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私立中高進学通信

2022年特別号

学校見学へGO!

本郷中学校

生徒会自らが運営する「学校見学会」で
生徒目線のリアルな「本郷の魅力」を発信!

中1~中3の生徒4名による「生徒への質問コーナー」の写真です。

中1~中3の生徒4名による「生徒への質問コーナー」。
「頑張っていること」「失敗してしまったこと」「将来の夢」など、それぞれが本音で語ります。

「個性を尊重した教育を通して国家有為の人材を育成する」を理念に文武両道を掲げ、人間教育に注力しながら難関大学合格者を毎年輩出している同校。受験生と保護者へのきめ細かい情報発信で、ますます注目を集めています。その一つ、「学校見学会」(7月・12月に各1日開催)は、先生の助けを借りずに生徒会の生徒のみで運営する、生徒目線で本郷の魅力を伝える場です。同イベントに参加して同校の受験を決めるケースも多い「学校見学会」、今回は12月18日(午前2回、午後2回)の午後1回目を取材しました。

自分たちの言葉で
本郷の等身大の魅力を伝えたい

「学校説明会」(5月・9月・10月に各3日開催)、「入試説明会」(11月に4日開催)が、先生主導の情報発信であるのに対し、「学校見学会」は在校生が生徒自身の立場で本郷について語る場です。全プログラム(学校説明・生徒への質問コーナー・校内見学ツアー・個別相談会)を生徒のみで実施しています。3年前から生徒会が全運営を任されることになった経緯を、高1の生徒会会長・Kさんは次のように話します。
「僕は当時中1だったのですが、本郷の本当の姿をわかってもらうには、実際の生徒である僕たちが語るほうがより伝わるのではと考え、それを先生方に提案したところ快く承諾してくださいました」

そうしてスタートした学校見学会へ小学生の時に実際に参加し、先輩の生の声を聞き本郷へ入学を決めたのが、中2のSさん。
「ステージで本郷について堂々と語る先輩方がかっこよく、第1志望校に決めました。そして、本郷に入学して、その良さを再確認できました。生徒会メンバーになった今、自分たちの力でさらに魅力的な学校にしていきたいと思います」

 今回の学校見学会は、生徒会メンバーのうち24名によって行われました。
「受験生・保護者にできるだけ関わりそのニーズを十分に捉えたいです。そして、僕たち“チーム”が協力し合って『本郷はこんなことが楽しい』ことをしっかりアピールしていきたいです」(生徒会会長のKさん)

インタビューにこたえるkさんの写真です。生徒会会長のKさん(高1)。「将来の夢は、宇宙飛行士など宇宙関係の仕事に就くことです」
インタビューにこたえるsさんの写真です。委員会局委員会課長のSさん(中2)。「SDGsなどに関心が高く、将来は政治に携わりたいです」
受付の様子を撮影した写真です。受付の様子。検温と消毒の声がけ、会場案内、事後アンケートの依頼など、すべてを生徒たちが行います。
受付横の「中1から受験生へのメッセージ」を撮影した写真です。受付横の「中1から受験生へのメッセージ」。受験生にとって何よりも励まされます。
在校生がイキイキと学校について語る姿に
受験生と保護者も熱い眼差しを注ぐ

 中3のKさんの司会でスタートした午後1回目の「学校見学会」。まずは中1のKさんによる「本郷の説明」です。
「皆さんこんにちは。中学1年生のKです。これから本郷中学校・高等学校の説明を始めます。どうぞよろしくお願いいたします」
 元気の良い挨拶に、観客席からは大きな拍手が沸き起こりました。入学から約9カ月の中1生の目線で語られる説明だけに、入学後の“自分”“わが子”に重ね合わせ、受験生も保護者もKさんからの話に釘付けでした。

「今日は、本郷の教育目標・勉強・部活動・学校行事の順にご紹介し、その後、僕が感じる『本郷の良いところ』、去年僕が受験した時の感想を含めた『入試問題の傾向と対策』をお話しします」
 最初に全体の流れをアナウンスし、自作のスライドを使ったプレゼンテーションが始まりました。

「まず、『文武両道・自学自習・生活習慣の確立』の3つの教育目標についてです。本郷では多くの生徒が部活に参加し、勉強も頑張っています。グループ学習やディスカッションができる学習スペース『ラーニングコモンズ』や、スケジュール管理のための手帳など、それができる環境が整っています」

「中1の勉強は、数学は中学受験で覚えた知識を使うケースが多いです。英語は皆同じスタート地点なので、心配ありません。理科はⅠとⅡに分かれ、中1は化学と地学、中2は物理と生物を学び、実験・観察が多いです。後の校内見学ツアーで理科実験室も紹介するので楽しみにしていてください」

 さらに国語・社会科と続き、
「中2で中学過程が終わり、高校では特進コースと進学コースに分かれます。勉強についていけるか心配な人もいると思いますが、授業をきちんと聞いて自学自習すれば大丈夫」
 そんな、入学後の不安や心配を解消してくれる、在校生ならではの具体的なアドバイスもありました。

司会をしている中3のKさんを撮影した写真です。今回の司会は中3のKさん。役割は毎回ローテーションし、全員がさまざまな立場を経験します。
自身で作成したスライドを使い熱く語る中1のKさんを撮影した写真です。自身で作成したスライドを使い熱く語る中1のKさん。仲間と切磋琢磨しながら充実した学生生活を送っている様子がリアルに伝わってきます。
在校生が語るからこそ説得力のある
「僕が思う本郷の良いところ」

 時間割を紹介しながら、「中1では数学と英語は6時間ずつ、体育ではバレーボール、マラソン大会もあります」と、わかりやすい説明を続けるKさん。部活動は運動部が有名ですが、ESS部や社会部など、校外で好成績を残している文化部もたくさんあること、本郷祭や体育祭、競技大会のこと、そして新入生オリエンテーションで多くの友達ができるから安心してほしいことなど、受験生・保護者が知りたい情報を中1生の視点から存分に伝えます。

 なかでも「僕が思う本郷の良いところ」は、学生生活の充実ぶりがダイレクトに伝わってくる熱意あふれる内容。
「僕が本郷に入って良かったなと思うことは、優秀な友達と切磋琢磨しながら学校生活を送ることができること。良きライバルでもある友達と勉強も部活動も競い合うことで、モチベーションが上がり、もっと頑張ろうと思えます。たとえば定期考査で成績が良ければ、『やった!』 と思うしその逆の場合は、悔しさをバネにして頑張ることができる。このようなサイクルで学生生活を送れるのが、本郷の魅力です」

 自らの体験に基づいて語られる説得力のある説明に、受験生も保護者も熱心に耳を傾けていました。

学年が異なる4名の生徒が語る
「生徒への質問コーナー」

 次は中1~中3の4名の生徒による「生徒への質問コーナー」。事前アンケートで多かった質問に対して生徒たちが答えていく、毎回好評の企画です。

 まず「入学して良かったことは?」と問う司会のKさんの質問に、
「入学後すぐにオリエンテーションがあるので、たくさんの友達を短時間でつくれたことです」(中1生)
そこで司会のKさんは、
「本郷では自分が夢中になれることを見つけられ、仮にそれに没頭していても、友人も先生もそのことを否定せずに認めてくれます。だから、本郷にはいろいろな趣味をもつ人が多いのだと思います、そのつながりの友達もできやすいと思います」と付け加えます。

 一方「学校に直してほしいところは?」と聞かれた中3生。
「皆さんの前で答えにくいことを突きつけられてしまいました」と軽く笑いを取った後、
「1号館4階のトイレがあまりきれいじゃないので、直してほしいです。これは皆さんにも大いに関係があって、実はこのトイレは中1生用なので、入学したら皆さんが使うことになるわけです。ちなみに中3のトイレはものすごくキレイです」と答えると、会場からどっと笑いが沸き起こりました。そんなユーモアも盛り込みつつ、ありのままの学生生活と学校の魅力を生徒目線で伝えます。

 最後に司会のKさんから
「本郷には、生徒一人ひとりにとっての居場所が必ずあります。だからこそ、広く世界へ羽ばたき活躍する卒業生が多いんです」

 司会者と回答者の息の合ったかけ合いに、生徒会メンバーの仲の良さもうかがえる同コーナー。さまざまな個性をもつ生徒たちが、それぞれの特性を活かして自由に楽しく学生生活を送っている様子がイキイキと伝わってきました。

会場の様子を撮影した写真です。

常に笑いが絶えない、和やかな雰囲気に包まれていた会場。
保護者は将来のわが子をイメージしながら話を聞いていたようです。

生徒による本音の説明も興味深い
「校内見学ツアー」

 講堂での学校説明・質問コーナーの後は、約15組ずつに分かれて校内見学ツアーへ。1グループに2人の生徒がアテンドし、校内を案内してくれます。「ラーニングコモンズ」とその向かいにある「図書室」では、
「このスペースは、特にテスト前に生徒であふれています。図書室の蔵書は4万冊以上、ライトノベルや赤本もありますよ」など、当事者ならではの説明に、受験生と保護者は熱心に聞き入ります。

 そのほか、理科実験室、体育館、屋上テニス&バレーボールコート、トレーニングルーム、カフェテリアなどを見学。それぞれの生徒のユーモアを交えた説明も楽しく、約30分のツアーはあっという間でした。保護者からの「プールの授業はあるの?」「小6のこの時期、どんな勉強をしていた?」などの質問にも真摯に答えている姿も印象的でした。

 その後、希望者は生徒による「個別相談会」へ。参加した保護者からは「実際に受験を経験し、毎日学校で過ごしている生徒ならではの意見はとても有益です。リアリティがあって、息子の勉強のモチベーションにもつながります」との声もありました。

 会が始まる前に流す映像や校内の展示、学校説明・質問コーナーの内容や構成、校内見学ツアーの導線など、直前の回のアンケートも活用し、その日のうちに改善を重ねる生徒主導の「学校見学会」。生徒と生徒の関わり、生徒と受験生・保護者の関わりのなかで、より多くのことを学ぶことができます。

校内の主要な場所を案内してくれる「校内見学ツアー」の様子を撮影した写真です。校内の主要な場所を案内してくれる「校内見学ツアー」は「入学後の学生生活が具体的にイメージできる」と好評。ラーニングコモンズでは、社会学部の活動も披露。
理科実験室で充実した設備を誇らしげに説明する生徒の様子を撮影した写真です。理科実験室は、生物地学室・物理室・科学室・中学理科室と4つの専門教室を完備。充実した設備を誇らしげに説明する生徒。
校内見学ツアー後に希望者が参加する「個別相談会」の様子を撮影した写真です。校内見学ツアー後に希望者が参加する「個別相談会」。生徒が相談員となってさまざまな質問に答えます。
本郷中学校  

〒170-0003 東京都豊島区駒込4-11-1
TEL:03-3917-1456

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