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私立中高進学通信

2020年11月号

実践!未来の学び「『志』を育てる!」

足立学園中学校

「志」を育む教育
将来を切り拓く力を引き出す

左から杉山先生、井上校長先生、飯山先生。

志共育こころざしきょういくを根幹に
据えた教育

 昨年創立90周年を迎えた同校は、時代を超えて継承されてきた建学の理念『質実剛健・有為敢闘』をめざして『志共育』を掲げています。

「『志』とは、自分が社会にどのような貢献を成せるのかを考え、世のため人のために何かを成し遂げようとする、原動力となるものです」

 と井上実校長先生は力を込めて語ります。同校はその実現に向け、さまざまな教育改革を敢行してきました。昨年度から、中学入試では、同校を第1志望とする受験生を対象に『志入試』を新設しました。この入試では、基礎学力テストのほか、将来の目標などをまとめたエントリーシートの提出、親子面接を行います。

「親子面接を行う理由は、志に向かって生徒と保護者と教員が共に歩めることを確認するためです。エントリーシートの作成を求めるのは、受験生の将来について家庭できちんと向き合い、文章にして私たちに伝えてほしいというメッセージです。自分の夢や目標を明確に意識して他者に伝えることは、子どもたちにとって、合否の結果以上に意味のある経験となるはずです」

志を育てる
挑戦し探究する学び
タブレットPCは、さまざまな授業で利用されています。タブレットPCは、さまざまな授業で利用されています。

 2018年度より、高校は『探究コース』『文理コース』『総合コース』の3コース制となり、中学から入学した生徒は原則、探究コースもしくは文理コースに進学します。ここで注目したいのが、新コース制とともに設置された『探究総合』の授業です。

「『探究総合』は、教科学習で得た知識を活用して取り組む課題解決型の授業で、既存の知識を生徒自身の中で発展させ、新しい知を創造することに主眼を置いています。
 例えば、高1で行う『エッグドロップⓇ』では、数学や物理の知識を活用して、卵を建物の3階から落下させても割れない方法を生徒自身で導き出します。基礎的な知識や原理について教員が講義をする場面もありますが、生徒の主体的な活動がメインとなります。試行錯誤を繰り返すことで、自分なりの正解へとたどり着くのです」(授業研究係副主任/飯山泰介先生)

 さらに、生徒はICTツールを活用することで、学びを発展させています。

「ファイル共有をはじめチャットやビデオ会議などの機能を集約したMicrosoft Teams(※1)を新たに導入したところ、教員や生徒間の対話や情報共有に用いることでコミュニケーションに変化が表れてきました。
 生徒たちは自主的に、Teams上にグループを作って意見交換をするなど、社会人のように使いこなしています。ICTの導入が生徒たちの学習意欲と協働する力の向上につながっていることを実感しています」
(情報科主任・コンピュータ係・Microsoft 認定教育イノベーター/杉山直輝先生)

 世界の名門校で学ぶオックスフォード研修も新たに始動しました。

「志を育むには目標を高く持つことが重要と考え、新設しました。学校生活や海外研修などでのチャレンジを積み重ねることで、自己肯定感・自尊心・自負心・自信が育ち、生徒が本来持っている〝志〟が引き出されていきます。志は教わるものではなく、誰もが持っているものです。それを生徒から引き出すのが共育であり、教職員の役割だと考えています」(井上校長先生)

※1 Microsoft Teams…Microsoft 365で行うチームコラボレーションのハブで、スケジュール管理、チャット、オンライン通話、Web会議サービスなどのほか、ExcelやWordなどMicrosoft Officeアプリとの連携など多種多様な機能を備えています。ビジネス用として開発されましたが、近年、学校内の課題配布や探究学習などにも活用されています。

高い場所から落下させても卵が割れないように、A4の紙でプロテクターを作って実験するエッグドロップⓇ。
グループで相談しながら、いろいろなアイデアを盛り込んで作ります。

“志”を育てる
『探究総合』
SDGsを意識した
『足立区の活性化』プロジェクト

 同校の探究学習は、社会的課題を身近な問題に置き換えて、日常の中で実践していくことを目標としています。そこで高1の『探究総合』では、学校のある足立区をテーマに、区をより魅力的にしていくための提案をするプロジェクトを行っています。この取り組みは、同校の校訓にもある『有為敢闘』、つまり『世の中の為になる』人物を育てるための“志共育”でもあります。

「街頭アンケートで足立区のイメージを調査し、アイデアをまとめる過程では、自分たちの意見だけではなく、足立区役所の職員の方からアドバイスも受けました。この活動を通して、生徒たちは自分の思い込みや主観ではなく、広い価値観の意見を取り入れたり、データやエビデンスに裏付けられた提案をしたりできるようになりました。その成長ぶりには、私たち教員も驚かされました」(飯山先生)


個人で研究『課題探究』
社会とつながる契機にも

 高1の後半からは、自分で決めたテーマについて調べ、論文にまとめる『課題探究』に約1年間をかけて取り組みます。

「ある生徒が取り組んだテーマは『宇宙移民計画は実行されるのか?』というものでした。研究はなかなか進まなかったのですが、ある時、海上フロート計画を推進している大手建設会社と、そこに勤務する卒業生の存在を知り、交流が始まりました。そのなかで、先方から『論文が完成したら、このプロジェクトにも役立てたい』とオファーをいただいたのです。このような経験が生徒にとって大きな自信となり、“志”を育てることにつながるのだと思います」(飯山先生)

学園祭で『足立区の活性化』プロジェクトのプレゼンテーションを行いました。学園祭で『足立区の活性化』プロジェクトのプレゼンテーションを行いました。
調査し、考え、議論し、結論を導き出して発表する。そのサイクルに慣れ、堂々とプレゼンしています。調査し、考え、議論し、結論を導き出して発表する。そのサイクルに慣れ、堂々とプレゼンしています。

ココに注目!
“志”を大きく育てる
オックスフォード研修

 同校は中1から高2までの希望者を対象に、語学研修や生活体験を伴う多くの海外研修を実施しています。対象地域はヨーロッパからオセアニアまでさまざまです。今年は、新たにオックスフォード研修を設けました。

「この研修はオックスフォード大学と提携し、本校のために作られた研修プログラムです。14日間程度オックスフォード大学の寮に宿泊して授業を受け、チームを組んで探究活動などを行います。世界の名門校で学ぶことは、生徒たちにとって大きな挑戦ですが、失敗しても、挫折してもいい。チャレンジすることが大事なのです。高い志が育まれていくことを期待しています」(井上校長先生)

ココに注目!
大学や社会で必要なスキルを習得できる最新のICT教育
探究学習や日々の授業でも、生徒たちは自主的に工夫してタブレットPCを使いこなしています。探究学習や日々の授業でも、生徒たちは自主的に工夫してタブレットPCを使いこなしています。

 生徒は中2から1人1台Windows OSを搭載したタブレットPC『Surface Go』を持ち、校内にはWi-Fiや電子黒板を整備しています。すでにWordやExcel、PowerPointなどのOfficeアプリを学習で大いに活用しており、マイクロソフト社からは教育ICT先進校として認定されています(※2)。

「多くの企業や大学ではWindows OS搭載のパソコンを使用し、WordなどOfficeのアプリケーションを活用しています。そこで、大学や社会人生活へスムーズに移行できるよう、マイクロソフト社のOSとデバイスを用いています。大学での学びに役立ち、社会人になった時に即戦力となるスキルを身につけることが本校のICT教育の目標なのです」(杉山先生)

※2 2016年に「Associate Showcase School」に認定。その後、認定名称が「Microsoft Showcase School」に変わり、2020年3月3日に日本の中学・高等学校では初の調印式が行われました。この認定を受けるのは、全国で2校目です。

(この記事は『私立中高進学通信2020年11月号』に掲載しました。)

足立学園中学校  

〒120-0026 東京都足立区千住旭町40-24
TEL:03-3888-5331

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