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私立中高進学通信

進学通信特集号WEB版『Hello! School』

佼成学園女子中学校

卒業生だからこそ語ることができる
等身大の“母校”の魅力をたっぷりと!

平田紗也子さん(2020年度卒業生)

入口

平田紗也子さん(2020年度卒業生)

 掲げる理念は「国際社会で平和のために貢献できる人材を育成する」とグローバル。英語力の修得も、中高時代に送る海外での体験も、ワンランク上のこだわりが詰まっていました。

記者プロフィール

神奈川県在住。小学5年生の一人娘の中学受験を検討中。中高時代に海外での生活を体験してほしいとの想いから、英語教育に定評のある学校に絞り込んでいます。

平田さん

今春、佼成学園女子を卒業した平田です。私がお世話になった母校をご案内させていただきます。

記者

ありがとうございます。今日は卒業生の方が学校案内をしてくれるというので、楽しみにしてきました。平田さんはどちらの大学に通っているのですか?

平田さん

津田塾大学です。学芸学部英語英文学科の1年生です。コロナ禍の中でオンライン授業が中心ですが、それはそれでけっこう充実した日々を送っています。

記者

そうですか。どんな状況下でも学ぶことに対する姿勢がまっすぐなんですね。いやいや、なかなか大したものです。

平田さん

どうもありがとうございます。それではどうぞ中にお入りください。

グローバルセンター
グローバルセンター

平田さん

こちらがグローバルセンターです。

記者

どのような使われ方をしているお部屋なのですか?

平田さん

国際コースの留学クラス(SA)と、私も所属していたスーパーグローバルクラス(SG)の生徒が使用しています。留学クラスは1年間、ニュージーランドに留学するのですが、留学前にはここでネイティブの先生方と一緒にお昼ご飯を食べたりしています。

記者

なるほど、留学前の実践的な準備期間というわけですね。

平田さん

そのとおりです。私がいたSGクラスでは普段、別の教室で授業をしていますが、例えば、英会話の時間にはここに来て、ネイティブの先生方とコミュニケーションを取ったりしていました。自分の英語力を、日常の中で気軽に試すことができるとても良い部屋だと思います。

記者

生徒さんたちの海外での活動の様子がわかる写真が、壁一面に貼ってありますね。これは確かタイの国旗でしたか…。

平田さん

はい、そうです。SGクラスでは全員が『課題研究』に取り組み、その一環として高2の夏に、タイで2週間のフィールドワークを行っているのです。

記者

タイではどのような体験をしましたか?

平田さん

タイの少数民族「カレン族」の村で、2泊3日の自給自足の生活をしました。

記者

それは、たくましい(笑)。

平田さん

ありがとうございます。でも、電気もガスはもちろん無くて、水道さえも整備されていない村なので、最初は絶対に生活できないと思いながら恐る恐る行ったんです。ところが、けっこう楽しむことができたのです。自分でも驚きでした。

記者

その話、興味津々ですね。どうしてですか?

平田さん

スマホが無くても楽しいといいますか、今まで味わったことのないゆっくりとした時間が流れていることに気がついたからです。私は初め、カレン族は貧困なんだと思っていましたが、村に入ってすぐ、それは自分が勝手に決めつけていたことだと知って恥ずかしくなりました。自然に寄り添った生活をしているカレン族の日常に触れ、これも生き方の一種であることを痛感し、自分たちの文化を基本に世の中を見ていたことを反省しました。

記者

大きな気づきでしたね。平田さんの人生にとって、すばらしいフィールドワークであったことが理解できます。

平田さん

こちらが私の研究テーマです。『タイにおける児童虐待』について3年間かけて調べ、英語でまとめました。

記者

ほーっ、オールイングリッシュですね。平田さんは、もともと英語が得意だったのですか?

平田さん

得意というわけではありませんでしたが、英語は好きでした。小学生の頃から英会話教室に通っていて、将来は海外に行ったりしたいなと漠然と考えたりもしていました。高3の春には、それまでに身につけた英語力のブラッシュアップを兼ねて、ロンドン大学研修にも参加しました。

記者

ひょっとしてそのあたりに、佼成学園女子を選んだきっかけがありそうですね。

平田さん

当たりです(笑)。佼成学園女子には、中3の希望者が参加できる2ヵ月間のニュージーランド留学プログラムがあることを知ったからです。2ヵ月という期間が長すぎず、ちょうどいいかなと思ったからです。学校生活の中でも英語と触れる機会も多いと聞き、受験をしようと思いました。

記者

中学受験を決めたのは何年生でしたか?実は今、娘に中学受験を薦めようかと悩んでいるところなのです。

平田さん

小5の終わりの頃でした。

記者

娘も小5です。帰宅したらさっそく平田さんの海外での体験を話してみようと思います。

カフェテリア
カフェテリア

平田さん

カフェテリアをご案内します。私の場合、基本はお弁当でしたが、持ってこなかった日は、ここで決まってきつねうどんを食べていました。とてもおいしいんですよ。

記者

どのメニューも安いですね。これはいいかも。

平田さん

カフェテリアの内部です。中高合同で利用しています。今はまだ午前中なのでガランとしていますが、ランチタイムはにぎやかです。土曜日は授業が午前中だけなので、ここでお昼を食べて帰る人もいれば、部活前の腹ごしらえで立ち寄る人もいます。女子校にありがちかもしれませんが、ポテトとかアイスを食べている人はとても多いです(笑)。

茶道和室
茶道和室

平田さん

次は私の一番好きな場所にお連れします。茶道和室です。

記者

ひょっとして茶道部だったりして?

平田さん

はい。6年間、茶道部でした。週に2回活動していて、外国人のお客さまをお招きしたお茶席を担当したこともあります。日本の伝統文化を海外の人たちに発信できることがとても楽しく、やりがいでもありました。

記者

改めて拝見すると、本当に立派なお茶室ですね。

平田さん

中学では3週間に1度程度、ここで茶道の授業もあります。誰もが和の伝統に親しめるのは、佼成学園女子の魅力の一つだと思います。四季折々の和菓子もいただけるので、みんな楽しみにしていました(笑)。

講堂
講堂

平田さん

講堂です。式典などはここを使います。壁に掲げられた校歌も懐かしいです。

記者

ここはなんだか仕掛けがありそうな雰囲気も…。

平田さん

鋭いですね(笑)。壁の奥から電動で椅子席が出てくる仕組みになっています。また、ステージも普段は壁の向こうにありますが、式典の際には扉が開いて厳かな式場に早変わりします。

記者

へーっ。式典以外にも使われるのですか?

平田さん

はい。体育の授業のほか、強豪のハンドボール部もここを使って汗を流しています。体育館はまた別にあるので、体育関係の部活動が練習場所に困ることはありません。

図書室
図書室

平田さん

次は図書室をご案内します。蔵書数は4万冊と聞いています。

記者

平田さんはどんな本を読んでいましたか?

平田さん

そうですね。例えば、中学の英語の授業には多読があるので、洋書のコーナーにある本はよく手に取っていました。本は英文ですから、最初は抵抗があるのも事実です。でも、簡単なものから入っていくと徐々に読み進めていくこと自体がおもしろくなり、英単語がどんどん自分の中に入ってくるのでお勧めです。

記者

それは良いアドバイスですね。娘にも教えてあげたいです。

平田さん

図書室には学習スペースもあります。定期試験の前は私もよく利用していました。あれっ?司書の先生がいらっしゃいました。ご無沙汰しております。

先生

平田さん、久しぶりですね。(記者と目が合い)学校見学のお客さまですか?ようこそ佼成学園女子にいらっしゃいました。

記者

今日は卒業生の平田さんに、学校案内をしてもらっているんです。

先生

そうでしたか。平田さんはよく図書室に来ていた生徒でした。しっかりと自分の時間を管理しながら、集中して勉強をしていた姿をよく覚えています。

平田さん

ここの図書室は、中高生におすすめの書籍や雑誌がわかりやすく展示してあるので、とても参考になります。

先生

中1から高3までと年齢が幅広いので、まんべんなくというわけにはいきませんが、中学生にはちょっと背伸びをして読んでもらいたい本などを紹介したりしています。

平田さん

中学には「読作」(読書作文)の時間があります。自分が読んでおもしろかった本をみんなに紹介するために、紹介文を入れた帯を作ったことがありました。その本を誰かが借りてくれたら、とても嬉しいですよね。

記者

学校の図書室には、生徒たちの心と心をつなぐ役割もあるということですね。とても良いお話をありがとうございます。

HR教室
HR教室

平田さん

ちょっと教室をご覧になりませんか?

記者

いいですね。誰もいないけど、何だろう、この数字は?

平田さん

『乙女祭』(文化祭)が近いので、その準備をしているのだと思います。乙女祭は受験生向けの公開行事にもなっているので、今度は娘さんと一緒にいらしてください。絶対に楽しいと思います。

記者

わかりました。そうします。

中学昇降口
中学昇降口

平田さん

最後にご覧いただきたいのが、中学生の昇降口です。私と妹は3年間、ここから校舎に入っていきました。

記者

?…。妹さんも同じ学校なんですね。

平田さん

はい。3つ違いです。小学校も毎日、中学でも3年間ずっと一緒に登校していました。

記者

仲がいいですね。

平田さん

でも、私の1個下の学年から、1人1台のiPadを持つようになったので、そこがちょっとうらやましいです(笑)。

記者

そうなんですか。最後に、女子校で良かったなと思うことを教えてくれませんか?

平田さん

異性の目を気にすることなく、一人ひとりが役割をもって学校生活を送ることができるのが、女子校の一番の良さではないでしょうか。佼成学園女子に入ったら、全員が何かしらのリーダー的なポジションにつくことがあるので、よしやってやろうという気持ちになれます。

記者

どうもありがとうございました。卒業生だからこそ語ることができるお話が、とても参考になりました。

佼成学園女子中学校  

〒157-0064 東京都世田谷区給田2-1-1
TEL:03-3300-2351

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