私立中高進学通信
進学通信特集号WEB版『Hello! School』
光英VERITAS中学校
共学校として進化を遂げる
光英VERITASのキャンパスへ
佐々木麻衣さん(高3)
伝統ある聖徳大学附属女子は2021年の春から、光英VERITAS(ヴェリタス)という共学校に変わります(「VERITAS」はラテン語で「真理」を意味)。男子生徒を迎える準備が進む広大なキャンパスを佐々木麻衣さん(高3)に案内してもらいました。
記者プロフィール
埼玉県在住。小2の女の子と小4の男の子の父。長男に中学受験をさせようかと考えている。
はじめまして。佐々木麻衣です。今日は本校のキャンパスをご案内します。よろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。佐々木さんは6年間をこちらのキャンパスで過ごしたのですね。
はい。卒業後は、併設の聖徳大学に内部進学します。学部は児童学部児童学科幼稚園教員育成コースです。
佐々木さんは将来、幼稚園の先生をめざしているのですね。
はい。今日は、幼稚園の子どもたちに接するように元気いっぱいに本校を紹介したいと思います。
新しい制服
本校は2021年の春から共学校に変わります。こちらがその制服です。
制服はまったく新しいデザインになるのですね。
はい。私が今着ている制服も気に入っていましたが、新しい制服もかわいくて、新入生たちがうらやましいです。
廊下
校内は生徒たちがのびのびと学校生活を送れるように、ゆったりした設計になっています。廊下の幅もこんなに広いんですよ。
校舎があまりにも広いので、自分がどこにいるのかわからなくなりそうです(笑)
本校は3つの校舎が漢字の「川」の字のように並んでいます。3つとも渡り廊下でつながっているので、雨が降っている日や寒い日も快適に他の校舎に移動できます。
礼法室
こちらが礼法室の前にある「洗心(せんしん)の間」です。ここで心を落ち着かせ、清らかにしてから礼法室に入ります。
静かで美しい空間ですね。確かにここに佇んでいると、心が洗われるようです。
こちらが礼法室の茶室です。本校では小笠原流礼法が必修科目になっていて、週に1時間、授業があります。この授業では、専門の先生から、室町時代から伝わる礼法を学びます。美しい立ち居振る舞いなどを身につけながら、相手を思いやる心を磨くことが目的です。男子生徒が入学したら、男性用の礼法が学べるそうです。
大学入試や入社試験の面接でも役立ちますね。また、留学した時に日本の文化を外国の方に紹介できると思います。ところで、この小笠原流の礼法を学ぶと、何か資格のようなものは得られるのでしょうか?
はい。中学卒業時には「若紫傳(わかむらさきのでん)」、高校卒業時には「花鬘傳(はなかずらのでん)」、そして成績上位者には「花鬘正傳(はなかずらのしょうでん)」という礼法許状がいただけます。
佐々木さんはとても礼儀正しく、言葉遣いも丁寧です。そんな佐々木さんなら「花鬘正傳」をいただけたのではないですか?
はい。「花鬘正傳」の礼法許状をいただくことができました。これをいただくには認定試験があり、合格した時はうれしくて、胸がいっぱいになりました。
カフェテリア
こちらが「カフェテリア」です。約2600人が収容できます。これまではお昼に生徒全員がここで同じメニューを食べていました。
今は共学化に先立って、好きなメニューを選べるカフェ形式になっています。私が手にしているのは、あんかけチャーハンです。サイズはS・M・Lの3つから選べます。
佐々木さんのおすすめのメニューは何ですか?
担々麺です。寒い日は体があたたまって、とっても、おいしいんですよ。
「カフェテリア」では今、ランチフェアを開催中です。「白いカレーうどん」や「ジューシーメンチカツ」などの特別メニューが楽しめます。
「鶏ささみといろいろ野菜の黒酢麹炒め」もありますね。まるでレストランのようです。
実験室
続いて、こちらが実験室です。中1の生徒たちが光の屈折の実験をしています。校舎内は冷暖房が完備されていますが、今はコロナの感染防止対策として窓を開放しています。そのため、寒ければコートを着て授業を受けることができます。
みんな真剣な眼差しで、先生の説明を聞いていますね。
教室
こちらは中1の教室で、探究の授業が行われています。生徒が商品の開発に挑戦して、そのアイデアをみんなの前でプレゼンテーションします。
「探究」は、今の教育のキーワードですからね。
はい。本校では、どの授業にも課題解決型の探究的な学びが取り入れられています。みんなで意見を交わしながら、答えを導き出していく学びです。こうした授業を通じて、私も考える力や表現力が磨かれたような気がします。
アクティブラーニングルーム
あれ?この教室、机の位置が高い!
こちらはアクティブラーニングルームです。立ったまま、iPadを操作して授業が受けられます。集中力が増すというスタンディングワークの発想を取り入れています。なお、本校では生徒全員がiPadを持って、授業などに活用しています。
木製のベンチ
ここで少し休憩です。廊下には木製のベンチが置かれて、おしゃべりを楽しんだり、本を読んだりすることができます。
木には独自のやさしさや、ぬくもりがありますから、ゆったりとくつろげますね。
奏楽堂
次に「奏楽堂」をご紹介します。コンサートや集会などに使用されています。
こちらもイスが木製なので、木のぬくもりを感じながら、コンサートを聴くことができますね。観劇にも向いていると思います。
はい、中学生の英語劇も年に1回、ここで開かれています。いちばん思い出に残っているのは、中3の時の「シンデレラ」です。私はシンデレラのお姉さんの役を演じました。英語の長いセリフを憶えるのは大変でしたが、演じ終えた後は大きな達成感が待っていました。
ビブリオテーカ(図書館)
こちらは「ビブリオテーカ」です。「ビブリオテーカ」は、古代ローマ帝国の公用語だったラテン語で「図書館」を意味します。約7万冊の蔵書があります。
佐々木さんは、最近どんな本を読みましたか?
梶井基次郎の「檸檬」を借りて読みました。「ビブリオテーカ」では本を借りるだけでなく、友達とDVDを鑑賞したり、自習したりすることができます。
男子生徒用トイレ
こちらは男子生徒用のトイレです。共学化にともなって、つくられました。
第1体育室
次に体育施設をご紹介します。こちらが第1体育室です。バスケットボールのコートが2面も取れる広さがあり、冷暖房も完備されています。入学式や卒業式、合唱祭にも使用されています。
佐々木さんは、この第1体育室にどんな思い出がありますか?
高2の時、文化祭のオープニングセレモニーで司会を担当したことです。私は小学生の頃、みんなの前に出ることが苦手でした。でも、この学校に入ってから、生徒会役員やクラス委員を務めるなど、積極的に行動できるようになりました。先生方にたくさんのチャンスをいただき、サポートをしていただいたおかげです。先生方には心から感謝しています。
今の佐々木さんを見ていると、小学生時代に消極的だったとは想像できません。6年間で大きく成長したのですね。
室内温水プール
こちらは、室内温水プールです。ソーラーシステムによって水温が1年中27℃から30℃に保たれ、冬でも泳ぐことができます。
第2・第3体育室
続いて、第2・第3体育室です。私が立っているのが第2体育室で、私の後ろにあるパーテーションの向こうには、第3体育室があります。広さはここと同じです。パーテーションを取り払って、ひとつの体育室として使うこともできます。
御校は、体育施設にも恵まれていますね。
はい。広いぶん、たくさんの部活動があって、一人ひとりに居場所があり、得意分野を伸ばせるところが本校の魅力だと思います。
グラウンド
最後にグラウンドをご紹介します。東京ドーム1個ぶんの広さがあります。本校にはゴルフ部があり、ゴルフ練習場も完備されています。
グラウンドでは今、工事をしているようですね。
共学になると男子のために硬式野球部やサッカー部が誕生します。そのための硬式野球場がつくられています。
男の子たちが入ってきたら、キャンパスがさらににぎやかになりますね。
文化祭や体育祭をどんなふうに盛り上げてくれるか、今から楽しみです。楽しい思い出がいっぱいの母校のこれからに期待しています。
私には小学生の息子がいます。今度は息子を連れて見学に来ますね。今日はどうもありがとうございました。
光英VERITAS中学校
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TEL:047-392-8111
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