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私立中高進学通信

2020年9月号

コロナに負けない!私学のアクション

佼成学園中学校

ICT教育の蓄積を活かして
いち早く双方向型の
オンライン授業を開始

緊急事態宣言が解除された日に、同校の先生方が一斉にオンラインでL(LIFE)サイン。医療従事者に感謝を届けました。同校ではさまざまな形で、生徒たちに学びのきっかけとなるメッセージを届けています。

緊急事態宣言が解除された日に、同校の先生方が一斉にオンラインでL(LIFE)サイン。
医療従事者に感謝を届けました。同校ではさまざまな形で、生徒たちに学びのきっかけとなるメッセージを届けています。

リアルタイムでのやりとりにこだわる
こだわりポイント
  1. 4月2日からオンライン授業を
    スタートさせたスピード感
  2. iPadやスマートフォンのカメラを
    フル活用したライブ感あふれる
    双方向型のオンライン授業
  3. 卒業生とリアルタイムでつないで
    アクティブな探究イベントを実施

 2015年に全教室に電子黒板を整備、2016年より1人1台のiPadを導入し、ICT化を進めてきた同校。コロナ禍での休校時にも、いち早くオンライン授業を導入しました。

 多くの学校が春からの授業を取り止める中、同校では4月2日から高3のオンライン春期講習を開始。4月13日からオンライン授業を順次スタートさせ、6月中は教員がリアルタイムで行うオンライン授業を、1日4時間、6学年すべてに提供しました。

 同校が採用したのはオンライン会議システムのZoomです。これには理由がありました。

「休校が決定した直後に、ITに詳しい教員がさまざまなオンライン双方向型のシステムを積極的に調べてくれました。そして、双方向での会話のタイムラグを計測し、ほぼリアルタイムでコミュニケーションできたのがZoomだったのです」と、青木謙介教頭先生は話します。

 リアルタイムでのやりとりにこだわったのには、同校のポリシー「学びを止めない」「生徒とつながる」に深く関係します。

「休校中であっても、ただ映像授業を流したり、課題を配信したりするだけではなく、互いに会話をしながらものを伝えていく、教員が生徒の様子を把握しながら教育活動を進めることが望ましいと考えました」

 と、広報担当の南井秀太先生は言います。その結果として、各教員が創意工夫する、ライブ感のあるオンライン授業が実現しました。

「教員も休校中はZoomで会議を行い、学校全体でオンライン学習の指導計画を立てていきました。そして、計画に沿って各教科の学びが進められるよう、授業内容のすり合わせをしながら双方向授業に取り組んだのです」
(青木先生)

「学びを止めない」がキーワード

 6月から分散登校を実施する学校が多い中、同校は6月中は各学年、1日~3日程度の分散登校とし、30日までオンライン授業を継続しました。

「効率がすべてではないですが、登校してもクラスや学年を半分に分けた授業などということになると、どうしても授業の進みが遅くなってしまいます。また、本校には遠方から通う生徒もいて、感染のリスクも考えられます。この2点を考え、1日4時間のオンライン授業を継続したほうが良いと判断しました」(青木先生)

 3カ月間のオンライン授業を経て、7月から全日登校としました。

「体制がすでに整っているので、もしもコロナ禍の第二波が来ても、いつでもオンラインに戻れる。これが本校の強みです」と青木先生。

 南井先生も「4月、生徒との連絡用に使用しているアプリClassiでシステムトラブルが起きた時も、本校ではICT委員の教員がすぐにGmailアカウントを全生徒分用意し、翌日にはメールで連絡が取れるようになりました。休校期間を乗り切ったことで、今後、何かあっても学びを止めることなく進められるという自信がつきました。これは本校のアドバンテージです」と、話します。

 2021年度中学入試に関しては、 すでにオンラインで入学説明会を実施しています。

「ぜひ、多くの受験生に本校の“学校全体”でのICTを活用した学びの場を紹介していきたい」

 と南井先生は言います。

 新型コロナウイルス感染症問題の終息を願うと同時に、この問題にしっかりと向き合う同校。「学びを止めない」「生徒とつながる」をスローガンに、在校生はもとより、今後入学する生徒にとっても安心して学べる環境を提供する。そんな自信さえうかがえました。

コロナ対策事例1
ライブ感あふれる双方向のオンライン授業

 安定した通信を行うことができるZoomの利点を活かし、ライブ感あふれる授業が展開されました。

 ただ教員が板書しながら話す様子を流すのではなく、スマートフォンのカメラをフルに使った躍動的なオンライン授業は、生徒を引き込み魅了します。時には理科室での実験をライブ配信することも。実験が成功すると、画面越しに生徒から歓声が上がります。生徒に簡単な材料を用意してもらい、Zoomでつながりながら、教員と生徒が一緒に実験に取り組む授業も行われました。

 聞く・見る授業だけでなく、演習問題も実施。緊張感を持って解いた課題は授業後にオンライン上で提出し、理解度をしっかり確認できます。

 心配な様子が見られた生徒には、次の授業の教員に引き継ぎをして、個別に声をかけることも。先生たちのきめ細かなフォローが、休校中でも生徒たちを支えました。受験生向けに大学生が担当するチューター講習や、各学年で、個別相談もオンラインで実施しています。

各教科の先生方が創意工夫をして授業を実施。各教科の先生方が創意工夫をして授業を実施。
メダカの血流を説明する理科の授業。映像や画像を使い、わかりやすく説明。メダカの血流を説明する理科の授業。映像や画像を使い、わかりやすく説明。
理科室で教員が実施している実験をライブ配信。臨場感あふれる映像に、生徒は引き込まれました。理科室で教員が実施している実験をライブ配信。臨場感あふれる映像に、生徒は引き込まれました。
コロナ対策事例2
海外の先輩ともZoomで!オンライン探究活動
荒井さんは鳥取から、橋本さんはローマからの参加。海外や地方で学ぶこと、社会とつながる経験を本人から聞くことができ、多くの生徒の心に残る体験となりました。荒井さんは鳥取から、橋本さんはローマからの参加。海外や地方で学ぶこと、社会とつながる経験を本人から聞くことができ、多くの生徒の心に残る体験となりました。

 日頃から探究活動に力を入れている同校。休校時は対面での探究活動が難しくなりました。そこで開かれたのが、全学年向けのオンラインでの探究ゼミです。卒業生とZoomでつなぎ、海外での経験を後輩たちに語る『飛び出せガッコウ!~BREAK THE WALL~』(第1回)が行われました。

 登場した卒業生は、ウガンダへ農業普及のための留学をしたのち、鳥取大学大学院で農業テクノロジーの研究をしている荒井悠太さん、ローマ大学で建築修復理論を学ぶ橋本欽央さんの二人。

 講演のあとにはトークセッションの時間も設けられ、生徒たちから先輩方にさまざまな質問が飛び交いました。

「Zoomを使えば海外にいる卒業生とも、気軽につながることができます。今後もオンラインの強みを活かした探究イベントを工夫し、実施していく予定です」(南井先生)

コロナ対策事例3
登校時の対策も万全!検温&消毒で生徒を守る
教員が見守る中、次々と登校する生徒たち。教員が見守る中、次々と登校する生徒たち。

 6月1日から登校日を設け、出席人数を調整し、学年ごとに異なる日を登校日として設けました。エントランスには非接触型の検温システムや、手指の消毒液などを完備。

 受験生向けにはオンライン説明会を実施しており、気軽に参加できる点が保護者にも好評です。

スピーディーな休校時の取り組み
3月2日~ 臨時休校
4月2日 オンライン春期講習を開始
4月8日 各学年オンラインホームルームを開始(毎朝8:30)
4月13日 中2・3生、高2・3生のオンライン授業を開始(1日3時間)
4月15日~24日 中1生のオンライン個人面談実施
4月16日 高1生のオンライン授業を開始(1日3時間)
5月2日~6日 高2生・高3生のオンライン GW特別講習
5月7日 中1生のオンライン授業を開始(1日3時間)
5月11日 オンライン授業を1日4時間に(中1生は18日から)
5月16日 全学年オンライン保護者懇談会
5月23日 オンライン探究イベント「飛び出せガッコウ! ~BREAK THE WALL~」実施
以降6月30日まで オンライン授業継続
進学通信 2020年9月号
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