しい時代の、新しい世界で輝ける“世界市民”の育成を目指し、取り組んでいます。

インターナショナルクラスは
英語習熟度別に2つのグループが

 新設されたインターナショナルクラスには、帰国生など高い英語力を持つ(英検2級以上)生徒を擁するアドバンストグループ(AG)と、学習歴は浅くとも英語学習に高い意欲のある生徒を擁するスタンダードグループ(SG)を設置。

 AGでは、週10時間の英語をはじめ、数学・理科・社会の各専門性をもった外国人教員によるオールイングリッシュ授業、国語とその他の教科は日本語による授業を展開。SGでは、外国人教員主導で日本人教員がサポートに入る英語の授業を週10時間、その他の教科は日本語で授業が行われています。

「本校はケンブリッジ国際認定校になっていますので、ケンブリッジ大学国際教育機構から教材やトレーニングなどのサポートを受け、世界水準の高度な教育を実施しています。さらに強調したいのは、英語がネイティブというだけでなく、自国で専門分野の教鞭をとっていた外国人教員が揃っていること。教員全員がこの学校をより良くするために、“チェンジすること”を厭わず、日々前向きに、最適な教育指導法を模索し、取り組んでいます」(インターナショナルコース推進部部長・英語科/加藤亜由先生)

 さらに特筆すべきは、ホームルームはAGとSGが混在し、担任も外国人教員と日本人教員がチームで当たっていることです。

「外国人教員がホームルームを担当することや、クラスメートにさまざまなルーツを持つ生徒がいることで、子どもたちは国際教育やダイバーシティについて、自然と日々の生活で体得していきます。毎日の学校生活そのものが“世界市民”へと成長するプログラムになっています」(加藤先生)

本科クラスも、“世界市民”として
自ら考え、発信できる力を磨く

 本科クラスでは、PBL型授業を軸に、「研究者として通ってもらう」ことをコンセプトに、主体的に考える・取り組むプログラムを重視しています。

「今日は何を教えてくれるのだろうではなく、今日はこれを解明してやるぞという姿勢で学校に通えるような授業を徹底しています。また、中学では探究型授業の〈個人研究〉を週3時間、高校では週2時間設けています。大学のゼミのように、自分の好きな分野から各自でテーマを設定して研究するプログラムです」(統括募集広報部長/川上武彦先生)

 外国人教員主導による英語の授業のほか、クラブ活動などインターナショナルクラスの生徒たちとの関わりも多く、バックグラウンドが異なるさまざまな人たちとの交流を通して、生徒たちは人間力も磨いています。

「グローバル社会になり、テクノロジーも進化し、今後、仮想空間と現実空間の境目はどんどん希薄になることが予想されます。そんな時代において、“この人がいたから良い結果につながった”と言われるような存在価値のある人材を育てていきたいと考えています」(川上先生)

SGの英語の授業は、外国人教員主導で日本人教員がサポートに入る、チームティーチング形式で行われています。SGの英語の授業は、外国人教員主導で日本人教員がサポートに入る、チームティーチング形式で行われています。
ICT教育にも力を注ぎ、中1からICTを正しく効率的に活用するスキルを高めています。ICT教育にも力を注ぎ、中1からICTを正しく効率的に活用するスキルを高めています。
本科の理科授業。PBL型を軸に、学問と社会のつながりを意識しながら、主体的に考えて取り組む授業を展開。本科の理科授業。PBL型を軸に、学問と社会のつながりを意識しながら、主体的に考えて取り組む授業を展開。
いろいろな友達ができて毎日がとても楽しいです
本科クラス Sさん(中1)

みんなと楽しく英語を学びたいからこの学校に入りました。いろいろな友達ができて、いろいろな発見があって、毎日がとても楽しいです。とくにクラブ活動で入ったバスケットボール部ではインターナショナルクラスのAGの友達もできました。もっと自分も英語を勉強して、その友達と仲良く、いっぱいしゃべれるようになりたいです。

インターナショナルクラス SG Oさん(中1)

小学生のときから、世界を舞台に英語を使って仕事をしたいと考えていました。この学校は英語やPBL授業に力を入れているので、将来とても役に立つと思って選びました。学校にいると、毎日、海外にいるような感覚でとても楽しいです。在学中に生活の全てで英語を使っていけるようになりたいです。

インターナショナルクラス AG Lさん(中1)

オーストラリアで生まれ、9歳から日本で育っている私は、英語と日本語の両方を勉強したいと思い、この学校を選びました。委員会やクラブ活動などがんばりたいことも見つかり、毎日がとても楽しいです。また、豊かな緑に包まれ、自動販売機や自主学習スペースなど、生徒思いのサービスがいっぱいあるのも、この学校の好きなところです。

ココも注目!
自国で教鞭をとっていた
各分野の専門教員が指導
チェンジを厭わない、高い志を持ったドリームチーム。チェンジを厭わない、高い志を持ったドリームチーム。

 インターナショナルクラスの英語・数学・理科・社会の授業は、自国の学校で各専門分野の教鞭をとっていた外国人教員たちがオールイングリッシュで担当。ケンブリッジ国際認定校のプログラムを最大限に活かし、優れた“世界市民”を育成すべく、授業を展開しています。

進学通信 2022年8月号
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