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私立中高進学通信

2020年12月号

生徒の主体的な活動にフォーカス

サレジアン国際学園世田谷中学校

全校生徒を巻き込んだ
マスク寄付プロジェクト

8月4日の校内募金活動には大勢の生徒が寄付をしました。

「SOLプロジェクトへの募金をお願いします!」
「お疲れ様です! 募金のお金を用意してきました~」
8月4日の校内募金活動には大勢の生徒が寄付をしました。

学園祭のチャリティーを
別の形で実現
お話をうかがったプロジェクトメンバーの2人
(左)純花祭実行委員長 桑名さん(高2)
(右)生徒会書記 櫻井さん(高2)

 新型コロナウイルス感染症が拡大する中、「今の自分たちに何かできることはないか」との思いから、同校の高校生徒会と純花祭実行委員会執行部が中心となり、マスクと手指消毒ジェルの寄付活動が行われました。

 もともと同校は、『純花祭』(文化祭)でのバザーなど、チャリティー活動が盛んです。今年度はコロナ禍により純花祭が中止となったことから、高校生徒会のメンバーと純花祭実行委員会の執行部のメンバーが「チャリティーの趣旨を活かしたい」と、休校中の4月から話し合いを始めました。

「今、自分たちにできることは何か」を考え、アイデアを出し合って、毎年校外学習や修学旅行でお世話になっている宿泊先や区内の保健所などにマスクや消毒用ジェルを届けることを目標に、その購入資金として全校で一斉に寄付を募ることにしたのです。

「お世話になった方たちにマスクを届けることを通して、それが私たちの命や生活を守ることにつながる、という意味を込めて『Save Our Lifeプロジェクト』と名付けました」(純花祭実行委員長/桑名さん)

「プロジェクト名の頭文字を取って、略称を『SOL』としたのですが、これはスペイン語で太陽という意味なんです。困っている方たちの太陽のような存在になれたら、という思いも込めました」(生徒会書記/櫻井さん)

クラウドファンディングも取り入れ
積極的にPRを展開
手作りの募金箱。フリー素材を元に生徒たちが手作りしたポスターを貼り付けています。手作りの募金箱。フリー素材を元に生徒たちが手作りしたポスターを貼り付けています。

 同校は4月下旬からオンライン授業やホームルームで学びを継続していました。こうしたICTツールの良さを、生徒たちは自主的な活動にも活用しました。

 まず、とりかかったのはSOLプロジェクトを全校生徒に知ってもらうための広報活動です。休校中で学校内での周知が難しいため、オンラインを活用してPRしました。

 新型コロナウイルスの感染状況や緊急事態宣言下で経済的打撃を受けている観光業の現状、プロジェクトの目的を新聞形式でまとめ、PRニュースを9回発行し、授業の課題や学校からの連絡に使用していたICTプラットフォームを介して全校生徒に配信しました。募金活動日は、学校再開後、全校生徒が登校する8月4日の朝と決めました。「クラウドファンディング」の仕組みの一部を取り入れ、寄付額に応じて、寄付してくれた生徒に「防災用携帯トイレ」をリターン品として渡すことも発表。直前にはオリジナルポスターを校内に掲示し、最後の一押しをかけました。

 そのかいもあり、募金活動日当日は朝から、大勢の生徒が昇降口での募金に訪れました。あらかじめ封筒にお金を入れて準備してきた生徒も多数いたそうです。また、保護者や教職員、修道院のシスターからも募金があり、1日で総額約19万円が集まりました。

世田谷区から感謝状も
保坂世田谷区長とも交流
生徒会顧問の田中赳裕先生。「自分たちで企画・計画して実現させた経験は、必ず将来に活きると思います」生徒会顧問の田中赳裕先生。「自分たちで企画・計画して実現させた経験は、必ず将来に活きると思います」

 マスクと消毒用ジェルを発送する際にも工夫しました。生徒からの感謝の気持ちを込めて、全校生徒に1人1枚、純花祭実行委員の装飾担当がデザインしたメッセージカードを書いてもらい同封したのです。

 生徒会の生徒が学校のある世田谷区の区役所を訪れ、保坂区長にマスクと消毒用ジェルの詰め合わせを手渡しました。教育に関心の高い区長からは感謝状が贈られるとともに、プロジェクトについてさまざまな質問も受けたそうです。

 活動のサポートにあたった生徒会顧問の田中赳裕先生は「今回のプロジェクトを通して、生徒たちは現実の社会の問題に触れる貴重な経験ができました。生徒会や学園祭の実行委員などの活動で身につけていた企画力や行動力を活かせたと思います。クラウドに上がった企画書や制作物の多さが、それを証明しています」と、生徒たちのアイデアとフットワークを高く評価しています。

 オンラインツールを使いこなし、社会課題を自分たちの手で解決しようとする生徒の姿は、ウィズコロナ時代にたくましく生きる若者の姿を象徴しているのではないでしょうか。

有志のメンバーがICTを活用しながら話し合い、プロジェクトを企画しました。有志のメンバーがICTを活用しながら話し合い、プロジェクトを企画しました。
「ポスターやメッセージカードのデザインも、私たちが行いました!」「ポスターやメッセージカードのデザインも、私たちが行いました!」
生徒全員が応援したい気持ちを込めて1人1枚ずつ書いたメッセージカードを同封します。
寄付金で購入したマスクや消毒用ジェルの封入作業は、たくさんの生徒が協力しました。寄付金で購入したマスクや消毒用ジェルの封入作業は、たくさんの生徒が協力しました。

箱詰めして発送するのも、生徒たちの手で行いました。箱詰めして発送するのも、生徒たちの手で行いました。
「私たちの応援したい気持ちを込めました!」「私たちの応援したい気持ちを込めました!」
SOLプロジェクトのメンバーたち。
マスクなどを寄贈した世田谷区では、保坂区長から感謝状が贈られました。マスクなどを寄贈した世田谷区では、保坂区長から感謝状が贈られました。

「社会の問題を見つけた時に、自分からどう動くか、どうやって人を巻き込むかをみんなで考え、
活動する中で多くを学べました」(櫻井さん)
「コロナ禍のため、チャリティー活動の範囲が狭まる中でも、みんなの思いを形にして送ることができ、
自信につながりました」(桑名さん)

進学通信 2020年12月号
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