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私立中高進学通信

2021年7月号

私学の英語最前線

城北中学校

大学受験を勝ち切り
その先の世界を広げる英語力を

6年間を3期に分けて、それぞれの発達段階に応じた英語教育を行う同校。大学受験に対応できる英語力を身につけながら、グローバルな視野を広げます。
同じネイティブ講師と3日間を過ごす「イングリッシュ・シャワー」。関係が深まって話しやすくなり、学習効果が高まります。

同じネイティブ講師と3日間を過ごす「イングリッシュ・シャワー」。
関係が深まって話しやすくなり、学習効果が高まります。

グローバル社会を見据えた
世界で学び・働く人材を育成

「着実・勤勉・自主」を校訓として日々の行動規範に位置付け、教育目標「人間形成と大学進学」の達成をめざす同校。自分の未来を自分で切り開く力を養うために、生徒の発達段階に合わせて目標を定めた「3期体制」による一貫教育プログラムを実践しています。

 英語教育においても「3期体制」を基本として、グローバル社会を見据えた、単なる語学教育だけではない、世界のどこでも学べ、仕事をし、社会をリードして活躍できる人材を育成しています。

 同校の英語教育について、英語科の門多元先生にお話を伺いました。

「英語科が軸としているのは、生徒が楽しく学びながら受験を勝ち切り、その先につながるものをそれぞれが得てほしいという思いです。英語は大学進学を考える上で大切な科目ですが、グローバル化が進む社会では、これまでより重要性が増しています。英語で世界中の人たちとコミュニケーションをとり、情報をやりとりして、自分の世界を広げることができるツールとして、留学や海外の企業で働くことなども想定しながら学んでいってほしいです」

「3期体制」で段階的に
使える英語を身につける

 確かな学力を養う同校の教育プログラム「3期体制」は、中1・中2を基本的な生活習慣の確立と基礎学力の定着をめざす『基礎期』、中3・高1を自律的・自主的な学習習慣と将来に向けた適性を発見する『錬成期』、高2・高3をより高度な学力や豊かな教養を身につけ、将来のビジョンを実現するための『習熟期』に分けて連携しています。

「英語科では、『基礎期』には中学課程をある程度学び終えるペースで授業を進めながら、発信力を鍛えるために、ネイティブのALTによるティームティーチングなどの授業を取り入れています。
 中1〜高1が対象の国内留学『イングリッシュ・シャワー』では、5〜6人のグループを1人の講師が担当し、3日間にわたって、ゲームなどのアクティビティを楽しんだり、ディベートや最終日のプレゼンテーションの準備をしたりして、4技能を磨きます。英語のみを集中して学ぶことによって、生徒の学ぶ意欲を高めるイベントです」(門多先生)

『錬成期』には、さらに世界へ視野を広げるための、語学研修や留学制度が用意されています。

「『錬成期』には、学んだ英語を実践する機会を増やします。
 中3・高1の希望者を対象とするオーストラリア語学研修は、夏休み中の15日間で行われます。2020年度はコロナ禍で中止となってしまいましたが、例年、多くの生徒が参加しています。ホームステイしながら、午前中は現地の大学で少人数グループの語学研修を行い、午後は現地大学生とのディスカッションやインタビュー、異文化交流のためのアクティビティなどを行います。
 高1の3学期に行う3カ月間のターム留学は、アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージランドから選択し、ホームステイしながら現地校に通って、現地校の生徒たちと同じカリキュラムで学びます。語学研修やターム留学を体験した生徒の中には、海外の大学を志望する生徒や、大学でまた留学する生徒もいます。
 授業では、高校課程の内容を学びながら、中3から大学受験レベルの問題や、過去問題に挑戦するなど、習熟期に向けてステップアップしていきます」(門多先生)

『習熟期』は、大学受験に向けて専門的なコースに分かれ、必要な学力を身につける授業に重点が置かれます。

 高2で高校課程を終えて、高3は復習や総仕上げ、演習に時間をとり、大学進学に向けて実践的な力を養います。

「大学入試で求められる英語力のレベルが上がり、読解問題の文章量も増えています。『BBC Learning English』の『6 minute English』なども活用して、今の世界の動きや文化をより身近に感じながら、英語をツールとして使いこなす力を強化します」(門多先生)

POINT1
夏期・冬期講習会では
英語スピーキング講座を実施

 1学期終了後の7月末と、2学期終了後の12月下旬に、教員による講習会を実施。長期休暇中も使える自習室と合わせて、校内で大学受験に向き合える環境です。「東大英語」「共通テスト英語」「英語スピーキング講座」など、英語の講座も充実しています。

POINT2
グローバルな人材を育成する
「国際教育委員会」を組織

 同校には、グローバル社会で通用する人材を育成するため、指導部や教科を越えた組織「国際教育委員会」があります。英語科の教員、ネイティブ教員、世界史の教員などが連携して「オーストラリア語学研修」や「ターム留学」のプログラムをブラッシュアップしたり、「イングリッシュ・テーブル」を運営したりと、国際教育を推進しています。

担当の先生より
自分のために役立つ
英語を身につけてほしい
門多元先生(英語科)門多元先生(英語科)

 野球部の監督をしています。ずっと野球を続けていて、メジャーリーグは憧れでした。野球の用語は英語が使われることが多く、また、メジャーリーグの解説を理解できるようになりたくて英語を勉強し、大学・大学院ではアメリカ留学をしました。好きなことと英語が結びついていたので、学習へのモチベーションが高く、自分の世界が広がるきっかけにもなりました。生徒たちにも、それぞれが自分のために役立つ英語を身につけてほしいと思っています。

卒業生の声
部活動と学校での勉強を両立して
志望校に合格しました
伊藤和人さん(大学3年)伊藤和人さん(大学3年)

 6年間野球部に所属し、キャプテンも務めました。部活動で忙しくしていましたが、塾へは行かずに第一志望の東京大学理科Ⅱ類に合格することができました。

 校訓にもある通り「自主」が求められる学校ですが、先生方のケアが厚く、部活動と勉強を両立できる環境が整っています。部活動が終わってから、自習室や図書館で勉強する生徒も多いです。

 毎週、東京大学をめざす生徒のための補習があり、英作文の添削などもていねいにしてもらえました。受験前の英語の授業では、最後の5分で難しい英文法の小テストや長文の要約などがあり、短時間で正確に解答する練習になりました。小テストの点数を集計して、クラスメートと競い合ったのも懐かしい思い出です。

 野球部の顧問の先生が英語の先生だったので、部活動中に疑問点を質問することもありました。

進学通信 2021年7月号
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