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私立中高進学通信

2020年11月号

実践!未来の学び「プログラミング」

普連土学園中学校

唯一無二のチームで挑む
国際的なロボット競技会

放課後も土曜日も、最終下校時刻までプログラミングや
プレゼンテーションに取り組んだ熱意あふれるメンバーです。

理系・文系にかかわらず
希望者が集まる教養講座

 一人ひとりを大切に、すべての人を敬い、世の役に立つ女性を育てることを目標にしている同校では、生徒の興味・関心を広げ、積極的に学ぶ姿勢を育むため、放課後や土曜日、長期休暇を活用して、さまざまな特徴ある活動を行っています。

 2016年に始まった「Friends Fab」もその一つです。中3生〜高2生の希望者を募り、理科教員が初心者向けに行う教養講座で、主にLEGO®️ MINDSTORMS®、3Dプリンター、Arduino(※)を使用して、電子工作やプログラミング、ロボットの作成などを行っています。

「本校は理系の進学先を選択する生徒の割合が約4割おり、理系に強い女子校というイメージがありますが、Friends Fabの活動は理系・文系にかかわらず、ロボットやプログラミングに興味があるさまざまな生徒が一緒に活動しています。現在は70人ほどのメンバーがいます」(顧問/加藤芳幸先生)

※Arduino…プログラミングで動作を変えられる「マイコン」と呼ばれるチップを積んだ回路基板「マイコンボード」の一種。

抜群のチームワークで
世界大会をめざす

 Friends FabのメンバーはLEGO®を用いた世界最大規模の国際的なロボット競技会『FIRST®LEGO®LEAGUE(FLL)』に出場しています。これまで、トルコとデンマークで行われた世界大会に進出した実績があります。

「FLLはオリジナルロボットをプログラミングしてミッションを遂行する『ロボットゲーム』、ロボットの特徴や戦略を発表する『ロボットデザイン』、その年のテーマに基づく研究発表をする『イノベーションプロジェクト』、チームの特徴や目標を発表する『コアバリュー』の4種目の総合得点を競います。
 抜群のチームワークを誇る現在高2生のメンバーは、2020年2月の日本大会で3位に入賞しました。ブラジルでの世界大会に参加する予定でしたが、コロナ禍で中止になってしまいました。しかし、それぞれが課題を見つけ、問題解決のために考え続ける力を身につけて、大きく成長しました」(加藤先生)

受講生に聞きました
もっと詳しく教えて!
これが魅力!
世界大会出場をめざす活動で
多角的に物事を見る力がつきました
9人のチームで世界大会への出場権を獲得しました。

9人のチームで世界大会への出場権を獲得しました。

テーマ「建築」から導いた
「空き家問題」の解決方法
テーマ「建築」から導いた「空き家問題」の解決方法

「イノベーションプロジェクト」チームがFLLのテーマ「建築」から考えた課題は「空き家問題」です。

「東京でも問題になっている空き家について研究しました。区役所に現状を聞きに行ったり、空き家問題に取り組むベンチャー企業を訪ねたりして、不法投棄や不法侵入の対策を考えました。斬新で費用対効果の高い解決策を目標に、赤外線センサーが侵入者をとらえると、シャッター音がなる装置を作って発表しました。カウンター機能をつけて、被害の具体的な数字もわかるようにしました」(Iさん)


何度も作って何度も試して
ミッションの成功率を高める
何度も作って何度も試してミッションの成功率を高める

 オリジナルロボットを動かす「ロボットゲーム」と、その特徴を発表する「ロボットデザイン」を担当するロボットチームは、試行錯誤を繰り返しました。

「橋を登るミッションに成功すると高得点でした。難しかったけれど、ロボットのアタッチメントを工夫するなど、何度も試作し動かしてみて、10回中何回成功できるかを記録し、成功率を高めることをめざしました。細かく記録したデータは、ロボットデザインの発表にも役立ちました」
(Nさん)


チームスピリット『唯一無二』を
プレゼンテーション
チームスピリット『唯一無二』をプレゼンテーション

「コアバリュー」は、チームの目標設定や長所、FLLへの参加の意義などを考えて、原稿をまとめ、プレゼンテーションを成功へ導きます。

「大きなスケッチブックを活用してインパクトを持たせ、印象に残るスピーチを考えて、どんな表情で、どんな声の大きさで発表すれば目を引くかなどメンバーと相談しながら考えました。それぞれ個性的で、しっかり自分の意見を言えるメンバーが切磋琢磨して、協力し合うこのチームは、チームスピリット『唯一無二』を体現していました」(Mさん)

コンテストに積極的に参加する理科部

 理科部は中1から入部できるクラブ活動です。観察、実験などの探究活動や学園祭などでの発表とともに、手作り電気自動車コンテスト、ロケット甲子園、鉄道模型コンテストなどの全国大会に毎年参加しています。

 パリで2019年6月に開催された「モデルロケット国際大会」では、高2生4名が日本代表として参加し、3位に入賞しました。

「モデルロケット国際大会」で3位に入賞し、銅メダルを獲得しました。「モデルロケット国際大会」で3位に入賞し、銅メダルを獲得しました。
ロケットの打ち上げだけではなく、英語でのプレゼンテーションの審査もありました。ロケットの打ち上げだけではなく、英語でのプレゼンテーションの審査もありました。
先生からの一言
課題を解決しながら論理的思考力を育む
顧問 加藤 芳幸 先生顧問 加藤 芳幸 先生

 FLLの世界大会へ出場した先輩の体験談を聞いて、Friends Fabに集まる生徒が年々増えています。

 生徒たちは設定した目標に向かって課題を見つけ、次から次へと取り組みます。少しずつ身についた論理的思考力は、やがて盤石な学習の基礎となるでしょう。

進学通信 2020年11月号
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