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私立中高進学通信

2020年神奈川版

注目! News and Topics

自修館中等教育学校

自分のあり方を見つめる
新たな「探究プログラム」がスタート

「探究文化発表会・自修祭」での発表の様子。興味を掘り下げ、まとめた論文やプレゼンテーションを発表することで、さらなる気づきを促します。

「探究文化発表会・自修祭」での発表の様子。興味を掘り下げ、
まとめた論文やプレゼンテーションを発表することで、さらなる気づきを促します。

 自主・自律の精神に富み、自学・自修・実践できる「生きる力」を育成し、21世紀が求める人間性豊かでグローバルな人材創出をめざす同校。1999年の創立時から、必修科目として取り組んできた探究プログラムが2020年度より刷新されます。

プログラムのキーワードは「社会とのつながり」

 社会と向き合い、思考を鍛える同校の探究プログラム。今年度より名を「C-AIR」と改め、自分のあり方を見つめ、考え方や行動を変化・深化させるプログラムを展開します。

 新たなプログラムでは、1年生は「経験型」として「人文・社会系」における探究の基礎を学びます。

「伊勢原市役所と連携し、『伊勢原のまちづくり』をテーマにした探究を行います。市政に携わっている市役所の職員の方から、実際にある課題を生徒に投げかけていただき、生徒が主導となって情報収集をします。そして、どのような解決方法があるのかを模索、提案します。社会の課題に挑戦する中で、情報収集の仕方や集めた情報のまとめ方、どういった結論を出せば本当の意味で社会に貢献できるのかということを学んでいきます」
(探究担当/ 海老名豊昭先生)

 続く2年生では「理工・生物系」スキルの取得をめざします。現在は、横浜薬科大学、神奈川工科大学、温泉地学研究所(小田原市)、自然環境保全センター(厚木市)の4つの連携先の協力を仰ぎ、「ヒト」「ロボット」「生物」「森」「大地」という5つのテーマのいずれかでアプローチし探究を行います。

 3・4年生は「学術ゼミ型」。12のゼミに分かれ、より専門的な学術分野を基盤とした探究を個人で行います。そして、5年生では「自律型」として、テーマも研究形態も自由に自律的に設定し、探究に取り組みます。最終学年となる6年生は選択制授業。進学後も視野に入れ、テーマを深めた自主研究の場となります。

「プログラムは『社会とのつながりを持つ』がキーワードで、生徒が自ら課題を発見し、自分で調べ、発信できるようになることが目標です。新たなプログラムとなり、より教育効果が積み上がる環境が整いました。6年間を通し、自律性を持って動くことができる生徒の育成をめざします」(海老名先生)

※C-AIR…Change and Coexistence with the world-oriented Agents through Inquiry and Researchの略。

研究の成果を発表する「探究文化発表会」

 探究プログラムでは、論文にまとめたものをプレゼンテーションする機会が設けられています。

「多くの人の前で発表し、意見や質問を投げかけてもらうことは、考察をさらに深めるためにも重要です。本校では、毎年10月に『探究文化発表会』を開催し、在校生、保護者、一般の来場客の前で発表を行います。そこで投げかけられた質問を受けて、以降の授業でさらに探究内容を深めていきます」(海老名先生)

 こうしたプログラムを経て、生徒たちは世の中の様々な課題に向き合い、解決する力を身につけていくのです。

社会とのつながりを持ち、社会に働きかける資質・能力を育成するため、段階を踏んだプログラムを設定しています。社会とのつながりを持ち、社会に働きかける資質・能力を育成するため、段階を踏んだプログラムを設定しています。
1・2年生では、チームを組んで、課題に取り組みます。1・2年生では、チームを組んで、課題に取り組みます。
生徒が発表し終わると、様々な意見や質問が寄せられます。生徒が発表し終わると、様々な意見や質問が寄せられます。
外部の企業や施設、大学に出向いてフィールドワークを行います。外部の企業や施設、大学に出向いてフィールドワークを行います。
新オープンの図書館「com+com」を活用

 2018年にオープンした新図書館「com+com」は、探究の授業でも文献調査などの目的で活用されています。探究学習の成果を展示するディスプレイ台もあり、主催した生徒から直接解説を聞くことができます。この日は、「昆虫展」と題し、海外の珍しい昆虫を展示していました。

社会人になっても必要な力を育てる

「必要な情報をキャッチし、その情報をさらに深め、発信する作業は、大学生になっても、社会人になっても必要な力です。自修館の『探究』でその力を身につけて欲しいと思います」(海老名先生)

進学通信 2020年10月号
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