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私立中高進学通信

2020年4・5月合併号

注目! News and Topics

東邦大学付属東邦中学校

スペインからの留学生のスピーチが
文化の多様性を実感するきっかけに

2019年9月から2020年6月までがクラウディアさんの留学期間。

2019年9月から2020年6月までがクラウディアさんの留学期間。

 国際理解教育を特色ある教育の柱の一つとして位置づけている同校。国際交流室の先生方が生徒の国際理解、異文化と交流する機会についてサポートしています。その一環として、約60年にわたる高校生留学・国際交流の実績を持つ世界的な教育団体、AFS(※)の受け入れ校として、年に1人、他国からの留学生(高1)を迎え入れています。

 留学生との交流は在校生にとって、さまざまな文化や歴史的背景から

 多様性を学ぶきっかけとなります。2019年、スペインから同校へ来た留学生のクラウディア・エロスタルベ・リズンディアさんにお話をうかがいました。

※異文化学習の機会を提供する世界的な教育団体。加盟国は約60カ国、交流国は100カ国以上。

日本の伝統的な文化に
興味が深まる

 日本への留学を希望したのは、ヨーロッパと日本の文化に大きな違いを感じ、興味を持ったからだとクラウディアさんは言います。

「AFSのテストを一緒に受けた私のいとこは留学先にアメリカを選びました。私は受け入れ国のリストから日本を見つけ、『まったく違う文化の中で、新しい道が開けるのではないか』と希望しました。両親も『日本はすごくいい国ね。ぜひ行ってきなさい』と応援してくれました。
 いま、スペインの実家には、私と入れ違いで日本の高校生がホームステイしています。スペインに帰った時、ステイしている子に会えるかはわかりませんが、両親が日本に詳しくなっていると思うので、話をするのが楽しみです。」

 留学期間中は、ホストファミリーと日本各地を旅行したそう。

「北海道、長野、京都、沖縄などへ連れて行ってもらいました。京都は街並みがとてもきれいで、着物を着たりして日本の伝統的な文化に触れられました。
 スペインでは日本のアニメやマンガを日常的に目にしますし、友達にはアニメファンもいます。でも私は日本の伝統的な文化に一番関心がありますね」

スペインにはない
日本の学校行事
所属する美術部で、ハロウィンやクリスマスのパーティーを楽しみました。所属する美術部で、ハロウィンやクリスマスのパーティーを楽しみました。

 同校を訪れてまず驚いたのは、教室や授業時間中がとても静かだったことだそうです。

「スペインは授業中もすごくにぎやか。日本人は静かな時間を大切にしていてシャイだけど、とてもやさしくて親切ですね。すぐに慣れて、ホームシックもありませんでした(笑)。
 いまは、数学や物理などの授業を日本語で受けています。わからないところは、クラスメートに聞いて教えてもらっています。なかでも古典はとても難しくてクラスメートに相談したら、『日本人にとっても難しい教科だよ』と笑い話になりました。
 好きな教科は家庭科です。調理実習で和食、洋食、中華料理を作りました。日本の家庭料理をクラスメートと作ることができて、うれしかったです」

 同校に留学して2週間後には文化祭を体験。スペインでは文化祭や体育祭といった学校行事を行う文化がないため、すべてが初めての経験となりました。そこでも、クラスメートとの交流があったそうです。

「クラスメートとおそろいのTシャツを着て、一緒にイチゴカフェでケーキやクレープ、ミルクシェイクなどを作って販売しました。買ってくれる人がたくさんいて、うれしかったですね」

 1月に行われた学年集会では、スペインについて紹介するスピーチを日本語で披露しました。

「私はスペインのバスク地方、ビルバオに住んでいます。スペインといえばスペイン語を話すと思われがちですが、バスク地方はバスク語を話します。食べ物やお祭りなどの文化もスペイン語を話す地域とは異なります。そういった話を中心にスピーチをしました。このスピーチで私に興味を持ってくれて、話しかけてくれる在校生が増えましたね。とくに学校の時間割の話に驚いたと声をかけられます。ビルバオでは、フランス語、スペイン語、英語、バスク語と語学の授業が多いのです。それに、教科によっては教わる言語が決まっていることもあり、物理はバスク語で教わるのです。
 スピーチの原稿はホストマザーに相談したり、AFSを使ってイタリアへ留学が決まっている同じ高1生の佐藤佳穂さんに見てもらいました。スペインに在学していた時でも、学年全員の生徒を前にスピーチをする経験はなかったので、とても緊張しました。みんな熱心に聞いてくれて、とてもうれしかったです」 

 佐藤さんにクラウディアさんのスピーチの感想を聞きました。

「約300人いる高1生の前で、文化の多様性をわかりやすく話してくれました。スペインのこと、住んでいる地域の違いなど、日本との文化の違いを意識するきっかけになりましたね。貴重な体験になりました。堂々と日本語で話していて、素晴らしかったです」

イタリア留学への
アドバイスをもらっています
高1生 佐藤佳穂さん高1生 佐藤佳穂さん

 私はAFSの同じ制度を使い、9月から翌年6月までイタリアへ留学する予定です。

 クラウディアさんは東邦大学付属東邦では美術部に所属していて、私も偶然同じ部活動に所属しています。ほかの生徒から「彼女と話してみたい」ときっかけづくりを頼まれることもあります。4月には一緒に高2に進級できるので、うれしいです。留学先での過ごし方を、彼女を通して学んでいます。

学年集会でのスピーチは
在校生の良い刺激に
英語科・国際交流室/田久保 麻利子 先生

 スペインという一つの国の中でスペイン語だけでなくバスク語を話す地域があることなど、日本で過ごしていると考えもしない文化を在校生たちは知るきっかけになりました。毎年、高1で留学生を迎え入れることで、日本にいると気付くことのない海外の歴史や文化的な背景を考える良い機会となっています。留学生にとっても、本校の生徒にとっても、互いの文化を知る貴重な時間となってほしいですね。

留学生がクラスに
とけこめるよう見守る
広報部/上野 純也 先生
広報部/上野 純也 先生

 これまでにアメリカ、タイ、ノルウェー、ブラジルなどさまざまな国から留学生を受け入れてきました。留学生は教員がサポートするのではなく、生徒たちの自主性に任せています。本校の生徒たちは留学生を分け隔てなく受け入れ、毎年良い関係を築いています。そこに本校の多様性を認める文化が根付き始めていることを感じています。

(この記事は『私立中高進学通信2020年4・5月合併号』に掲載しました。)

東邦大学付属東邦中学校  

〒275-8511 千葉県習志野市泉町2-1-37
TEL:047-472-8191

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