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私立中高進学通信

2020年神奈川版

コロナに負けない!私学のアクション

日本大学藤沢中学校

独自に特設サイトを開設
デジタルとアナログを融合し
授業のクオリティを追求

休校中はもちろん、現在も同校の学習を支えるオリジナルの特設サイト『NF Online Class』のトップページ。北島先生がGoogleのツールを活用して開設しました。他学年の動画も見られるので、復習や先取りにも活用できます。

休校中はもちろん、現在も同校の学習を支えるオリジナルの特設サイト『NF Online Class』のトップページ。
北島先生がGoogleのツールを活用して開設しました。他学年の動画も見られるので、復習や先取りにも活用できます。

作り込んだ授業動画で
休校中の学習を充実
各学年・各教科ごとに質問フォームを設け、生徒からの質問を受け付けていました。質問一つひとつに対し、ていねいに解説する回答動画を作成。「質問回答コーナー」をサイト上に設けて見られるようにしています。各学年・各教科ごとに質問フォームを設け、生徒からの質問を受け付けていました。質問一つひとつに対し、ていねいに解説する回答動画を作成。「質問回答コーナー」をサイト上に設けて見られるようにしています。

 最新の教育施設を備え、優れた教育環境を誇る同校。『自主創造』を教育理念とし、『自ら学ぶ』『自ら考える』『自ら道をひらく』力を育む取り組みの一環として、以前からICTに力を入れてきました。

 昨年度の中1生と高1生から、順次、1人1台にChromebookの導入を開始し、「Classi」(※1)やGoogleの各種ツールを使用したグループワーク、オンライン上の小テストの実施など、自宅学習のICT化も推進してきました。

 コロナ禍においても、4月7日に入学式、4月8日に始業式を終えて休校が決まると同時に、ICTを駆使した学習環境作りに着手。わずか1週間ほどで自宅学習用の特設動画配信サイト『NF Online Class』を開設し、教科ごとに授業動画を作成し、生徒にアクセス用のURLを配布することで、休校期間中の自宅学習体制をしっかりサポートしました。

 この特設サイトの作成・開設や授業動画作成の指導は、広報・ICT担当の北島寛明先生が一手に担いました。

「昨年、Googleアプリケーションの勉強会に参加し、課題配布や授業での活かし方などを学んでいたおかげで、本校に合った形にオンライン学習体制を作り上げることができました。
 オンラインを活用した授業のやり方も多種ありますが、本校では双方向型のライブ授業ではなく、あえて授業動画の作成・公開を選びました。理由はいくつかありますが、最も大きな理由は、授業のクオリティの確保です。
 生徒も教員も慣れないライブ授業は、内容が散漫になりがちなうえ、予定通りの進捗も難しい。教員が作成した授業動画は、板書の撮影やスライド資料、手描きでの問題解説などを随時挟み込み、デジタルとアナログを融合した密度の濃い内容です。『NF Online Class』を通じて繰り返し閲覧可能です。Chromebookが行き渡っていない学年の生徒も、スマートフォンやタブレットさえあれば自由に視聴できます。全学年が自宅学習の時間を有効活用できました」

 さらに大学受験を控えた高3生には、進路相談の機会を早めに設けました。授業動画や配布テキストも志望先に応じた複数の内容を用意し、大学受験への不安の解消を一番に考えていったそうです。

 また、全員登校が開始されてからも、『NF Online Class』は公開を継続しています。自学年以外の動画も閲覧できるので、復習や先取り学習の題材に大いに活用されています。

※1 Classi…クラウド型学習アプリ。課題配布や生徒による学習記録、教員と生徒間でのコメントのやりとりなど、多彩な機能を備えています。

自分自身を見つめ直した
自宅学習期間こその成長
こだわりポイント
  1. オリジナルの授業動画配信サイトを構築
  2. 生徒の集中力を高める授業動画を作成
  3. 学習外の学校生活もオンラインでサポート

 休校期間中は週に一度、担任が電話で健康確認を行い、メンタルケアと学習の進捗状況の確認を実施するなど、ICTを活用して積極的に行われました。登校開始後も密を避けるため、「Google Meet」(※2)を使って二者面談を行っています。北島先生は、そんな状況下だからこその、学校生活と自分自身を改めて見つめ直した生徒たちの成長を感じたそうです。

「休校期間中に面談を行った時には、『勉強方法や学校での過ごし方について見つめ直した』という生徒や、『今、何を勉強することが自分に必要かを考え直すいい機会が得られた』と語る生徒が多くいました。外出自粛期間にピアノ演奏や手芸などの新しい趣味を見つけたり、今まで勉強してこなかったテーマに取り組んだりと、意欲を持った生徒も少なくありません。
 今も続くコロナ禍の状況をネガティブに捉えるのではなく、視野を広げ、中高時代の今しかできないことにチャレンジする意識が高まったことは、生徒にとってとても良いことだと感じています」

※2 Google Meet…Google Meet…Googleアカウントを利用して使えるWeb会議サービス。Googleの授業支援ツール「Google Classroom」と連携して使用します。

コロナ対策事例1
マイページから動画を配信
『NF Online Class』を開設

 同校のオンライン授業は、学年の教科担当教員それぞれが同校の特設サイト『NF Online Class』にマイページを持ち、そこに授業動画や課題へのURL、締め切りや学習アドバイスを随時アップ。生徒たちは、『NF Online Class』を通じて授業動画を閲覧し、課題やテストに取 り組み、レポートやテストの解答を「Google Classroom」(※2)や「ロイロノート」(※3) を使って教員に提出する態勢を取りました。

 生徒は締め切りを目安に自分で計画を立て、学習を進めることで、自学自習の習慣付けにも役に立ったそうです。

「双方向型のライブ授業を行わなかったことが逆に、生徒たちに計画的に勉強をしようという意識を植え付けました。授業動画も集中力がしっかり続くよう、1本10分以内に収めることを全教員が徹底し、1授業を複数動画に分けて配信するようにしました。また、編集した授業動画もより理解しやすいように、吹き出しやテロップを付けるなどの工夫もしました」(北島先生)

学年のトップページにある教科名をクリックすると、各種動画へのリンクページへ。動画は単元ごとに細かく分けて作成されています。学年のトップページにある教科名をクリックすると、各種動画へのリンクページへ。動画は単元ごとに細かく分けて作成されています。
MicrosoftのOneNoteを利用して作成された授業動画。スライドに教員が書き込みをしながら音声で解説を入れています。MicrosoftのOneNoteを利用して作成された授業動画。スライドに教員が書き込みをしながら音声で解説を入れています。
高校では英検対策の講座や、各教科の応用問題を扱う放課後講座の動画も作成・配信しています。高校では英検対策の講座や、各教科の応用問題を扱う放課後講座の動画も作成・配信しています。
問題演習は、一つひとつの問題をていねいに解説。生徒たちは問題を解いた後、この解説動画を見ることで理解が深まります。問題演習は、一つひとつの問題をていねいに解説。生徒たちは問題を解いた後、この解説動画を見ることで理解が深まります。
理科や社会科などは、図版やイラストをふんだんに使った動画を配信。理科や社会科などは、図版やイラストをふんだんに使った動画を配信。
同校のネイティブ教員2人が作成したオリジナルの英会話授業動画。学校紹介を英語で行う楽しい内容です。同校のネイティブ教員2人が作成したオリジナルの英会話授業動画。学校紹介を英語で行う楽しい内容です。
コロナ対策事例2
部活動ではオンライン・ミーティング
練習指導も動画で実施
器楽部のオンライン・ミーティング。休校中にできることを提案し合い、連練習できることを話し合いました。器楽部のオンライン・ミーティング。休校中にできることを提案し合い、連練習できることを話し合いました。

 部活動でもオンライン・ミーティングやオンラインでの練習指導を実施したり、士気を高めるメッセージ動画を配信したりするなど、工夫に富んだ取り組みを実現しました。サッカー部などの体育系の部活は、オンライン・ミーティングに加えて、各種トレーニングを「Google Meet」で一緒に行うなど、休校中もつながりを深めていました。

 6月より部活動は再開されましたが、部員が一同に介して練習ができない部活動は、登校再開後もオンラインツールや動画配信を活用しました。演劇部などは、オンライン・ミーティングやコーチの指導によるオンラインでの劇の練習なども行われたそうです。

コロナ対策事例3
分散登校後も『Google Meet』で
オンラインホームルームを実施

 北島先生の担任クラス(高2)では、オンライン授業だけでなく、Google Meetを分散登校時のクラスの交流にも活用しました。

「分散登校後は、クラスの半分の生徒が学校に登校し、半分は自宅で学習していました。そのため、全員が顔を合わせるために、ホームルームには自宅にいる生徒にもGoogle Meetを活用して参加してもらい、クラスのチームワークを育むよう努めました。
 ホームルームでは順に生徒に自己紹介をしてもらい、少しずつ互いの距離が縮まっていったと思います。
 休校中、生徒も教員もICTツールの使いこなしに慣れ、今後はさらにさまざまな取り組みに活かしていけると思います」

先生から一言
ウィズコロナの感染対策の中でも
意欲的に学校生活を送る生徒たち

 全員登校開始以降も本校では、体育以外の授業中もマスクを着用。昼休みの食事も全員がお弁当を持参し、生徒が複数人で集まることを避け、対面での会話はしないなどの規制を設けています。また生徒の3密を避けるため、教員が随時校内を巡回するなどの注意も払っています。

 文化祭や研修旅行なども含め、学校行事も例年通りに行うことはできませんが、生徒たちは学校で仲間に会え、仲間とともに勉強できることの楽しさや喜びを、いま改めて実感し、より学習や部活動に意欲的になっているように見えます。これからもその気持ちを忘れずに、制限された中でも有意義な学校生活を送れるよう、サポートを行っていきたいです。(広報・ICT担当/北島寛明先生)

進学通信 2020年10月号
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