Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2021年特別号

注目!News and Topics

橘学苑中学校

世界と自分の距離を近づける授業「世界との出会い」
インドネシアの伝統音楽「ガムラン」に触れる

 生徒それぞれが自分自身の内面をしっかりと耕し、世界の人々を尊重し、ともに社会を築く喜びを得られるよう創造的な国際教育を教育の柱とする同校。そんな同校では、異文化や自然について学び、感性を磨き、探究力を高めるグローバル教育の一環として、「世界との出会い」というプログラムを実施しています。どのような内容なのか、中学主任の山口久美子先生にお話を伺うとともに、当日の授業の様子を取材しました。

インドネシアの
生活や文化について知る
「さまざまな出会いを通して、生徒の中に目覚めた一つひとつの好奇心や疑問が、その生徒らしさを育みます。『世界との出会い』の授業が、文字通り多様性を感じるきっかけになればと思います」と話す中学主任の山口久美子先生。「さまざまな出会いを通して、生徒の中に目覚めた一つひとつの好奇心や疑問が、その生徒らしさを育みます。『世界との出会い』の授業が、文字通り多様性を感じるきっかけになればと思います」と話す中学主任の山口久美子先生。

「『世界との出会い』は、その国に造詣の深い講師の方を外部からお招きし、生徒たちは一緒に料理を作ったり、楽器を演奏したりするなど体験や経験を通して、日本とは異なる国の生活や文化に触れるプログラムです。さまざまな国の人や文化との出会いは、自分の内面をよく知ることにもつながります。外部からの刺激をもって、世界と自分の距離を近づける体験は、本校の教育理念として大切にしていることです。
 例年であれば『世界との出会い』は、中学生を対象として年に3〜4回実施していましたが、コロナ禍により中止・延期を余儀なくされ、今年度は本日が初めての実施となります。
 本日は、インドネシアの伝統音楽『ガムラン』を研究し、演奏活動を行っている増田久未先生をお招きし、インドネシアの生活や文化についてご紹介いただくほか、生徒全員が『ガムラン』の演奏体験をします」(山口先生)

 講師の増田先生はインドネシア音楽の演奏や研究に携わっており、「ガムラン」の演奏活動のほか、「ガムラン」を紹介するワークショップも行っています。増田先生はまず、たくさんの写真を用いてインドネシアの人々の文化や宗教、生活についてレクチャーしました。インドネシアは1年のなかで雨季と乾季に分かれる季節があること、およそ9割の人がイスラム教を信仰していること、多民族国家でありおよそ300におよぶ民族が暮らしていること、ドリアンやマンゴーなどの果物が育つことなど、日本とは異なる生活・文化に、生徒たちは興味深く耳を傾けて聞いていました。

中学の生徒全員で
「ガムラン」を演奏体験

「ガムラン」とはインドネシアの青銅打楽器のアンサンブルで、宮廷音楽であり、祭りや結婚式などの儀式において神々への捧げものとして演奏される神聖な音楽です。インドネシア国内でも、ジャワ島やバリ島など、地域によって演奏や楽器の特徴が異なり、伝統芸能である影絵芝居とともに演奏されることもあるそうです。講師の方による幻想的な演奏の後、いよいよ実際に演奏体験です。

「ガムラン」は15〜20名で演奏することが多く、大小さまざまな楽器が使われます。今回は架台に吊り下げる大きな「ゴング」、小さなゴングを並べた「ボナン」、ゴングを水平に置いた「クノン」、鉄琴「グンデル」、水牛の皮を使った太鼓「クンダン」などが用意されました。学年縦割りの10名ほどのグループにわかれて講師の指導を受け、山口先生をはじめとする同校の先生方も一緒に参加して演奏しました。

「『ガムラン』について知識としては知っていましたが、実際に触れて、演奏に参加できて感動しています。日本とも西洋とも異なる複雑でさまざまな音が響き合うなかでの演奏は初めての体験でした。今回は生徒全員が演奏を体験できるようにプログラムを組みましたが、それによってグループで協力してできること、異文化を体験しながらハーモニーを奏でる経験は、とても貴重なものになったと思います。
 今後も、生徒たちが『面白そう!やってみたい!もっと知りたい!』と感じられるようなプログラムを実施していきたいですね」(山口先生)

インドネシアの音楽演奏に興味津々の生徒たち

インドネシアの音楽演奏に興味津々の生徒たち

演奏体験後、「ボナン」を担当したM・Kさんと、「クノン」を担当したM・Mさんに感想を伺いました。

M・Kさん(中1・左)とM・Mさん(中1・右)

M・Kさん(中1・左)とM・Mさん(中1・右)

ーー「ガムラン」を体験して、感じたことを教えてください。

M・Kさん
「ボナン」は、独特のリズムで響かせるような叩き方をするため難しく感じましたが、みんなで一緒に合わせてみると、音の響きが何層にも重なってとてもワクワクしました。

M・Mさん
「ガムラン」の楽器は、見た目がきらびやかで華やかな印象がしました。「クノン」の音は大きくて、迫力があります。練習時間は短かったですが、講師の方々の指導でみんなの音が響き合ってとても楽しかったです。

ーーインドネシアの文化について、印象に残ったことは何ですか。

M・Kさん
インドネシアの伝統的な建築について紹介していただきましたが、屋根の形が沖縄のものと似ているなど、日本との類似点が印象的でした。

M・Mさん
私も建築が興味深かったです。食文化の違いなどもそうですが、その国ならではのもの、役立っているものには、その国の魅力がつまっていると感じました。

ーー「世界との出会い」では、これからどんなことに挑戦してみたいですか。

M・Kさん
さまざまな国の民族衣装を着てみたいです。私は10歳のときにベトナムから日本に来ました。ベトナムでは、日本のお寿司などが有名でしたし、食文化に興味がありました。違う国のことを知る楽しさを経験してきましたが、「世界との出会い」を体験してみて、さらにもっといろいろな国について知りたいと思っています。実は私の従姉妹がドイツに語学留学をしているので、ドイツの魅力を探ってみたいです。

M・Mさん
私は日本と韓国にルーツがあって、韓国には親戚が住んでいます。でも、改めて学校のプログラムで韓国のことを知れたのなら、また違った面が見えてくるのではないかと思っています。それから、自然が豊かなカナダに行ってみたいので、カナダがテーマになったらうれしいです。

M・Kさんは「ボナン」を、M・Mさんは「クノン」を演奏しました。
M・Kさんは「ボナン」を、M・Mさんは「クノン」を演奏しました。

M・Kさんは「ボナン」を、M・Mさんは「クノン」を演奏しました。

ページトップ