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私立中高進学通信

2022年8月号

みんなのSDGs

青稜中学校

企業との商品開発を通し
フードロス問題を考える

大学におけるゼミ授業のような、ハイレベルな探究の場「ゼミナール授業」を展開している同校。バラエティに富んだ全14講座の中から、SDGsをテーマにした講座を取材しました。
フードロスに関するクイズに解答する生徒たち。楽しそうに授業を受ける姿が印象的でした。

フードロスに関するクイズに解答する生徒たち。楽しそうに授業を受ける姿が印象的でした。

問題を解決する糸口は
身近なところにある

 社会に貢献できる人間の育成をめざし、2020年度から積極的な学校改革を行っている同校。中2・中3生対象の「ゼミナール授業」では、教員自身が深く学んでほしいことをテーマに盛り込んだ、さまざまな講座を展開しています。開講される全14のゼミのうち、校長の青田泰明先生は「SDGs」をテーマとした講座を受け持ち、さまざまな企業とコラボレーションしたワークショップを行っています。

「SDGsの課題を解決する糸口が、実は身近なところにあることに気づいてほしいという思いから、この講座をスタートさせました。楽しみながらSDGsについて考えるきっかけになればと思っています」(青田先生)

 2022年度前半は、食品宅配を行う企業「オイシックス・ラ・大地」とコラボレーションした企画を進行中。生徒たちはまず、フードロスについて学びます。そして、廃棄されてしまう食材の中から「きのこの石づき」「昆布の根元」「大根の葉」を選び、それらを使った新しいメニューをグループごとに考案します。そして、10月に行われる商品完成お披露目会で、実際にそのメニューが披露される予定です。

 今回の授業を担当する「オイシックス・ラ・大地」の東海林園子さんは、「生徒さんたちの関心度が高く、食材を選ぶ理由までグループワークで考えていたことに驚きました。我々にとっても非常に刺激的な企画となっています」と話してくれました。

大人たちの思いを感じ
未来に絶望してほしくない

 そもそも、ゼミのテーマに「SDGs」を取り上げる意義について、青田先生は「スウェーデンの環境活動家グレータ・エルンマン・トゥーンベリさんによる学校ストライキから始まったこのテーマに対する大人の責任だと感じています」と力を込めます。

「我々、大人のほうでも動いていることを生徒たちにわかってもらいたいという気持ちが根底にありました。生徒たちには、未来に絶望してほしくないのです。そこで私のゼミでは、さまざまな企業の方に来ていただき、これだけ未来のことを考えて動いている大人がいるということを感じてもらいたいと思っています」

 そうしてスタートしたゼミが、生徒たちの大きな成長につながりました。

「さまざまな考え方があるなかで、自分とは異なる意見を尊重しながらも、一つのものをみんなで作り上げていくという、これからの社会で必要となる能力を学ぶことができていると感じています」(青田先生)

クイズを織り交ぜながら、わかりやすく「フードロス問題」について説明する「オイシックス・ラ・大地」の方々。クイズを織り交ぜながら、わかりやすく「フードロス問題」について説明する「オイシックス・ラ・大地」の方々。
グループワークでは、積極的に意見を出し合う姿が見られました。グループワークでは、積極的に意見を出し合う姿が見られました。
グループごとにフードロス食材を使ったメニューを考え、発表しました。グループごとにフードロス食材を使ったメニューを考え、発表しました。
中2・中3生を対象とした、全14講座のゼミ授業 各ゼミが体験学習、座学、グループワークなど、多彩な授業を展開しています。青田ゼミでは、さまざまな企業の方を招き、企業の取り組みを学びつつ、グループワークやディスカッションなどを通して、生徒の意識も高めていきます。

中2・中3生を対象とした、全14講座のゼミ授業
各ゼミが体験学習、座学、グループワークなど、多彩な授業を展開しています。
青田ゼミでは、さまざまな企業の方を招き、企業の取り組みを学びつつ、
グループワークやディスカッションなどを通して、生徒の意識も高めていきます。

12.つくる責任、つかう責任
捨ててしまう食材を活用した新メニューを考案!

「ヘルしいたけハンバーグ」

 私たちは、しいたけの石づきを使ったハンバーグを提案しました。食感を大切にするため、大きめにカットすることがポイントです。石づきを混ぜることでハンバーグもヘルシーに楽しめるため、女性にはぴったりだと思います。普段は捨ててしまう石づきも、きちんと調理すればおいしく食べることができるので、フードロスをなくして、環境問題にも貢献していけたらと思います。

右:中3 Tさん/左:中3 Yさん

左:中3 Yさん/右:中3 Tさん

「こんぶそうめん」

 私たちは、昆布の根元を使い、そうめんを開発することを考えました。そうめんに昆布を練り込むことで、特有の風味が出ておいしく味わえると思います。また、昆布の根元を水につけて出汁を取った昆布水は、熱中症予防やダイエット効果もあるので、夏場にぴったりだと思いました。

右:中2 Sさん/中央:中3 Mさん/左:中 Kさん

左:中 Kさん/中央:中3 Mさん/右:中2 Sさん

 このほかにも授業では「大根の葉」を使ったメニューも考案されました。

挑戦のプラットフォームにしたい
校長/青田泰明先生校長/青田泰明先生

 学校という場は、生徒たちを守るという目的のために、どうしても閉鎖的になりがちです。しかし、それでは生徒の価値観は広がっていきません。一方で、企業も新しいアイデアを欲しています。その2つをつなぐことで、お互いに良い効果がもたらされると考え、企業を招いた講座を行っています。私は、本校を「挑戦のプラットフォーム」にしたいと考えています。生徒も、我々教員も挑戦をしますが、企業の方々にも本校を使って新しい挑戦をしていただきたい。みんなで新しい価値を生み出す場になればと考えています。

進学通信 2022年8月号
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