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私立中高進学通信

2020年9月号

心を育てる宗教行事

玉川聖学院中等部

同校は、牧師だった谷口茂壽先生が1950年に創立したプロテスタントのミッションスクール。谷口先生の教育方針に基づき、創立以来、朝の礼拝が毎日捧げられてきました。
この日、礼拝に出席したのは高3生約180名。毎日の礼拝を通して、生徒は考え、学び、健やかに成長していきます。

この日、礼拝に出席したのは高3生約180名。毎日の礼拝を通して、生徒は考え、学び、健やかに成長していきます。

自宅にいる生徒たちは
オンラインで礼拝に参加

「おはようございます。これから朝の礼拝を始めます。前奏のうちに心を鎮めましょう」と、谷口ホールの壇上から学院長の安藤理恵子先生が生徒たちに語りかけました。6月25日(木)の朝の礼拝の様子です。この日は新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた分散登校が行われていたため、出席したのは高3生のみ。中1生から高2生まではオンラインでの礼拝となります。

 黙想の後、讃美歌9番「力の主を」を、ホールにいる生徒は感染防止のために心の中で、自宅で礼拝に参加している生徒は声を出して歌います。続いて安藤先生は祈りを捧げ、新約聖書、ルカの福音書5章17節から26節までを朗読しました。そして生徒に「イエス様は私たちの真剣さに向き合ってくださり、その思いにきちんと応えてくださいます」とメッセージを届けました。

礼拝に始まり、終礼に終わる
学校生活の中で豊かな心を

「朝の礼拝は毎朝、8時20分から40分まで中高別に行われます。礼拝でのメッセージはクリスチャンの教員で分担し、司会は生徒が担当します。
 そして授業が終わるとクラスごとに教室で終礼を行います。終礼は生徒が順番に、心に響いた聖書の言葉を紹介して、感じたことなどを話し、お祈りします。
 コロナ禍の影響で自宅学習期間となり、毎朝一緒に礼拝をお捧げできなくなったことをきっかけに、安藤学院長が聖書の言葉と励まし、お祈りのコラムを毎日、本校ホームページに載せることになりました。自宅で多くの不安と恐れの中にいるであろう生徒たちの心に、大きな励ましと安らぎを与えたことと思います。Web授業ができるようになってからは、朝の礼拝や最後の終礼もオンラインで行い、創立以来大切にされてきた礼拝から、豊かな力をいただいています」(高等部教頭/土屋くによ先生)

 中学生は毎週日曜日に、高校生は月に1回自宅近くの教会に通います。中等部と高3では「聖書」の授業が週1時間あり、高等部では高2まで「総合科人間学」の授業が週2時間あります。「人間学」は、キリスト教の世界観に立って人間を、自分を、人生を考える授業で、地に足がついた真の自己理解、進路選択の土台となる学びです。こうした聖書や人間学の授業だけでなく、礼拝に始まり、終礼に終わるすべての学校生活を通して、生徒は豊かな心を育んでいくのです。

静かに目を閉じ、祈りに耳を傾ける生徒たち。新型コロナウイルス感染拡大が早く終息し、生徒全員が学校に来られるように、との祈りに心を合わせます。静かに目を閉じ、祈りに耳を傾ける生徒たち。新型コロナウイルス感染拡大が早く終息し、生徒全員が学校に来られるように、との祈りに心を合わせます。
メッセージを語る安藤理恵子学院長。一人ひとりの心を大切にし、道を示してくださる神様の愛が語られました。メッセージを語る安藤理恵子学院長。一人ひとりの心を大切にし、道を示してくださる神様の愛が語られました。
礼拝で使用するパイプオルガン。この日、登校した生徒は声を出さずに讃美歌の歌詞を味わい、事前に教員たちが収録した賛美に心を合わせます。礼拝で使用するパイプオルガン。この日、登校した生徒は声を出さずに讃美歌の歌詞を味わい、事前に教員たちが収録した賛美に心を合わせます。

イエス・キリストの生涯が描かれたステンドグラス。仰ぎ見るたびに生徒たちは、自分が神様に愛されたかけがえのない存在であることを実感します。イエス・キリストの生涯が描かれたステンドグラス。仰ぎ見るたびに生徒たちは、自分が神様に愛されたかけがえのない存在であることを実感します。
創立者の谷口先生の名を冠した谷口ホールの前には、先生が発刊していた「聖書生活」という冊子や、愛読書などが展示されたコーナーがあります。創立者の谷口先生の名を冠した谷口ホールの前には、先生が発刊していた「聖書生活」という冊子や、愛読書などが展示されたコーナーがあります。
「人間学」の学びの成果が凝縮されたノート。生徒はこのノートを一生の宝物として大切にします。就職活動で役立ったという卒業生もいるそうです。「人間学」の学びの成果が凝縮されたノート。生徒はこのノートを一生の宝物として大切にします。就職活動で役立ったという卒業生もいるそうです。

(この記事は『私立中高進学通信2020年9月号』に掲載しました。)

進学通信 2020年9月号
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