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私立中高進学通信

2020年2・3月合併号

ビジョン

共立女子中学校

伝統を守りつつ柔軟に変革

多様な人と共に学び、育てる自立・自活の精神
表現力の育成に力を入れる同校の英語教育。英会話の授業では、英会話のスキルだけではなく、ジェスチャーの指導がくり返し行われ、“伝わる話し方”が強調されていました。

表現力の育成に力を入れる同校の英語教育。
英会話の授業では、英会話のスキルだけではなく、ジェスチャーの指導がくり返し行われ、“伝わる話し方”が強調されていました。

創立以来、時代が求める女子教育を模索し、常に先進的な学びを推し進めてきた同校。
その根底にある多様性と柔軟性を意識した教育ビジョンと、実践例などを紹介します。

多様性を受け入れる土壌と
自立・自活の精神

「共立」の校名は、実業家や教育者などの立場が異なる34名の先覚者が発起人となり、共同して創立されたことに由来します。そうした成り立ちもあって、創立以来、複数の異なる意見や多様な価値観を受け入れ、合意形成をしていこうという方針が貫かれています。

 各学年で40人学級が8クラスという、都内の中高一貫校屈指の大規模な生徒数も大きな特徴です。帰国生も受け入れていますが、入学後はコース制を敷いていないため、得意なことや、興味・関心が異なる多様な生徒たちでクラスを編成しています。

 授業や部活動、行事でたくさんの生徒と関わることができ、さらに毎年クラス替えがあるため、自分にはない考え方や、知識を持った生徒たちと共に学ぶ機会が増えていきます。その中で、思考が深まり、視野が広がっていき、多様性を受け入れる資質が作られていくのです。

 その一方で、揺るぎない伝統教育も根づいています。

「本校には、どんな時代にも必要とされる力を育んできた積み重ねがあります。美術や音楽、技術・家庭科、体育にも満遍なく力を入れて学ぶリベラルアーツ教育。そして、日本古来の作法や美意識を身につける礼法の授業も行われています。これらの感性や人間性を育む伝統教育は、AI社会やグローバル化の中でむしろ保護者の方々の関心も高まっています」(広報部主任/金井圭太郎先生)

時代の変化に対応し
柔軟に変革を続ける

 知識・技能の活用力や論理的思考力、表現力を高める新科目『国語表現』の新設、受験生のコミュニケーション力を評価する『インタラクティブ入試』など、新たな試みを積極的に実践する同校。その指針となるのも、創立時から変わらない「自立を志向し、社会に貢献できる女性」の育成です。

「生徒を希望の大学に進学させることだけが、本校の役割ではありません。生徒たちには生涯を通して常に学び続け、生きがいを感じながら豊かな人生を送ってほしい。そのために必要な学力や教養はもちろん、これからは意欲や表現力を身につけさせることも本校の大切な役割だと考えています。
 女性の自立・自活を建学の精神とする本校は、これからの時代の女性の生き方に柔軟に対応できる教育を実践していきます」

発信する意欲が芽生える
英語教育
国際交流部主任で英語担当の石田大介先生国際交流部主任で英語担当の石田大介先生

 取材に訪れた日、ランゲージスクエア(※1)では、少人数制の取り出し授業が行われていました。ネイティブ教員が一人ひとりに問いを投げかけ、生徒の意見・発言を引き出すことを繰り返し、自分の意見を英語で正しく答えるプロセスを学んでいました。また、中1の英会話クラスでは、実際の場面を想定したペアワークを実施。英語を話すスキルに加え、ジェスチャーの指導が繰り返し行われていたことが印象的でした。

「英語の授業ではアウトプットの機会を意識して増やしています」と石田先生。生徒が少しずつ挑戦を重ねながら自ら英語力を伸ばしていけるよう、オンライン英会話やイングリッシュシャワー(短期集中英語講座)、東京グローバルゲートウェイ研修、海外研修プログラム(7カ国)なども行い、今後より充実させていく予定です。

問いかけと発話を繰り返すインタラクティブな英語の取り出し授業の様子。

問いかけと発話を繰り返すインタラクティブな英語の取り出し授業の様子。

※1 ランゲージスクエア…校内に設置された英語施設。ネイティブ教員が常駐しており、放課後に英会話を楽しんだり、英語を使ったイベントを実施したりなど日常的に行っています。

思考力や表現力の土台となる
国語教育
広報部主任で国語担当の金井圭太郎先生広報部主任で国語担当の金井圭太郎先生

「私たちは“ことば”を組み立てて思考するのですから、この土台がなければ思考力や表現力を伸ばすことはできません。だからこそ、その力を育むベースとなる国語教育には力を入れています」

 と金井先生が言うように、強いこだわりをもって国語教育に取り組み、読解力や思考力を培ってきた積み重ねが同校にはあります。

 読書感想文への添削指導を50年以上にわたって毎月行い、口語文法や古典ではオリジナルテキストを使用してきました。近年はブックトークやビブリオバトル(※2)などの活動も加わり、2018年からは「書く」「話す」「聞く」力を伸ばすことを目的とした新科目『国語表現』が中1~中3に週1時間設けられました。

少人数制で表現力を伸ばす新科目『国語表現』の授業風景。ニュース記事を読み比べてメディアでの表現について議論していました。

少人数制で表現力を伸ばす新科目『国語表現』の授業風景。
ニュース記事を読み比べてメディアでの表現について議論していました。

※2 ビブリオバトル…生徒がそれぞれおすすめの本を紹介し、観客全員でどの本を一番読みたくなったかを多数決で決める書評合戦。上位入賞者は外部大会に出場します。

合意形成のプロセスも学ぶ
理科教育
同じ6個のレゴパーツでアヒルを作らせ、結果、さまざまな形のアヒルができあがることから、視覚的に多様性を体感させます。同じ6個のレゴパーツでアヒルを作らせ、結果、さまざまな形のアヒルができあがることから、視覚的に多様性を体感させます。

 多数の人と合意形成をする資質を育む教育方針は、理科教育にも貫かれています。

「授業では、学校というリアルな場でこそできることを大切にしています。それは、実験したり考察したことを書いたりして、実際に手を動かすこと、そして、自分以外の人と意見を交換したり共有することです。
 例えば、中2の春に、赤と黄の6個のレゴパーツを組み立てて生徒にアヒルを作らせます。すると異なる形のさまざまなアヒルができます。そこから人と意見が違うことは当然だと視覚的に見せ、答えは1つではないと学ばせて、自分の考えを表現する雰囲気づくりや意識の芽生えを促します。
 こうした気付きを与えることが、自分で考えることの練習になり、他者との合意形成に到るプロセスを学ぶことにつながるのです。
 科学的な合意形成のプロセスは、世界共通のものです。言語が通じなくても文化が違っても、共有できるものであり、これからの社会で必ず役立つはずです」(理科/桑子研先生)

理科の授業では、ICTやアプリなど新しいツールを積極的に活用しています。「授業の先進性や利便性ではなく、それを使って何を伝えているかに注目してほしい」と桑子先生。

理科の授業では、ICTやアプリなど新しいツールを積極的に活用しています。
「授業の先進性や利便性ではなく、それを使って何を伝えているかに注目してほしい」と桑子先生。

(この記事は『私立中高進学通信2020年2・3月合併号』に掲載しました。)

共立女子中学校  

〒101-8433 東京都千代田区一ツ橋2-2-1
TEL:03-3237-2744

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