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私立中高進学通信

2021年8月号

注目! News and Topics

富士見中学校

社会課題と向き合う視野と主体性を養う
地域連携で実現した探究プログラム

練馬区役所の職員が来校して講演を実施。区民参加による「住みやすいまち」について考えました。

練馬区役所の職員が来校して講演を実施。区民参加による「住みやすいまち」について考えました。

ネット検索で終わらない
情報収集力を鍛える
中2の探究プログラムを担当する理科(生物・地学)の中村誠先生。中2の探究プログラムを担当する理科(生物・地学)の中村誠先生。

 社会に貢献できる自立した女性の育成を教育目標に掲げる同校では、独自の取り組みである「探究プログラム」を6年間にわたって展開しています。

 中学の探究プログラムは、中1で「問う」、中2で「調べる」、中3で「伝える」をテーマに、それらの力を高めることを目標にしています。生徒同士による校内でのワークショップのほか、多彩なフィールドワークや外部連携で「自分自身」から「他者」、そして「社会」へと生徒の視野を広げていくプログラムが編成されています。

 中2が取り組むのは、同校が位置する練馬区とコラボレーションした「ねりま探究」。地域の施設や商店街からの「中学生の生の声が聞きたい」という要望に応える形で実現した探究学習です。今年は練馬区役所や同区内で活動するNPOなどと協働しながら、「住み続けられるまちづくり」を考えていきます。

「中2の目標は『調べる』です。現代はインターネットで検索すればあらゆることが『調べられる』と思われがちですが、かつて正しいとされていた情報も、現在ではアップデートされている可能性があります。またネット上にはソースが不確かな情報も見られます。地域の課題解決に向けて働いている人たちの話を聞き、質問を投げかけるなど実際に交流して、生徒たちに真の情報収集能力を養ってもらいたいと考えています」(理科/中村誠先生)

 外部団体を招く前段階として、生徒たちは「自分が考える住みやすいまち」「自分が感じる地域の課題」について話し合いました。中1の探究プログラムで鍛えた『あらゆる場面で問いながら考える力』がここで発揮され、活発な意見が飛び交います。

「教科の授業と違って模範解答がないので、自由に発言できてやりがいを感じます。自分と異なる意見が聞けるので、いろいろな考えや価値観を知ることができて『人間って深いな』と思いますね」(松組/K・Sさん)

 生徒たちは多様なものの見方を共有する中で、社会課題が一筋縄ではいかない問題であることを学びます。

「正解が一つではない難しさはあります。それでも班で話し合いながら『みんなにとって一番良い結論』を導き出せたときには大きな喜びがあります」(梅組/M・Sさん)

課題解決の難しさに直面し
促されていく成長

 今年の中2の大テーマは「未来都市NERIMA2030」。現在の地域が抱える課題を「防災」「子育て」「高齢者福祉」「緑と環境」のカテゴリーですくい上げ、解決のためのアイデアを出し合い、自分たちが社会に羽ばたく2030年の練馬のまちの姿をデザインすることを、1年間の最終的な目標としています。

「生徒たちには単なる理想ではなく、実現可能か考えながら区民サービスや支援、施設整備といった解決策を導き出すよう指導しています。ハードルの高い取り組みですが、ご協力いただいた練馬区にもフィードバックすることで、生徒たちの達成感はさらに大きいものになるはずです」(中村先生)

 練馬区役所からは、実際に届いている「区民のお困りごと」が生徒たちに共有されました。

「練馬区は東京でも緑の多いところが魅力です。だけどもっと商業施設が欲しいという声もある。町の発展と環境保全のバランスをどのように取ればいいのか、難しいと感じています」(竹組/N・Mさん)

 主体的に取り組んでいるからこそ、答えは簡単には出てきません。しかし、中2の探究プログラムはまだ始まったばかり。中学生ならではの、柔軟かつ魅力あるアイデアに、練馬区からも期待が寄せられています。

班で話し合った結果を「課題発見シート」に記入。シートをタブレット端末に取り込むことで、他班とも共有されます。班で話し合った結果を「課題発見シート」に記入。シートをタブレット端末に取り込むことで、他班とも共有されます。
各班3~4名のグループで「課題の背景にある要因」や「解決のために考えられるアクション」を話し合います。各班3~4名のグループで「課題の背景にある要因」や「解決のために考えられるアクション」を話し合います。
区役所に届いた「区民の声」をランダムで配布。ここから区が抱える課題を発見します。区役所に届いた「区民の声」をランダムで配布。ここから区が抱える課題を発見します。
ワークショップの最後には各班のプレゼンを披露。行政でも解決できない難題に取り組んだ生徒たちに、区役所職員から称賛の言葉が送られました。ワークショップの最後には各班のプレゼンを披露。行政でも解決できない難題に取り組んだ生徒たちに、区役所職員から称賛の言葉が送られました。
身近な課題から世界へと広がる視野
3人のお気に入りの場所、図書室にて。右から竹組/N・Mさん、梅組/M・Sさん、松組/K・Sさん。3人のお気に入りの場所、図書室にて。
右から竹組/N・Mさん、梅組/M・Sさん、松組/K・Sさん。

 4月からの「ねりま探究」を通して、生徒たちは「町の見え方が変わった」と社会への関心を深めています。

「区報に注目するようになったり、この施設にはどんな役割があるのかを考えたり、町を歩いているだけでも勉強になることがたくさんあります」(梅組/M・Sさん)

 高校の探究学習では、世界の目標として注目されているSDGsについても考えます。

「練馬区から東京、日本、そして世界へと、自分たちができることのスケールが広がっていくのでワクワクします」(松組/K・Sさん)

 また、探究プログラムでは発表の機会が多いことも、生徒たちの刺激になっているようです。

「自分の考えをまとめてわかりやすく伝えるという訓練は、高校でも大学でも役立ちそうです」(竹組/N・Mさん)

(この記事は『私立中高進学通信2021年8月号』に掲載しました。)

富士見中学校  

〒176-0023 東京都練馬区中村北4-8-26
TEL:03-3999-2136

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