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私立中高進学通信

進学通信特集号WEB版『Hello! School』

実践女子学園中学校

「実践」の名の下に価値ある学びを求めた
校祖・下田歌子の精神を伝える女子校

中根花奈先生

中根 花奈先生

都内屈指の大規模校で施設も充実。親子2代、3代にわたる“実践生”が多くいる一方、父親の保護者会「JJファーザーズ」も活躍。家族で愛される「SHIBUYA」の伝統校です。

記者プロフィール

都内東部在住。やがて思春期を迎える小学5年生の長女を、伝統ある女子校の中で成長させたいと願うママ。乗り換えなしで通えるアクセスにもこだわっている。

先生

こんにちは。広報部の中根です。今日は渋谷駅からいらっしゃいましたか?

記者

はい、渋谷駅から歩いてまいりました。こちらが正門ですよね?

先生

いいえ。こちらは西門と言いまして、正門は反対側の表参道駅寄りにあります。でも9割方の生徒は渋谷駅方向からくるので、実質的には西門がメインになっています。

記念体育館

先生

それでは記念体育館からご案内していきます。

記者

“記念”というのは?

先生

創立120周年を記念して建てられたからです。実践女子学園は2019年に創立120周年を迎えました。

記者

なるほど。学校の中で体育館が一番新しい建物なのですね。外から差し込む陽の光もきれいです。ところで生徒さんたち、何をやっているのでしょうか。

先生

2月の「創作ダンス発表会」に向けて、高2の生徒たちが振付を考えているところです。隣のアリーナにも行ってみませんか?

記者

こちらのアリーナでも生徒さんたちがマット運動をしていますね。黄色のハチマキがかわいらしいです。

先生

中2の生徒たちですね。ハチマキの色はクラスによって違います。

先生

こちらが一番広いアリーナです。クラブ活動での使用のほか、バレーボール、ドッジボール、卓球で競い合う「球技大会」(高校)も、このアリーナの中だけで完結できる広さがあります。

記者

アリーナが3つもあるなんて、すごい施設ですね。そうそう、クラブ活動の加入率は高いのですか?

先生

中学は入部が必須で、6年間続ける生徒も少なくありません。学術部が7部、芸能部が11部、体育部が10部、特殊部が7部、それと、同好会が1部の計36のクラブがあります。私は特殊部の中の「茶道部」でした。

記者

んっ? 中根先生は卒業生だったのですね!

先生

はい。母校で社会科の教諭を務めています。

校庭(グラウンド)

記者

これはまた広いグラウンドですね!

先生

テニスコートがゆったりめで6面とれる広さがあります。運動会が“自前”で開催できるのも自慢です。2020年度の運動会は、残念ながらコロナ禍で開催を見送りましたが、メインイベントの中3の「メイポールダンス」の発表だけは行いました。立派な生徒の姿に男泣きする学年主任の姿が感動的でした。

記者

そういうお話を聞くと、私も涙が…。うん、わかります。

先生

中学最後の運動会ですからね。

記者

あの、グラウンドに隣接した白亜の建物は、ひょっとして。

先生

併設の実践女子大学です。進学率は平均25%程度で、近年は特に多くなっています。大学が身近にある環境は、進路を考える際にとても有意義なもので、高大連携による学びの機会も広がっています。

桃夭館

先生

ここからは「桃夭館」という建物の中をご案内します。創立者の下田歌子先生の生誕150周年記念として2005年に竣工しました。

記者

「桃夭」にはどのような意味があるのでしょうか?

先生

若い女性の美しさを表しています。1882(明治15)年に麹町区一番地に創立された本校の前身は「桃夭学校」と言いました。

記者

広場を中心にした、ロの字型の建物なんですね。

先生

そのとおりです。中央の空間は「ときわプラザ」と言いまして、文化祭(ときわ祭)ではステージになります。オープンキャンパス時に、吹奏楽部がパフォーマンスを披露する場でもあります。

桜ラウンジ・カフェテリア

先生

こちらが「桜ラウンジ・カフェテリア」という名の学食です。コロナ禍の今は座席を間引いて使っています。

記者

かわいらしいゴミ箱を見つけました。分別も楽しそうですね。

“歌人”下田歌子の世界

先生

これから特別教室をご案内させていただきます。

記者

先生、これはどなたのお歌でしょうか…。

先生

歌人でもあった下田歌子先生が詠んだものです。桃夭館の各フロアにある4つの壁には春夏秋冬、それぞれの代表的なお歌がデザイン化されています。

記者

創立者の心が、今も学校生活と身近なところに息づいているのですね。

理科室

先生

桃夭館の中には理科室が6つあり、ここが理科室4です。

記者

6つもあるのですか!

先生

後ほどご案内しますが、本校には理科室をはじめとする特別教室がたくさんあります。「実践」という校名のとおり、単に学問や教養を身につけるだけでなく、 例えば理科の実験のように、学んだことを応用し活用できる力を身につけること、すなわち実践することを重視しているからです。

記者

なるほど。校名に込めた創立者の想いに興味がわいてきました。

先生

本校の生徒は中1の段階から、数多くの実験をし、そのつどレポートを書き続けて実践力を身につけています。

先生

ちなみにここは5階です。ちょっと下を覗いてみませんか?

記者

どれどれ…。「ときわプラザ」が“ロの字”の中心にあることが理解できました。

先生

理科室のような特別教室が充実している一方、こちらの多目的教室のような、フレキシブルに使える教室が多いのも本校の特長です。英会話や委員会活動、各種グループミーティングなど、目的別に集まることができる、使い勝手の良い部屋が随所にあるというわけです。

メディアセンター

先生

桃夭館の2階全体は「メディアセンター」と言いまして、その中心的な役割を持っているのが、蔵書数8万5,000冊を誇る図書館です。

記者

ものすごい蔵書数ですね。

先生

蔵書数の多さも大切な歴史の一部だと考えています。文理問わずさまざまな分野の本と出合うことができるので、1年間に300~400冊も本を借りる生徒もいます。

先生

メディアセンター内には、ご覧のようなプレゼンテーションピットもあります。ディスカッションしやすい空間で、授業や委員会でも活用されています。近くには本校が力を入れている英語の多読関連の本も取り揃えています。

記者

『実践女子学園史』などもありますね。

先生

本校にゆかりのある書籍がたくさんあるのも図書館の特長の一つです。中1の『総合的な学習の時間』には、「本校のことを知る」をテーマに、下田先生をはじめ、本校の歴史に関する勉強を行っています。

記者

向田邦子さんのお名前もありますね。

先生

向田先生は実践女子大学のご出身ということもあり、大学の方のシリーズ企画として、関連する文庫を展示しています。著名な方のご活躍を通して、大学を知るきっかけにもなっています。

記者

こちらにあるのはSDGs関連の図書や雑誌ですね。

先生

中2・中3の『総合的な学習の時間』では、「未来デザイン」として科目横断型の授業を展開しており、SDGsはその切り口の一つです。高1で実施する選択制修学旅行をゴールに位置づけています。ゆくゆくは渋谷区内にある企業とのタイアップや、渋谷区の取り組みと関連させた学習へと、発展させていきたいと考えています。

日本の女学校制服の始まり

先生

次は「香雪記念室」をご案内します。こちらが、わが国の女学校制服の創始と言われている、下田先生デザインの校服です。明治32年から大正期にかけて着用されていたそうです。

記者

学校の制服文化を知るきっかけともなる、古き良き時代の貴重な一着ですね。

先生

ちなみに、現在の制服は昭和14年制定のものを踏襲しており、夏服・冬服ともとてもシンプルなデザインです。いたずらに華美になることなく、ただひたすらに勉学に励むことを奨励した、下田先生のこだわりが継承されています。

中学生の教室へ

先生

ここからは桃夭館を離れて、中学生が学ぶ校舎の中に入っていきます。まずご覧いただきたいのがこの「English Café」です。

記者

なんだか壁や床に手作り感があるような…。

先生

そうなんです。美術科の教員とネイティブの教員が総出で、壁の塗装からデコレーションまですべてを担当しました。休み時間や放課後にはここにネイティブ教員が常駐し、訪れる生徒たちに英検用の面接をしたり、一緒にゲームを楽しんだりしています。自然に英語と触れることがテーマです。

記者

それで「カフェ」なんですね。

先生

本校にはネイティブ教員が10名在籍しています。個性豊かな先生方と、英語でコミュニケーションを取ることを楽しみに、登校してくる生徒も大勢います。

中1の教室

先生

ちょっと授業を覗いてみましょうか。ここは中1のクラスです。すべての教室に電子黒板を設置済みで、ICTを活用した授業もすっかり定着しています。

記者

数学の授業ですね。元気な声があちらこちらから上がって賑やかです。

先生

思いついた答えをポンポン口に出して言えるのも、日頃から教師とのコミュニケーションが取れているからこそです。彼女たちの成長が楽しみです。

桜講堂

先生

次はちょうどときわプラザの真下に位置する「桜講堂」です。2階席まで入れて全部で1,100席あり、入学式や卒業式もここで行われます。

記者

温かみのある色彩がとても素敵ですね。

先生

ありがとうございます。体育館で練習していた生徒たちの創作ダンスの発表も、このステージで大々的に行われます。

日本文化実習室

先生

茶道部に在籍していた私にとって、懐かしい場所の一つである日本文化実習室です。

記者

日本文化を実習するとは、具体的にどのようなことでしょう。

先生

本校では中1で茶道・華道・筝曲・能楽・和装着付など7つの伝統文化に関するお稽古を行う日本文化実習という授業があり、中2以降ではクラブ活動があります。そのうち茶道はこの日本文化実習室で活動しています。また、中1と高3はこの部屋でお礼法の授業を行います。

家庭科室

先生

続いて、家庭科室です。ご覧のような調理実技用が2つ、被服実技用が1つ、計3個の家庭科室があります。

記者

目の前に、おいしそうなおせち料理がありますね。見た目もとてもきれいです。

先生

ちょうど家庭科教員がいるので、話を聞いてみましょうか。

家庭科の先生

今日は、関東風のお雑煮を中心に、田作り、栗きんとん、たたきごぼう、なますをつくりました。つくって、食べるだけでなく、しきたりやマナーもきめ細かく指導しています。

記者

クオリティが高いですね。家の娘がこのようなおせちを用意したら、パパは多分、感動でお正月から泣くと思います(笑)。

正門でお別れ

先生

最後は下田歌子先生の胸像がある正門です。学校創設当初からある門もそのまま現存しています。

記者

昔はこちらが正面だったわけですね。次は表参道の駅から娘と一緒に来てみようと思います。今日はどうもありがとうございました。

実践女子学園中学校  

〒150-0011 東京都渋谷区東1-1-11
TEL:03-3409-1771

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