Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

私立中高進学通信

2020年12月号

大学合格力強化計画

日本工業大学駒場中学校

難関大学をめざす生徒のための
プログラムを実践する学習施設「光風塾」

光風塾の教室にて、左から竹内真先生、増田徹先生。

光風塾の教室にて、左から竹内真先生、増田徹先生。

費用は無料
同校付属の“学習塾”

 学校改革を進めている同校では、高校部が工学科の募集を停止し、2021年度から普通科専一校としてスタートします。10年以上前から進学校化に取り組んできた同校は、これまでさまざまな教育を実践し、学習指導環境やシステムを充実させてきました。

 2017年度に開設された「光風塾」も、こうした取り組みの一つです。「学校付属の“学習塾”」という位置づけですが、一般の塾とは異なり、同校生徒のための学習施設であり、参考書や問題集などの教材費のみで授業料はかかりません。また、予備校などの手を借りず、同校専従のスタッフだけで運営しているのも特徴です。

「本校の教育は面倒見の良さが特色です。成績が伸び悩んでいる生徒に対し力を入れて指導し、成果を上げてきました。こうした本校の強みに加えて、成績上位生に向けてより高いレベルの教育プログラムを提供しようと『光風塾』を設置することにしたのです」(進路指導室長/竹内真先生)

 光風塾は本校舎とは別棟にあり、高1~高3の選抜された生徒が通っています。

「模擬試験と選抜試験の成績と、進路指導部が面談して本人の熱意などを確認し、各学年20~25名の生徒を選抜しています。講座は学年ごとに、放課後週3~4回設定。自習室は休日も朝7時から夜9時まで開いており、利用する生徒も多数います」(竹内先生)

生徒同士の仲間意識が
志望大学合格を後押し
同校独自の難関大学進学指導をする大学進学支援センター「光風塾」。本校舎から最寄り駅に向かって徒歩2分ほどの、利便性の良い場所にあります。同校独自の難関大学進学指導をする大学進学支援センター「光風塾」。本校舎から最寄り駅に向かって徒歩2分ほどの、利便性の良い場所にあります。

 光風塾では、難関大学に合格するためのハイレベルな授業を展開しています。小テストを細かく行い知識を定着させていくなどていねいに指導しながら、一人ひとりに合った学習方法や、志望大学合格のためのプログラムも伝授しています。

「光風塾講師陣のトップである塾頭は、日本工業大学でも教鞭をとられている先生で、灘中学校・高等学校から京都大学・大学院の出身。大学受験指導の経験を豊富に持つ逸材です。熱意ある指導を行う塾頭をはじめとして、生徒一人ひとりに柔軟に対応してくれる現役東大生講師が数名在籍しています。ここに東大出身の本校の教員が講師陣に加わって、学校との連携も一層強化されました」(竹内先生)

 光風塾が開設されてから約3年が経ち、大学合格実績にもその成果は表れてきています。2020年度はGMARCHの合格者が50名に達するなど、実績は好調。

「光風塾に通う生徒たちには連帯感が芽生え、ライバルでありながら同志として一緒に伸びていこうという雰囲気が感じられます」(竹内先生)

 高い志と高い学力を持った生徒たちが集い、切磋琢磨して学ぶことが、合格力アップの理由なのでしょう。

 一方、光風塾生以外の生徒たちも、大いに健闘しています。光風塾があることで、「通っている生徒に負けないぞ」という意識が生まれ、モチベーションが高まっているようです。同校の大学進学へ向けた取り組みが、生徒たち全体の学力が向上する環境を生み出していることがうかがえます。

中学でも成績上位者向けの
講習がスタート
中1・中2の生徒が取り組む同校オリジナルの「ファイトノート」。学習習慣の定着や生徒の心の変化の発見に役立っています。中1・中2の生徒が取り組む同校オリジナルの「ファイトノート」。学習習慣の定着や生徒の心の変化の発見に役立っています。

 ていねいな指導に定評がある同校の教育は、中学から始まっています。中1生・中2生には「ファイトノート」という同校オリジナルのノートがあり、学習指導の基礎・基本になっています。これは、一日の記録と学習課題を組み合わせた内容で、生徒は毎日取り組み、担任がチェックし、コメントとアドバイスを記入します。「家庭学習習慣の定着」「保護者との連携」「多感な時期の生徒の心の変化を見逃さない」という、3つの役割を持つ、大切なノートです。

「ファイトノートの学習を軸に、定期試験前に朝テストを行います。この朝テストの点数が思わしくない生徒に対しては補習を行い、学習内容を理解してから定期試験に臨んでもらう形にしています。これで定期試験の点数がアップするので、試験後に補習を行うよりも、生徒の学習意欲が高まります」(入試広報部/増田徹先生)

 2020年度、中学で新たな試みが始まりました。それは「NAC(Nichikoma Advanced Course)」という成績上位者向けの講習です。

「成績が伸びている生徒をさらに上へと引き上げる指導をすることがねらいです。応用問題に積極的にチャレンジしたい生徒を集めて、夏休みに英語と数学の講習を行いました。今はまだ試験的な段階ですが、今後より充実させて、高校の光風塾の指導につなげていきたいと考えています」(増田先生)

 本格的な進学校へと発展する勢いのある同校には、その道筋が着実にできています。


2001年~2020年度大学合格者数
1年あたり平均の推移と今後の予想
大学進学に向けての取り組みが功を奏し、格段に伸びている大学合格実績。今後さらなる向上をめざします。

大学進学に向けての取り組みが功を奏し、格段に伸びている大学合格実績。
今後さらなる向上をめざします。

2020年度
主な大学合格実績

※既卒生を含む

学名 総数




東京農工大学 1
東京学芸大学 1
東京都立大学 2
電気通信大学 2
群馬大学 1
東京海洋大学 1
琉球大学 1
高知大学 1
会津大学 1
学名 総数



早稲田大学 4
東京理科大学(第一部) 6
明治大学 6
青山学院大学 7
立教大学 7
中央大学 12
法政大学 12
学習院大学 6
成蹊大学 4
明治学院大学 3
成城大学 5
國學院大學 4
駒澤大学 6
専修大学 8
東洋大学 10
日本大学※
※うち医学部1名含む
38
進学通信 2020年12月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ