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私立中高進学通信

2020年11月号

実践!未来の学び「自らを自由に表現」

女子聖学院中学校

違いを認め合うことから始まる
自己表現力の育成

2019年9月に新設されたフューチャールーム。計4台のプロジェクターを設置し、正面のスクリーンは
電子黒板としても利用できます。壁面を効果的に使い、対話的でクリエイティブな学習が行われています。

「聞く・話す」授業で
中1から発信力を磨く

 キリスト教教育を土台に、一人ひとりを大切にする学びを実践している同校。ICT教育にも力を入れており、生徒がより自分たちの力を発揮できる環境づくりをめざしています。

 生徒が存分に力を発揮するには、自分の考えを持ち、表現できることが必須であるとの理念のもと、中1・中2の国語科では「聞く・話す」に特化した授業を週1時間実施しています。中1では「似て非なるもの」をテーマに身近な話題をクラスメートの前で説明するところから始まり、さまざまなトピックについてのスピーチや発表を繰り返し、人前で説明する力、友達の意見を聞く力を培っていきます。

 中1から「聞く力」「話す力」を磨いた生徒たちは、中2ではテーマを深めて意見をまとめ、プレゼンテーションができるようになります。中2で取り組むのは、環境問題に関するスピーチです。探究・ICT教育のプロジェクトリーダーの川村明子先生は「スライド作りなど技術的な部分やスピーチの枠組みは教員が指導しますが、それ以外はテーマの設定から、すべて生徒に任せています」と話します。中2の時点で、全員が1000文字のプレゼン原稿を作成・暗記し、発表できるレベルにまで成長していきます。

英語の授業でプレゼンテーションをする中1生。入学直後から、言葉で表現することを重視した授業が行われます。

周囲を気にせず個性を
伸ばせる環境づくり

 広報室長の佐々木恵先生は、同校の校風について話してくれました。

「本校では人前で発表する機会をたくさん設け、中1の入学時からほかの生徒の意見や表現を受け入れ、尊重する環境づくりをしています。生徒たちに目を配り、適切な言葉かけを意識的に行うことで、他人の意見を受け入れる柔軟な姿勢が育まれ、『どんな表現をしても笑われない』という安心感が生まれます。保護者の方から、『うちの子は人見知りで、人前に出るのが苦手なんです』というお話をよく聞きますが、本校の互いが肯定されるという環境で過ごすうち、入学して1カ月が過ぎたころから、少しずつ自己表現ができるようになり、他者の意見も寛容に受け入れるようになります」

 同校のスローガンは『Be a Messenger~語ることばをもつ人を育てます~』です。冒頭の「Be a」には、存在を肯定する、個を認めるという意味が込められています。

「自由な自己表現では、何でも認められるわけではなく、自由が認められるのと同時に責任が問われる場面もあります。互いを尊重できる関係の中で、存在を認め合っていく。それが、キリスト教教育の中で、とても大切なことではないかと思います」(佐々木先生)

独自の授業
思考力を磨く!
英語の単語かるたを作成

 中1の英語の授業では、iPadを使って英語の単語かるたを作成します。グループごとに英単語を振り分け、どのようなイラストを添えれば、その英単語の意味が表現できるかを相談して作成します。でき上がった後に、作成したかるたについて説明する発表会を行いました。プレゼンや発表を繰り返すことで、生徒たちは自信をつけていきます。

英単語を表すイラストはiPadで描きます。
イラスト化することで、その英単語が持つ意味をイメージ化して定着させる狙いがあります。

独自の授業
 英語の教科書の文章を基に
オリジナル動画を作成
生徒が作成した動画の一コマ。校舎内であれば、どこでも好きな場所で撮影可能となっており、生徒たちはのびのびと収録したそうです。ユニークな視点から、さまざまな動画が作成されました。生徒が作成した動画の一コマ。校舎内であれば、どこでも好きな場所で撮影可能となっており、生徒たちはのびのびと収録したそうです。ユニークな視点から、さまざまな動画が作成されました。

 中1の英語の授業では、動画制作にもチャレンジ。英語の教科書に掲載されている短い会話文をドラマ仕立てにして、動画を作って発表しました。脚本担当、カメラ担当など、グループ内で役割を分担して作成するため、チームワークも問われます。また、英語力の面では、動画の視聴者に正確な英語を伝えるために、「フレーズをなめらかに話す」「正確な発音をする」力も必要となります。

 中2以降は、英文の会話劇を生徒が考え、演じるなど、この取り組みをさらに発展させていく予定です。

環境問題をテーマにスピーチ
フューチャールームで行われた中2生のスピーチ。大気汚染や昆虫カタストロフィなど、多彩なテーマが取り上げられたそうです。フューチャールームで行われた中2生のスピーチ。大気汚染や昆虫カタストロフィなど、多彩なテーマが取り上げられたそうです。

 中2の国語科「聞く・話す」の授業では、環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんのスピーチを参考に、環境問題についてのスピーチ原稿を作成し、PowerPointのスライドと共に発表しました。生徒が自分で興味のあるテーマを選び、多彩なアプローチで研究・発表を行いました。

「実は複数の生徒から、『どうすれば説得力のあるスピーチができるかを学びたい』という意見が寄せられ、実現した授業なんです」と川村先生。手描きのイラストを載せたり、写真を大きく使ったりと、表現方法もさまざまで、生徒の主体性が想像以上に発揮された授業になったそうです。

全教科で徹底される
学びの3サイクル「input・intake・output」

 同校の教科教育で徹底されているのが、input(情報を収集)→intake(得た情報を知識として深める)→output(得た情報を基に、自分の言葉で発信)という学びの3サイクル。生徒が協働してこの3サイクルに繰り返し取り組むなかで、互いの違いを知り、その違いを受け止めることで、自らの意見を持って主体的に学ぶ力を育てます。この3サイクルは、同校のすべての学びで貫かれています。

女子聖の学習サイクル
女子聖の学習サイクル

(この記事は『私立中高進学通信2020年11月号』に掲載しました。)

女子聖学院中学校  

〒114-8574 東京都北区中里3-12-2
TEL:03-3917-2277

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