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私立中高進学通信

2020年4・5月合併号

SCHOOL UPDATE

東京女学館中学校

英語劇『ロミオとジュリエット』
英語力や表現力を磨き
揺るぎない自信を得る

発表を終えた中3生たち。この日のためにキャスティングを話し合いで決め、ディレクター5名、マネジャー4名が全体をまとめながら練習に励みました。リーダーが複数なのは、同校がインクルーシブ・リーダーシップ(※)の育成に力を注いでいるからです。

発表を終えた中3生たち。
この日のためにキャスティングを話し合いで決め、ディレクター5名、マネジャー4名が全体をまとめながら練習に励みました。
リーダーが複数なのは、同校がインクルーシブ・リーダーシップ(※)の育成に力を注いでいるからです。

※1人のリーダーが牽引するのではなく、各々が主体的に課題を共有して、
インクルーシブ・リーダーシップを発揮し合い、集団全体の力を高めていく力のこと。

 ジュリエットに恋したロミオは庭に忍び込み、彼女がバルコニーにいるのを見つけて2人で愛を誓い合います……。シェイクスピア原作『ロミオとジュリエット』の有名な一幕です。演じているのは同校『国際学級』の中3生たち。中学3年間の学びの集大成として毎年1月、全員が『ロミオとジュリエット』を英語劇にして同校の記念講堂で発表します。

 131年の伝統を誇る同校の『国際学級』は、国際社会でリーダーシップを発揮できる女性の育成をめざして2004年に開設されました。その特色は、帰国生と一般生が共に学んでいること。そしてアメリカの学校のカリキュラムを独自にアレンジした『Language Arts』を導入し、英語圏の現地校に近いスタイルで授業を行うことです。

 国際学級創設以来、その教育に携わってきた国際学級主任のクリスタル・ブルネリ先生に話を聞きました。

「一般生でも英語圏以外の帰国生でも意欲があれば、『国際学級』を受験できます。入学後、英語の授業は英語力によって3つのクラスに分かれますが、理科や社会科など他の科目は一緒に受講します。共に学ぶ中で一般生は帰国生の英語によるコミュニケーション能力や、自分の意見を堂々と述べる積極性に強い刺激を受けています。反対に帰国生は一般生から、相手の気持ちを察する日本の良き文化を見習っています。

『Language Arts』ではマザーグースの作品やギリシャ神話など世界の文学作品を英文で読み、その内容についてグループでディスカッションしたり、プレゼンテーションしたりします。こうして身につけた素養をベースに、中3の夏休みから、アメリカの高校生が使う英語レベルのテキストを使用し『ロミオとジュリエット』を読み始めます。アメリカの学校ではempathy(共感)を大切にすることにならって、同校でも登場人物の気持ちを理解することを重視します。生徒たちは放課後を使って劇の練習に繰り返し励み、1月に下級生の前で上演するのです」

3年間の学びの集大成として英語劇を上演
一つの作品を創り上げることで、絆はさらに強まる
心に残るラストシーン。毎年、国際学級の中1生・中2生が鑑賞します。中2生は中3生に手紙を書き、劇を観てどう感じたか、自分が中3になったらどんな劇にしたいかなどを記します。心に残るラストシーン。毎年、国際学級の中1生・中2生が鑑賞します。中2生は中3生に手紙を書き、劇を観てどう感じたか、自分が中3になったらどんな劇にしたいかなどを記します。
有名なバルコニーのシーンを、気持ちを込めて表現する生徒たち。ロミオとジュリエットの役は、それぞれ6名の生徒が代わるがわる演じていました。有名なバルコニーのシーンを、気持ちを込めて表現する生徒たち。ロミオとジュリエットの役は、それぞれ6名の生徒が代わるがわる演じていました。
修道士ローレンス役を演じるM.K.さん(写真中央)。M.K.さんの目標は、病気になった人の心をケアして勇気づける職業に就くこと。そのために大学で心理学を学びたいそうです。修道士ローレンス役を演じるM.K.さん(写真中央)。M.K.さんの目標は、病気になった人の心をケアして勇気づける職業に就くこと。そのために大学で心理学を学びたいそうです。
 劇のパンフレット(写真左)と『ロミオとジュリエット』のテキストや台本です。パンフレットの表紙のデザインから文章の執筆まで生徒が担当しています。 劇のパンフレット(写真左)と『ロミオとジュリエット』のテキストや台本です。パンフレットの表紙のデザインから文章の執筆まで生徒が担当しています。
「『ロミオとジュリエット』は悲劇です。2人の愛を貫くための選択は、結局、悲劇を導いてしまいます。では、どのような行動を取れば、違う結果になったのか、授業でディベートします。こうして問題解決能力も育んでいくのです」(クリスタル・ブルネリ先生)「『ロミオとジュリエット』は悲劇です。2人の愛を貫くための選択は、結局、悲劇を導いてしまいます。では、どのような行動を取れば、違う結果になったのか、授業でディベートします。こうして問題解決能力も育んでいくのです」(クリスタル・ブルネリ先生)
生徒インタビュー

「一般生の私が『国際学級』に入ったのは、英語の授業を英語で受けることができるからです。『ロミオとジュリエット』ではディレクターを務めました。今年の劇では、舞台を1990年代の学校に設定し、ストーリーも少し変えています。劇の制作を通して、クラスの団結力もさらに強まりました」(中3/L.K.さん)

「帰国生と交流して英語の力を高めたかったので『国際学級』に入りました。中1の時はこの劇で、こんなにも長い英語のセリフの役を演じるとは想像もしませんでした。いざ、舞台に立ってみるとセリフが口からごく自然に出てきて、練習よりも感情豊かに表現できて成長した気がします」(中3/M.K.さん)

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