私立中高進学通信
2020年12月号
生徒会に聞く学校生活
実践学園中学校
生徒会主体の学園祭
オンライン開催に初挑戦!
「豊かな人間味のある人材の育成」を教育理念に掲げる同校には、多様な生徒が集まっています。個性豊かな生徒会で活動する高校生5人に、活動内容をうかがいました。
「学校全体の行事の進行に携われるのが生徒会の醍醐味。来春の三送会(高3生を送る会)や新入生歓迎会の企画も楽しみです」
「中学時代も生徒会活動をしていました。現在は茶道部とうまく両立させ、活動しています!みんなでより良い学校にしていきたいです」
「今年の生徒会の高1生は2人だけと少ないですが、気さくな先輩方と一緒に楽しく活動しています」
「高1の時に友人から誘われて生徒会に入りました。生徒会は定員が決められていないため、年度によって人数が異なります。やる気さえあれば参加できます」
「学校に関わる活動がしたいと思い、今年から参加しました。部活は空手道部。技術が高い部員が多いので、練習にも力が入ります!」
――生徒会の主な活動は何ですか?
M・Aさん(高2・副会長)
実践祭の運営がメインです。生徒会が中心となって企画を発案し、実践祭実行委員会と一緒に準備を進めていきます。
A・Yさん(高2・会長)
今年は新型コロナウイルスの影響のために、「オンライン実践祭」として開催しました。YouTubeでライブ配信をしたんです。撮影機器の操作や技術的なことは、先生方にもサポートしていただきました。
――オンライン実践祭、いかがでしたか?
T・Sさん(高2・副会長)
慣れないことも多く、限られた時間の中で形にするのが大変でした。オンラインでもみんなが楽しめる企画にするために、アイデアを出し合いました。
A・Yさん
バラエティ番組で行われていた企画「未成年の主張」を開催したのですが、多くの生徒が参加してくれてうれしかったです。
R・Kさん(高2・書記
先生方に審査していただき、入賞者には賞品を用意しました。そのほかにも、チームごとに競うクイズ大会も開催しました。
T・Sさん
クイズを考えるのが難しかったですね。
N・Tさん(高1・会計)
私は配信で司会をしました。生配信ならではのハプニングも起こり、瞬時に判断して動かなければならないことが多かったので、アドリブ力が身についたと思います。
A・Yさん
学校のYouTubeチャンネルの登録数が、オンライン実践祭後に増えたので、みんなで喜びました。
N・Tさん
来年の実践祭はどのような形になるのかわかりませんが、今年の経験を活かしてより良い実践祭になるよう、後輩へつないでいきたいです。
――今後の生徒会の活動は?
T・Sさん
スマホ使用のルール作りに向けて動き始めたところです。
M・Aさん
今まで、スマホを持ち込むためには許可証が必要だったのですが、今年はオンライン授業導入などもあって許可証が不要になりました。自由にスマホを持ち込めますが、まだ使用のルールが定まっていないため、ある程度の規制は必要なのではないかという話が、生徒会の中で持ち上がったんです。
A・Yさん
こちらで決めたルールを一方的に押しつけるのではなく、生徒一人ひとりに納得してもらいたいという思いから、まずはクラスで話し合いを進めています。また、家庭ごとに環境や考え方が異なると思うので、生徒だけではなく保護者や先生方の意見も取り入れていく予定です。
T・Sさん
どこまで規制をすれば良いのか、生徒会メンバーの間でも、さまざまな意見が出ています。
R・Kさん
単に厳しいルールを設定すればいいというものではないので、難しいです。
A・Yさん
ある程度の自由は必要だと思いますが、ルールをあいまいにしていると、守らなくなってしまうのではないかと懸念しています。意見をうまく取りまとめ、みんなが納得できるルールを作りたいです。今年度の生徒会の成果として形にできるよう、がんばっているところです。
生徒の個性を大切にしてくれる
だからこそ、生徒会活動もエネルギッシュ
希望の進路に応じて、生徒一人ひとりの学力レベルまで考え、ていねいできめ細かな教育を行ってくれます。生徒会には人数制限がないこともあり、さまざまなタイプの人間が集まり、活発に意見交換ができるところが大きな魅力です。
(この記事は『私立中高進学通信2020年12月号』に掲載しました。)
実践学園中学校
〒164-0011 東京都中野区中央2-34-2
TEL:03-3371-5268
進学通信掲載情報
PICK UP!!
紹介する学校
- 『究理探新』の心を育てる実学教育を休校期間中も実践東京農業大学第三高等学校附属中学校
- デジタルツールを駆使対面の温度感も大切にした充実のオンライン学習目黒学院中学校
- オンラインを駆使して通常の時間割を実施1,700名全員をサポート安田学園中学校
- 先の見通せない時代に『Think & Challenge!』精神で立ち向かう横浜翠陵中学校
- ダンスを通して身につくコミュニケーション能力と協調性品川女子学院中等部
- 「自立した女性」の育成を部活動も主体性を重視東京家政学院中学校
- 国際大会の基準をクリアした柔道場淑徳中学校
- 学び、成長できる“場”を提供幅広い道から「自分で選ぶ」力の育成を日本大学第二中学校
- SDGsの学びからプロジェクトが誕生生徒主体で生まれた女子用スラックス開智日本橋学園中学校
- 共学校として、新たな伝統のスタートを知性と品格が感じられる新制服芝浦工業大学附属中学校
- 「みんなが考える昭和学院」を具現化選べる制服で多様性と自立心を養う昭和学院中学校
- 生徒自らがコーディネート選べる制服が自主性を伸ばす三輪田学園中学校
- 生徒それぞれの個性を大切にする校風関東学院中学校
- 生徒会のやりがいに魅了経験者も多い中高16名で運営狭山ヶ丘高等学校付属中学校
- 生徒会主体の学園祭オンライン開催に初挑戦!実践学園中学校
- ICTを活用した、新しいイベント運営に取り組む東京成徳大学中学校
- 生徒会活動が自主性を育む中高生徒会の連携も持ち味本郷中学校
- 「自分の考えと意志で行動するこの自由が、完全な自立となる」浦和明の星女子中学校
- 「知識を活用できる知恵を育み自分や世界を変える力を養う」秀明大学学校教師学部附属秀明八千代中学校
- 独自の『EHDプログラム』で中3生の卒業論文がスタート京華女子中学校
- IB教育に基づく教育を実践“伸びしろ”を最大限に広げる昌平中学校
- 中学から高度な学びに挑戦多彩な『ゼミナール授業』青稜中学校
- 世界の諸問題を理解しその解決策を探るESDの授業横浜女学院中学校
- 早い機会に異文化に触れる『バンクーバー語学研修』春日部共栄中学校
- 世界での社会貢献を実践する「MoG in Cambodia」工学院大学附属中学校
- 進路 卒業生たちが後輩に語る進路経験談が中3生の刺激に専修大学松戸中学校
- 部活動も学業も!充実した学校生活共栄学園中学校
- 一人ひとりの力を伸ばしてくれる学校目白研心中学校
- 体系的なキャリア教育と生徒に寄り添う教育活動文教大学付属中学校
- 全校生徒を巻き込んだマスク寄付プロジェクトサレジアン国際学園世田谷中学校
- 全学年の『書く力』を高める『論文指導』がスタート麴町学園女子(麹町学園女子)中学校
- 『本物に触れる教育』を多角的に実践桐朋女子中学校
- 伝統と創生のハイブリッドで不確かな時代を生きていく光塩女子学院中等科
- 生徒と向き合い、共に歩みながらその力を最大限に活かしていきたい佐野日本大学中等教育学校
- 自分の目標に一生懸命になれる子を育てるため本当の“厳しさ”で熱血指導日本大学第一中学校
- 思考・学びが楽しくなるスマホ持ち込みOK入試芝国際中学校
- 「生きる力」を測る「ナゾ解き入試」を実施藤村女子中学校
- 難関大学をめざす生徒のためのプログラムを実践する学習施設「光風塾」日本工業大学駒場中学校
- 「授業の学び」と「部活動のクイズ研究」が渾然一体“知を愛する”楽しさを身につけた中高時代大宮開成中学校
- 海外交流を経て大きく成長!難関大学進学の道を切り拓くきっかけに桜丘中学校
- 中高6年間の男子校生活を謳歌し「物理の教員になる」夢に向かって邁進中日本大学豊山中学校
- 良き仲間と充実した中高6年間を送り“周りの人のことを考えられる”人間に麗澤中学校