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私立中高進学通信

2020年9月号

今こそ実感!大学附属校・付属校 ここが好き

日本大学豊山中学校

“学部選び”重視の進路指導で
現役合格率96.1%!

左から真利久ファルハン先生、河合光雄さん、三木優さん、田中正勝先生。

左から真利久ファルハン先生、河合光雄さん、三木優さん、田中正勝先生。

学部見学、高大連携教育で
現役進学率96%!

 日本大学の付属校の中で、唯一の男子校である同校は、96%の現役大学進学率を誇ります。中1・中2では、多様な生徒が価値観をぶつけ合いながら男子校ライフを送り、中3から進路別にクラスが分かれます。特進クラスは難関大学、進学クラスは日大進学が目標です。日大の推薦権を持ちながら、国公立大学を受験することも可能です。

「進学先は偏差値や大学名ではなく、しっかりと学部で選びなさい」と指導するのは、広報主任の田中正勝先生。中高一貫の6年間をフルに使って、将来どういう方向に進むのかを考えた上で、学部選びをすることを大切にしています。

 中3になると、興味のある職業について“調べ学習”を行い、その職業に関連する日大の「学部見学」を行います。副主任の真利久ファルハン先生は、次のように話します。

「中3の学部見学は本校の大きな特徴で、日大の各学部・学科へ行って大学の先生のお話をうかがいます。例えば、理工学部を見学すると、『最先端の設備が整っている。将来ここで勉強したいと思った』という生徒もいれば、元々数学が得意で、何となく理系を志望していたが、学部見学で『違うかもしれない』と気付き、そこから将来や学部選びについて真剣に考え始めた生徒もいました」

 実際に大学を見るチャンスがないまま志望校を決める高校生もいる中で、「本校のように、中3で学部見学をすることには大きな意義があります」と真利久先生。16学部87学科を擁する日大と連携することで、生徒が早い段階から多種多様な進路に出会うことができるのは、総合大学の付属校である強みでしょう。

「日大へ進学しやすいことが、本校の生徒や保護者にとっての“安心感”となっています。だからこそ、その先の学部選びに気持ちが向くのです。学部について熟考した結果の他大学受験も、積極的にサポートしています」

 また高大連携教育として、高校在学中の放課後に、日大の法学部、経済学部、生産工学部の授業を受けることができる「科目等履修生制度」も注目です。

「これは“お試し”ではなく、正式に履修登録をして行う講義なのです。例えば経済学部の授業を受けると年間4単位取れます。その生徒が日大経済学部に入った場合、124単位のうちの4つを事前に持っていることになるのです」(田中先生)

 さらに日大進学のために行われる「基礎学力到達度テスト」を見据え、夏・春休みなどに対策講座も行われています。

「日頃から生徒とたくさん会話して、自分らしい人生をクリエートできるよう“尖った付属校”として導いていきます」(田中先生)

日本大学各学部への進学状況(人)
法学部 63
文理学部 36
経済学部 50
商学部 28
芸術学部 17
国際関係学部 12
危機管理学部 10
理工学部 91
生産工学部 23
生物資源科学部 39
その他(短大を含む) 13
国公立・難関有名私立大学合格実績(人)
筑波大学 1
山形大学 1
山口大学 2
広島大学 1
慶應義塾大学 4
早稲田大学 2
上智大学 6
東京理科大学 10
学習院大学 3
明治大学 10
青山学院大学 6
立教大学 4
中央大学 7
法政大学 8
順天堂大学(医) 1
昭和大学(医・歯) 2
国際医療福祉大学(医) 1
北里大学(獣医) 2
埼玉医科大学(医) 1
酪農学園大学(獣医) 1
明治学院大学 2
東京薬科大学 2
卒業生インタビュー
文系から歯学部へ。固定観念にしばられない“自分の進路”を実現
昭和大学 歯学部 卒業 三木 優さん昭和大学 歯学部 卒業
三木 優さん

 昭和大学歯学部を卒業し、現在は同大学院1年生であると同時に、臨床研修医としての活動もスタートした三木さん。実は、高2まで文系でしたが、その後、理系に移って歯学部に進学した経歴を持っています。

「中3に進級する時、特進クラスに入れなかったことが悔しくて。この時、僕のスイッチが入ったのだと思います。この後、猛烈に勉強しました」と話します。

「中学の時に大学・学部を調べる機会があり、経済学部に興味を持ちました。でも高2でなぜ経済学部に行きたいのかを深く考えていなかったことに気付いて、『このまま進んだらまずい』と思いました。僕の父は医師で、人助けをしている姿を間近で見てきました。その姿に憧れて、両親に『医療系に進みたい』と話しました。大変だけど、なんとかなる! と思っていました」

母校受験の理由

豊山生だった兄の楽しそうな姿に影響を受けました。

実感する一貫教育の魅力

内進生や外進生、いろいろな価値観の生徒と関わり合えるところです。

 こうして三木さんは、理系に転向し、浪人生活を経て、昭和大学歯学部に合格しました。現在は研修医として充実した日々を送っています。

 自らの中高時代を振り返って、「中1・2の頃は進路について何も考えていなくて、部活動ばかりやっていました」と笑う三木さん。中3の大学・学部調べや学部見学が、進路を考え始めるきっかけになったと言います。

「初めて自分の興味を探ってみて、将来の職業探しを意識し始めました。そこで進路がはっきりと決まる人もいるだろうし、『これは全然違うな』と気付く人もいる。僕や河合くんのように、最初の目標とは違う道に行くケースもあると思うけれど、最初に考えるきっかけを与えてもらって良かったと思います。
 先生とは、進路についてたくさん話しました。僕が『理系に行きたい』と言い出した時、親と何度も面談をしてくださいました。そういう手厚いサポートもありがたかったです」

卒業生インタビュー
慶應法学部進学、司法試験合格へ
先生からのアドバイスに感謝します
慶應義塾大学 法学部 卒業 河合 光雄さん慶應義塾大学 法学部 卒業
河合 光雄さん

 慶應義塾大学法学部を卒業し、同大大学院法務研究科修了。2019年度司法試験に見事合格し、現在は最高裁判所の司法研修生として活動する河合さん。高校では理系を選択するつもりでしたが、先生との相談を経て文系を選択し、現在、法律家の道を歩んでいます。

「僕はもともと生物などが好きで、中3の頃までは理系に進みたいと思っていたんです。ところが、中3の担任で、中1の頃から数学を教わっていた先生に『理系は向いていないからやめたほうがいい』と言われたんです。その翌年から本当に数学と物理でつまずいてしまって…。実は中3の時には、生物好きもあって、学部見学で日大の生物資源科学部に行っていたのです。実際に見学して面白かったのですが、『ここで学びたい』という気持ちにはならなかったのです」

母校受験の理由

文化祭に来た時、ハキハキとあいさつしてくれる在校生に好感を持ちました。

実感する一貫教育の魅力

周りにいる仲間たちと切磋琢磨して成長し合えるところです。

 どうしようかと悩んだ末、担任の先生のアドバイスもあり、文系に進むことを決意しました。

「文系のクラスには『アイツには負けたくない』という仲間がいて、常にそれが原動力でした。
 高2の時、知的財産管理技能士の資格を取りたいと思って、法律を勉強し始めたら、その面白さに目覚めました。それがきっかけとなって、法学部に進路を定めました」

 紆余曲折を経て、AO入試で慶應義塾大学法学部に進んだ河合さんですが、「自分は豊山に入ったからこそ、進路を決められた」と断言します。

「私の場合は、先生に『理系は向いていないぞ』と言われたことが本当に大きかったと思います。それで人生変わりましたから。言われた当初は反発する気持ちもありましたが、豊山の先生は普段から生徒一人ひとりをよく見て、適切なタイミングで、的確なアドバイスをくださるのです。その信頼関係があってこそ。信じて良かったと思っています」

(この記事は『私立中高進学通信2020年9月号』に掲載しました。)

日本大学豊山中学校  

〒112-0012 東京都文京区大塚5-40-10
TEL:03-3943-2161

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