私立中高進学通信
進学通信特集号WEB版『Hello! School』
サレジアン国際学園世田谷中学校
先生との距離が近く異学年交流も盛んな
「アットホーム」という言葉が似あう学園

Yさん (左)&Tさん(右)
2020年に開校60周年を迎えた、カトリック系サレジアン・シスターズの目黒星美学園。2023年には男女共学の「サレジアン国際学園世田谷中学高等学校」へと生まれ変わります。
記者プロフィール
東京都在住。小学5年生になった長女に中学受験してもらいたいと、密かに学校見学を始めたママ。伸び伸びした理想の環境を求めて、宗教校にも興味津々です。

こんにちは。ボランティアグループ「サポート隊」のT(高2)です。

同じくY(高2)です。今日は私たち2人が目黒星美学園をご案内いたします。

どうもありがとうございます。「サポート隊」とは何ですか?

学校見学に訪れたお客様に、キャンパス内をご案内するボランティアグループのことです。
聖堂


まずは聖堂にお入りください。新学年を迎えた一番最初の『宗教』の授業で、「1年間無事に過ごせるように」と、ここで祈りの集いを行います。

いつも祈りから新しい学年がスタートするのですね。

毎年10月は『ロザリオの月』と呼ばれ、宗教委員を中心に全生徒がここに集まり、神様に感謝する祈りを捧げます。

生徒の皆さんにとって、聖堂は学校の中でも特別な場所なんでしょうね。

そうですね。ここに来ると非日常的な空気感に包まれて、とても心が落ち着きます。
図書館


次は図書館をご案内いたします。私はミステリー小説が好きで、よくアガサ・クリスティの作品を借りて読んでいます。

アガサ・クリスティ、私も大好きです。

図書館は飲食が禁止なのでとても清潔ですし、本を大切にする生徒ばかりなので、本の状態がとても良いのが自慢です。実は私、図書委員なんです。「こういう本はありますか?」と聞いてくる生徒も多く、目黒星美の生徒は読書好きが多いなと感じます。

蔵書数はどれくらいありますか?

約1万5,000冊だそうです。図書館の天井はとても高く、明るく開放感もあるので、学習スペースとしても人気があります。
昇降口


ここは昇降口ですね。

そうです。中高生は毎朝必ずここを通って各教室へと向かいます。

コロナ禍の今は、登校したらすぐ検温し、手指消毒をするのが私たちの大切なルーティーンになっています。
体育館


次は体育館です。ちょうど私が部長を務めるバレーボール部が練習しているところです。

さすがにポーズが決まっていますね!

コロナ前はお昼休みになると、大勢の生徒がここに来て、バドミントンをして遊んでいました。

そうでしたね。コロナが早く収束するといいですね。この体育館はバレーボール部やバスケットボール部の活動のほか、球技大会でも熱戦が繰り広げられるんですよ。
『磨け、スパイク 咲かせ勝利の花』


あれはバレーボール部のモットーですか? 『磨け、スパイク 咲かせ勝利の花』と書いてあります。

そうです。本校の守衛さんが部の専属サポーターになってくださり、半年ほど前につくっていただいたメッセージなのです。

守衛さん?

そうなんです。目黒星美では保護者や先生方だけでなく、学校運営に携わっている職員の方々も、一丸となって生徒たちを応援してくださっているのです。家族的なとても居心地の良い学校です。
“噂”のスポット


ちょっと寄り道をします。ここは生徒たちがお気に入りの“噂”のスポットです。

これはまた素敵な場所ですね。窓の向こうにはマリア様でしょうか?

そのとおりです。誰かがここでおしゃべりをしていると、自然と人が集まってくる陽だまりのような暖かなスポットです。
マリアホール


こちらはマリア様のお名前を冠したマリアホールです。115名収容できます。学年集会やグループワークのほか、宗教や家庭科の時間には、大型スクリーンを降ろして、動画や映画を観ることもあります。そうそう、英語の授業で英語劇をやった時もここを使いました。

階段状になっているので、プレゼンにも向いているのではないですか?

はい。目黒星美には『VCP』(ボランティア・コミュニケーションプログラム)という探究活動があり、大学との高大連携プロジェクトや、学校のある世田谷区との共同研究の成果を、ここで発表する機会もあります。
職員室前ラウンジ


先ほどから感じていたのですが、どのフロアも廊下が広くて使いやすそうですね。

そうなんです。ちなみにここは職員室前ラウンジといいまして、生徒が何かしていれば、通りがかる先生が必ず声を掛けてくれる場所でもあります。

先生にはなんでも相談できるという感じですか?

そのとおりです! 進路相談はもちろんのこと、授業でわからなかった箇所があれば、すぐに解決できます。目黒星美は先生との距離が近く、また学年を越えた生徒同士の仲が良いのも自慢です。
グランド


眺めが良いテラスに出てみませんか?

何が見えるのかな…? あ、グランドが一望できるのですね。

区内では貴重な土と天然芝のグランドで、ソフトボール専用グランドも隣接しています。個人的には、左手に見える銀杏の並木が気に入っています。
サブアリーナ


目黒星美には体育館機能を補うことができる、サブアリーナが2ヵ所あります。ここはその1つで、保健体育の授業では全員がダンスをここで練習します。

Yさんはダンスは得意なの?

うっ、ちょっと痛いところを突かれました(笑)。でも、楽しいです!
クラス教室


こちらがクラス教室の入り口です。

木の温もり感がいっぱいの素敵な教室ですね。それに床もとてもきれい!

毎日、放課後に生徒がお掃除をしているからです。1年生から6年生までが「学校をきれいに保とう」とのスローガンのもとで、トイレ掃除も含めてせっせと磨いています。

すばらしい!

なので、ゴミが落ちていれば基本、すぐに拾いますが、そもそも落ちていません。お掃除を通して、自分たちの学び舎にどんどん愛着がわいてくるというものです。


教室前の廊下も広くていいですね。

休み時間になると誰もがこの廊下に出て、先輩も後輩も関係なく、楽しく交流しています。

私たちは附属の小学校から進学してきましたが、中学入試で入ってきた子たちとの壁みたいなものはまったくなく、1週間もするとみんな仲が良くなっています。そこはもう安心してください!
ドン・ボスコの言葉


校内のいたるところに、素敵な言葉が掲示してありますね。

各フロアに2〜3ヵ所…、うーん、もっとあるのかもしれませんが、歴史上の偉人やカトリック教会の聖人たちの言葉が掲げられているのです。ちなみにこれは、サレジオ会の創立者であるドン・ボスコの言葉です。
ピアノレッスン室


目黒星美にはピアノレッスン室が5つもあります。

へーっ!

合唱コンクールが近づくと、各クラスの伴奏者がここでピアノの練習をしたり、合唱部の生徒がパートごとに活動したりしています。

ピアノは学校生活の必需品というわけですね。
音楽室


ここは音楽室です。声が一点に集まりやすいよう、天井を高くとった独特なデザインになっています。ちょうど合唱部が練習中です。

この曲知っています。映画『天使にラブソングを』で流れてた、えーと…、何でしたか…。

『Hail Holy Queen』です。

そうそう! 感動だわ♡
『声量・間・前を向く』


日当たり良好なこの場所は、私が所属する演劇部の稽古場です。

衣装を着けた生徒さんが集まってきてくれましたね。はい、チーズ!(パチリ)

今は春の公演に向けた稽古が始まったばかりで、必死にセリフを覚えているところです。脚本は部長である私が書きました。

それはすごいですね。演劇部のモットーは何ですか?

「声量・間・前を向く」です! 部員一同大切にしています!
多目的教室


校舎内にはこのような、大人数でも使いやすい多目的教室もあります。委員会の集まりや放課後の講習など、様々なシチュエーションで使えます。

先ほどのマリアホールが「発表」で集まるとしたら、こちらは“教室の大きい版”みたいな感じですね。
みこころ庵


茶道室の『みこころ庵』です。襖の正しい開け方や、畳の上の歩き方など、日本人として大切な所作や作法を学んだりする和室です。

茶道部に入らなくても、希望すれば誰でも茶道に触れることができるのも目黒星美の特長で、私も参加したことがあります。おいしいお茶と和菓子をいただきました。
ラウラ・メモリアルホール


ここは「ラウラ・メモリアルホール」といいます。全学年を一堂に収容できる大きさがあります。正面のステージは、演劇部・合唱部・管弦楽部・ダンス部がパフォーマンスを行う場でもあります。

今日は何かの行事の準備でしょうか。祭壇のような…。

実は明日、中学を卒業する生徒たちのミサが行われるのです。高校に進学する一人ひとりを、神様が祝福してくださる大切な行事です。
スクールバス


最後にご覧いただくのがスクールバスです。私たちも毎朝、スクールバスに乗って学校に来ています。スクールバスには二子玉川駅東口ロータリーから乗車します。

コロナ禍の今は密を避けるため、朝夕とも増便して運行していただいています。

早く通常の学校生活に戻るといいですね。今日はどうもありがとうございました。
サレジアン国際学園世田谷中学校
〒157-0074 東京都世田谷区大蔵2-8-1
TEL:03-3416-1150
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