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私立中高進学通信

2021年特別号

『hello!school』

千葉明徳中学校

天体望遠鏡も森に自生する絶滅危惧種も
ぜ〜んぶまとめて楽しめる明徳ワールド

元気にお出迎え!

元気にお出迎え!

京成千原線「学園前」駅に隣接する橋を渡れば、そこはもう千葉明徳のキャンパス。『行動する哲人』の育成を掲げる同校自慢の施設を、4名の生徒会女子に案内してもらいました。

記者プロフィール

千葉県在住。小5の息子の中学受験を検討中のママ。私立ならではの独自の教育環境の中で、自立した学校生活を送ってほしいと願っています。

記者

(独り言をいいながら…)「学園前」駅の改札を出て左に行くと…、ん!?

3名の生徒

(大きく手を振りながら)記者さーん! ようこそ千葉明徳へ!!

記者

皆さん、こんにちは。「学園前」駅って、本当に学校の前にあるんですね。

熊谷さん

中3の熊谷です。千葉明徳は駅から徒歩1分という近さも自慢なんです。

矢野さん

中2の矢野です。今日は私たち3名ともう1名の計4名で学校をご案内します!

中村さん

全員が生徒会に所属しています。ちなみに、横田さん(中3)は声だけの参加になります(笑)。

記者

わかりました。どうぞよろしくお願いいたします。

天文台(中学校舎屋上)

熊谷さん

最初は屋上の天文台からです。この開閉式天体ドームは千葉明徳のシンボルでもあります。

記者

スタートからクオリティの高い施設の紹介ですね。

熊谷さん

この望遠鏡は本格的な40㎝カセグレン式反射望遠鏡といいます。季節ごとに『天体観望会』というイベントがあって、天文学の特別講師をお招きし、この望遠鏡を使った星空散歩を開催しています。

記者

それはすてきですね。ところで、私以上に皆さんのほうが望遠鏡に興味津々なようですが…。

矢野さん

実はじっくり見るのが初めてなんです。

中村さん

イベントは定員制なので倍率が高く、なかなか当たらないのです。

記者

なるほど。めげずに頑張りましょう!

お気に入りの眺め♡

横田さん

実は、記者さんに見てもらいたい場所があるんです。私のオススメの場所です。

記者

窓越しに見る最上階からの風景ですね。まるで1枚の風景画のようですてきです。

横田さん

そうなんです。京成線の線路も、ご近所のおうちの屋根も、緑の木々も、コンパクトに「キュッ!」っとまとまった感じが好きなんです。

太陽光パネルで発電!

記者

ところで、展望台の向こうにソーラーパネルが見えたんですが、学校のものですか?

中村さん

そうです。先生に聞いたところ、日常的に使う電気量のほんのわずかですが、太陽光で賄っているそうです。私たちの学校がエコな取り組みをしているところも自慢です。

『MEITOKU Fab Lab』

熊谷さん

ここは“ファブラボ”といいまして、3Dプリンターやレーザー加工機のほか、各種工作機械などが揃った工房です。

記者

2人が手に持っているのは何ですか?

中村さん

私たちが技術の授業で製作した「宇宙エレベーターロボット」で、競技会に参加する生徒もいます。LEGOプログラミングもなかなか楽しいですよ。

熊谷さん

ファブラボの中には、一人1台で使えるMacBookが保管されています。今は保管庫の中で充電中なのでお見せすることはできませんが、iPadとの連動性も抜群です。クラス全員分のMacBookを備えた学校は、千葉県内ではまだ珍しいそうです。

『メビウスホール』

横田さん

160名を収容でき、多目的に使える『メビウスホール』です。

中村さん

レシテーションコンテストや明実祭(文化祭)の発表会場としても大活躍しています。

記者

正面に掲げられている漢文は何ですか? なになに…「明明徳於天下者先致其知」?

矢野さん

千葉明徳の建学の精神です。中国の古典『大学』の中にある一文です。意味はですね…、えーと…。

熊谷さん

『人間、誰もが生まれながらにして持っている徳性・可能性を明らかにし、輝かせるためには「知」が必要である』という意味です。

『土と生命の学習』

記者

このポスターは何ですか? 何やら農作業の様子が紹介されています。

中村さん

千葉明徳には中1・中2の2年連続で総合的な学習の時間に取り組む『土と生命の学習』というプログラムがあります。私は中2の時、田んぼの水漏れを改善するチームに入って活動しました。これはその時のアナログポスターです。

記者

農作業を取り入れた探究学習というところですね。

熊谷さん

そうですね。その指標となるのがSDGs(持続可能な開発目標)です。学校自体はICT教育に力を入れているのですが、その一方でアナログにもこだわっていて、みんなでポスター制作をしました。

中村さん

みんなと協力して作り上げたアナログポスターは、明実祭でポスターセッションにかけられ優秀賞が決まります。私と熊谷さんは、「優秀プレゼンター発表会」まで残り、私はそこまででしたが、熊谷さんがベストプレゼンターに選ばれました。

記者

スゴイ!

中村さん

私たちは中3なので、今は『土と生命の学習』での活動体験を『課題研究論文』に発展させて、頑張っているところです。

身近な“図書室”

記者

廊下にきちんと本が並んでいますね。

横田さん

実はこれも“図書室”なんです。

記者

図書室? どういうことですか?

横田さん

大きな図書室は高校校舎にあり、図書室司書の先生方が中学生のために定期的に、オススメの本を厳選してこちらに並べてくれているのです。だから、これも図書室というわけです。

記者

なるほど。

熊谷さん

こちらが中学の図書室で、通称“本の森”です。高校の図書室からすると出張所のような位置づけです。大きな図書室を木の「幹」とすると、本の森が木の「枝」、廊下に並べられた本が木の「葉」という感じです。私は図書委員でもあるので、このような運営方法もおもしろいと思っています。

記者

図書室がより身近になる工夫ですね。

『自然フィールド』

矢野さん

校舎前に広がる『自然フィールド』は私がご案内します。まずは私たちが田植えをした水田です。苗の栽培から収穫までを体験するフィールドワークです。

記者

先ほど中3の中村さんたちが言っていた『土と生命の学習』の一環がこれなんですね。稲も順調に生育している様子で収穫が楽しみですね。

矢野さん

こちらは野菜畑です。ピーマン、ナス、トウモロコシ、それから…トマトなどを栽培しています。これらの野菜は調理実習で使用する予定です。

記者

農作業を通して、食文化や環境問題へとどんどん学びの範囲が広がりそうですね。

『明徳の森』へ

熊谷さん

これから森の中へお連れします。

記者

森? 探検隊っていう感じでいいですね。

中村さん

これが絶滅危惧種のラン「キンラン」です。残念ながら花は咲き終わってしまいましたが、毎年4月の終わりから5月の初め頃に黄色の花を咲かせるんです。

記者

絶滅危惧種のランが自生する学校ってスゴイですね。キンランの花を実際に見てみたくなりました。

矢野さん

このあたりでは併設の幼稚園の園児たちが焼き芋を作って食べています。

記者

住宅地の中にあっても、自然が豊かな学園であることがよくわかりました。

グラウンド

中村さん

完全人工芝仕様のグラウンドです。

熊谷さん

テニスコート、ハンドボールコート、それに、全天候型の陸上トラックも完備しています。

記者

こちらには比較的新しい建物が…。

熊谷さん

2020年春に完成した新部室棟の『桜坂Training Center』です。1階には本格的なトレーニングルーム。2・3階には各部活動の部室があります。

お別れの『河童池』

記者

あの、なんだか妖怪チックな一角があるのですが。

熊谷さん

あの鳥居は『河童天満宮』といいまして、約10年前の卒業生たちが建てたものだそうです。祭神は河童です。

記者

カッパ?

中村さん

そうです、河童です。実は鳥居の向こうに『河童池』という大きな池があるのですが、今は草が生い茂っていて全く見えません。そうだ! 今度生徒会で河童池のお掃除をやろうよ!

矢野さん

いいですね。

横田さん

私もやりたい!

熊谷さん

どうせなら全校生徒に呼び掛けて、希望者を募って「お掃除隊」としてやるのも面白いんじゃない?

記者

河童池のお掃除隊、成功するといいですね。皆さんが学校を愛する気持ちがよくわかりました。今度は息子を連れて来てみようと思います。今日はどうもありがとうございました。

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